SATETOでたびたび登場していただいている料理家の松竹智子さん。【“食”を伝える】をコンセプトにした「深草」を主宰し、イベントや料理教室、ワークショップなども開催しています。
そんな松竹さんが提案してくださるレシピは、移りゆく季節に寄り添いながら、素材の旨味や色味を存分に活かしたものばかり。そのうえ、時短テクニックのアイデアが満載で、アレンジが効くレシピも多いので、日々の食卓に取り入れやすいのが特徴です。
今回は、季節の変わり目や気温の変化で食欲が減退しがちな春夏の食卓に並べたい松竹さんのレシピをまとめてご紹介します。
[ 松竹さんのレシピINDEX ]
・パン
・おつまみ
・おやつ
メインのおかず
セロリととうもろこしで新食感!
「とうもろこしとセロリの和風豆腐」
とうもろこしとセロリのシャキシャキした食感と甘みや香味、豆腐のやさしい味わいを生かしたレシピです。甘辛い味付けの中に、セロリや生姜の香味がしっかり効いた、ご飯がすすむメインディッシュです。
豆腐が主役のヘルシーおかず
「豆腐ステーキのあさりあんかけ」
しっかりとした食感で調理の仕方次第でお肉のようにもなる木綿豆腐はメインディッシュにもおすすめの食材です。味付けを和風にしたり、あさりを鶏ひき肉に変えたりと、アレンジもしやすいレシピです。
コク×酸味でご飯がすすむ!
「豚ひき肉としめじとブロッコリーのバターポン酢炒め」
ブロッコリーのシャキシャキ感が、しめじと豚ひき肉の旨みを引き立ててくれる一品です。ひき肉は豚でも鶏でもOK。豚バラ肉に変えるとさらにボリュームのある一品になります。
ほどよい梅の酸味がクセになる
「乾燥ごぼうと豚肉きのこの梅ごま炒め」
年中いつでも手に入り、カットの手間が省ける乾燥ごぼうを使います。ごぼうときのこの食感が楽しく食べ応えのあるひと皿。梅肉でさっぱりといただきます。フライパンでササッと炒めるだけで仕上がるのもうれしいポイント。
ホットプレートパーティに!
「バーニャカウダやチーズのソース」
食卓の中心にホットプレートを置き、カットした野菜とソースを並べるだけのバーニャカウダのレシピです。子ども向けにチーズフォンデュ風のチーズソースと、大人向けに濃厚な甘みと酸味が特徴のバルサミコのソースも作って、3種類を味変しながらいただきましょう。おいしい料理にきっと会話も弾むはず!
小さなおかず
とろけるほたてとレモン醤油の風味が相性◎
「ほたてとレモンの和風カルパッチョ」
新鮮なほたてが手に入ったら、やっぱり生のまま大胆にいただきたいもの。さっぱりとしたレモンと醤油のコラボレーションが、ほたての旨みをひきたてます。カルパッチョの分量さえ覚えておけば、他のお刺身でもアレンジ簡単!うち飲みタイムやホームパーティにおすすめですよ。
いつもとひと味違った豚汁に
「夏野菜の豚汁」
ふだんの豚汁にちょっとした変化をつけたいというときにおすすめ。トマトやオクラなどの夏野菜と生姜でさっぱりと仕上げた夏の豚汁です。アクセントにすりごまをたっぷり振りかけることで香ばしさがプラスされ、暑い日でもついつい食が進みますよ。
プリッと焼いたほたてを和えるだけ
「ほたてとブロッコリーの粒マスタード和え」
生だと、とろりとした食感と甘みが魅力のほたては、火を通すことで魚介ならではの香りが際立ち、料理の味わいをぐっと引き締める力も持っています。刺身用のほたてを使えば、サッと火を通すだけでOK。外はプリッと香ばしく、中はとろりと半生の食感が味わえます。
これひとつで栄養たっぷり!
「セロリの葉のきんぴら」
ついつい捨ててしまいがちなセロリの葉は、ビタミンB1.2、ビタミンC、食物繊維、βカロチンなどが豊富に含まれています。せっかくなら余すところなく、きんぴらにしていただきましょう。サッと作れてご飯が進む一品です。
お漬物で簡単デリ風アレンジ
「しば漬けと卵のポテトサラダ」
脇役になりがちな「しば漬け」ですが、料理に使うと、さわやかな酸味と食感、そして紫の彩りがとってもいい仕事をしてくれます。色味も加わって、ちょっぴりオシャレなデリ風に仕上がります。お弁当やおつまみにはもちろん、パンに挟んでもおいしい!
オーブンor電子レンジで手軽にできる!
