
冷奴やお味噌汁などに大活躍の豆腐。脇役としてのイメージが強いですが、調理の仕方によってはご飯のおかずにもぴったりの、メインディッシュにもおすすめの食材です。今回は、木綿豆腐が主役のレシピをご紹介します。教えてくれるのは、料理家の松竹智子さんです。

▲ 今回レシピをご提供くださったのは料理家の松竹智子さん。旬の食材を中心としたオリジナリティ溢れるレシピを、日々の食卓に取り入れやすいかたちで提案されています。

あさりと野菜の旨みがたっぷり絡む
豆腐ステーキのあさりあんかけ

ご紹介するのは、こんがり焼いた木綿豆腐にあさりの旨みたっぷりのあんをかけていただくレシピ。絹ごし豆腐と比べると水分量が少なく歯ごたえがしっかりしている木綿豆腐は食べ応え抜群で、思った以上にお腹を満たしてくれます。
\ 松竹さんからのひとこと /

材料(2人分)
- 木綿豆腐…1丁(約380~400g)
- 殻付きあさり…約300g
- にんじん…1/5本
- 絹さや…8〜10枚
- にんにく…1/2片
- 生姜…1/2片
- 片栗粉…大さじ1と1/2
- サラダ油…大さじ2
- ごま油…小さじ1
- 塩・こしょう…適量
- (A)
- オイスターソース…大さじ1
- 鶏がらスープ(顆粒)…小さじ1
- 酒…大さじ1
- 水…200ml
- (B)
- 片栗粉…小さじ1と1/2
- 水…大さじ1
下準備
・木綿豆腐は軽く水切りし、一口大のサイコロ状にカットしておく。
・あさりは海水程度の塩水に数時間浸け、砂抜きしておく。
・にんじんは千切り、絹さやは筋を取っておく。
・生姜とにんにくはみじん切りする。
・(A)の調味料を混ぜ合わせておく。

作り方
1.野菜を湯通しする
沸騰した湯の中ににんじんと絹さやを入れ、20秒程度茹でたらザルにあげる。絹さやは粗熱が取れたら千切りにする。

2.豆腐を焼く
木綿豆腐に片栗粉をまんべんなくまぶす。サラダ油(半量)をひいたフライパンを中火で熱し、焼き目がつくまで焼く。全体に焼き色を付けたら、盛り付け用のお皿に上げておく。

松竹さんに教わったポイント:
■ 衣は焼く直前に
片栗粉をまぶして時間が経つと、豆腐の水分を吸収してべちゃっとなってしまいます。片栗粉は、焼く直前に豆腐全体にまぶします。この片栗粉が衣になって、あんかけと絡みやすくなり、味なじみも良くなります。
3.あんかけをつくる
フライパンに残りのサラダ油と生姜、にんにくを入れ、弱火で炒める。香りが出てきたら(A)の調味料を加え、ひと煮立ちさせる。

4.あさりを加える
3のフライパンにあさりを加えたら中火にして蓋をし、あさりの口が開くまで2〜3分ほど蒸し焼きにする。

5.野菜と水溶き片栗粉を加える
あさりの口が開いたらすぐに1のにんじんと絹さやを加え、(B)を混ぜ合わせた水溶き片栗粉を回しかけてサッと煮立てる。塩・こしょうで味を整え、ごま油を回しかけたら火を止める。

松竹さんに教わったポイント:
■ あさりを加熱し過ぎないように
あさりを加熱しすぎると身がかたくなってしまうので、口が開いたら手際よく野菜と水溶き片栗粉を入れ、味が整ったらすぐに火を止めます。
6.完成
2の木綿豆腐に5のあんかけをかける。

このレシピで使えるコープ関連商品

木綿とうふ 130g×3個
少量パックで使いやすい
ボブさんグループの大豆を使用した、半丁ほどの大きさの木綿豆腐です。にがり(塩化Mg)使用

活あさり
栄養たっぷり旬の味
熊本県有明海よりお届けします。調理前に軽く砂抜きして下さい。
豆腐料理ってご飯のおかずになるの?という先入観があったのですが、衣にあんかけがしっかり馴染んで、オイスターソースの風味が思った以上にご飯と好相性。木綿豆腐ならではのしっかりとした食感も相まって、主菜としてお腹を十分に満たしてくれる一品に仕上がりました。あさりを鶏ひき肉に変えたり、お好みの野菜を増やしたりと、アレンジも効きやすい嬉しいレシピです。
(SATETO編集部 堀尾)
教えてくれたのは

- 松竹智子
- 料理家。福岡市内で料理教室や食のイベントをおこなう「深草」を主宰。フードスタイリストとして、食品関係企業のレシピ提案やスタイリングなども数多く手がけている。
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