「ドライトマト」
傷みの早いミニトマトは、安いときにまとめ買いして乾燥させておくと、パスタやピザ、ソースなどいろんな料理に使えて便利です。煮沸した清潔な容器に入れてオイル漬けにしておけば、1ヵ月ほどは保存できますよ。
ごはんもの
シンプルだけど食べ応え抜群
「しめじの豚丼」
たっぷりのしめじが主役の丼レシピです。豚肉と一緒にちゃちゃっと炒めてトッピングさえ作っておけば、あとはご飯にのせるだけ、という時短メニューで、休みの日のランチにも重宝しますよ。
具材4つで簡単
「ツナとキムチのキンパ」レシピと巻き方
ご飯に混ぜた香ばしいごま油が食欲そそる、韓国風海苔巻きです。辛いのが苦手なお子さんには、具をゴボウサラダに変えて、食べやすい味に。持ち寄りパーティや運動会のお弁当などにもぴったりです。
高菜を使った和歌山の郷土料理
「めはり寿司」レシピと九州版アレンジ
和歌山県・熊野地方で山仕事や農作業のお弁当として昔から愛されてきた郷土料理です。真ん中に入れ込んだシャキシャキの「刻み高菜」と、まわりに巻いたやわらかな「高菜の葉」が楽しい食感を生み出します。九州ならではの素材を使った九州版めはり寿司もおしえてもらいました。
冷たいパスタ
生クリーム不要&牛乳で簡単!
「アボカドとミルクの冷製クリームパスタ」
アボカド、トマト、生ハムなど、さっぱりした食材を使ってシンプルに仕上げるパスタです。ベースとなるのは牛乳。食材の持つおいしさを最大限生かすために、味付けはシンプルに仕上げています。
シーザードレッシングをからめて完成
生クリームいらずの「冷製カルボナーラ」
濃厚なチーズの味わいがクセになるシーザーサラダドレッシングをベースにしたカルボナーラスパゲティ。爽やかな酸味と芳醇なチーズの香りが、食欲をそそります。サラッと食べられてしまうので、暑い時期にもおすすめです。
パン
朝ごはんにぴったり!
バラエティに富んだ「オープンパンサンド」
パンにのせるだけで朝からテンションが上がって一品で栄養もばっちり!手軽にできるパンサンドのアイデアです。定番のツナやチーズだけではなく、作り置きの和風おかずもパンサンドに変身!惣菜パンのような意外なおいしさに驚かされます。
おつまみ
ピリ辛ガーリックがあとひくおいしさ
「枝豆のチリガーリック風味」
さやのままの枝豆に、ガーリックと唐辛子を和えてスパイシーな味わいに仕上げました。にんにくの風味とピリッと辛い唐辛子の組み合わせは、おつまみにもぴったり。ごま油の香りが食欲そそります。
冷めてもカリッとおいしい
「枝豆とクリームチーズの揚げワンタン」
枝豆とクリームチーズを合わせた一口おつまみ。味付けいらずで、用意した材料をワンタンの皮で包んで揚げ焼きするだけなので、誰でも簡単に作れます。揚げたてはカリッ&とろっととろけるクリームチーズと枝豆の食感が最高!もちろん、冷めてもおいしいですよ。
ゆず味噌の風味が口いっぱいに広がる
「しいたけのゆず味噌焼き」
しいたけにピリッとアクセントが効いたゆず味噌を塗ったら、あとは魚焼きグリルやトースターにお任せ!しいたけのジューシーさと味噌の濃厚さが際立たせ合い、ビールに合うこと請け合い!ゆず味噌はたっぷり作っておけば、厚揚げに塗ったりキュウリなどの野菜に添えたり、アレンジ次第で色々楽しめます。
おやつ
卵・ゼラチンなし。牛乳と片栗粉の簡単レシピ
「とろ〜りミルクプリン」
手づくりおやつの中でも人気のプリン。卵を使わない牛乳たっぷりのミルクプリンは、蒸したりせず簡単に作れるのが魅力です。ゼラチンや寒天の代わりに片栗粉を使用しているので、思い立ったときにすぐ作ることができますよ。
ホットケーキミックスで失敗知らず!
ほうれん草とトマトの「ケーク・サレ」
見た目は甘いケーキのようですが、野菜をたっぷりと詰め込んだチーズ風味の惣菜ケーキ。ホットケーキミックスに野菜を混ぜて焼くだけなのに、見た目もオシャレで食べ応えもあります。焼き立てはもちろん、冷めてもおいしいですよ。休日のランチにもぴったりです。
教えてくれたのは/松竹智子
料理家。福岡市内で料理教室や食のイベントをおこなう「深草」を主宰。フードスタイリストとして、食品関係企業のレシピ提案やスタイリングなども数多くおこなっています。