うち飲みタイムやホームパーティには、手軽にサッと作れて、見た目もお洒落、かつおいしい!という、いいことづくめの一品があるととっても重宝します。こんな時におすすめなのが、刺身用の魚介やローストした牛肉を薄く切ったものにオリーブオイルやソースをかけて食べる料理、カルパッチョ。作り方はいたってシンプルなので、ご家庭でも気軽に挑戦できるレシピです。教えてくれるのは、料理家の松竹智子さんです。
▲ 教えてくれたのは、料理家の松竹智子さん。旬の野菜を中心に、日々の食卓に取り入れやすいレシピを提案されています。
簡単でおしゃれな一品 カルパッチョとは?
薄くスライスした生の魚介類や肉に、オリーブオイルやレモン、ビネガー、塩、こしょうなどの調味料をかけて味付けしたイタリア料理。前菜やおつまみとして最適です。
カルパッチョにおすすめの海鮮は?
サーモン、マグロ、タイなどの魚類のほか、ホタテ、タコ、エビ、イカなどもおすすめです。いずれも新鮮な刺身用の魚介類を用意しましょう。
とろけるホタテとレモン醤油の風味が相性◎
ホタテの和風カルパッチョ
調理時間:約20分
今回の主役は、ホタテ。生でも炙っても炒めても煮てもおいしいほたてですが、新鮮なホタテはやっぱり生のまま大胆にいただきたいもの。そのとろりとした食感と甘みは、どの魚介類とも違うおいしさがあります。松竹さんが教えてくれたのは、そんなホタテの味わいを自家製のソースで味わうカルパッチョ。さっぱりとしたレモンと醤油のコラボレーションは、ホタテにぴったりです。
\ 「ホタテの和風カルパッチョ」の調理のポイント /
ホタテのカルパッチョ」をおいしく仕上げるコツ
新鮮なホタテを選ぶ
貝柱の表面が白っぽく濁っているものは避け、透明感がありツヤのあるものを選びましょう。軽く押してみて弾力があるものが新鮮です。
薄くカットする
厚みのあるホタテは半分に薄くスライスします。やや厚みがある方が、食感が引き立ちます。
ソースは食べる直前にかける
酸味のあるソースは、食べる直前にかけるとホタテの食感が失われません。今回はレモンを使ったソースのため、直前にかけていただきます。
「ホタテの和風カルパッチョ」の材料(2人分)
- 刺身用ホタテ…約100g(大5〜6個程度)
- かいわれ大根…1/2パック
- ベビーリーフ…1/2袋(両手のひら一杯程度)
- [A]
- オリーブオイル…大さじ1
- 醤油…大さじ1
- レモン汁…大さじ1
- 塩…小さじ1/3
- ブラックペッパー…少々
「ホタテの和風カルパッチョ」の下準備
・かいわれ大根は半分の長さに切り、ベビーリーフとともにサッと水洗いして水気を切っておく。
「ホタテの和風カルパッチョ」の作り方
1.ホタテを切る
ホタテの水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、厚みを半分に切る。
■ 薄くカットする
厚みのあるホタテは、半分にカットしましょう。ソースが絡みやすく、食感も楽しめます。単純に、食べられる数が増えるのも嬉しいですね(笑)
2.ソースを作る
[A]の調味料をボウルに入れて、よく混ぜ合わせる。
■ お好みでわさびや柚子胡椒などをプラスしても◎
塩やブラックペッパーはお好みで加減しましょう。わさびや柚子胡椒などをプラスすると、ひと味違った大人のソースができあがります。
3.ソースをかけて完成
お皿にかいわれ大根とベビーリーフを盛り付け、その上に1のホタテを乗せ、2のソースを全体に回しかける。
■ ソースは食べる直前に
早めにソースをかけてしまうと、カルパッチョ全体が水っぽくなってしまうので、ソースは食卓に出す直前にかけるようにしましょう。
手軽に作れて華やかに食卓を演出できるカルパッチョは、ワインやお酒のお供にぴったり。普段の食卓からパーティなどの特別な日まで、幅広く活躍します!
さまざまな味わいで楽しむ!ソースのバリエーション
今回のレシピのように、レモンを使ってさっぱりと仕上げた柑橘系ソースのほか、コクと甘みが楽しめるバルサミコ酢、あっさり和風テイストのポン酢など、魚介の種類や好みに合わせて使い分けると、バリエーションが広がります。
バルサミコソース
バルサミコ酢…大さじ2・オリーブオイル…大さじ3・塩こしょう…適量
(お好みで)粒マスタードやハチミツを少し加える
和風ポン酢ソース
ポン酢…大さじ3・ごま油…大さじ1・しょうゆ…小さじ1・白ごま…適量
(お好みで)ゆず皮や刻んだ大葉を加える
「ホタテの和風カルパッチョ」で使えるコープ関連商品
北海道枝幸産刺身用ほたて貝柱
MSC認証を取得している北海道産ホタテを
原料にバラ凍結しています。粒数を取り出して
解凍でき、刺身にも炒め物にしてもおいしくい
ただけます。
MSC認証を取得している北海道産ホタテを原料にバラ凍結しています。粒数を取り出して解凍でき、刺身にも炒め物にしてもおいしくいただけます。
ホタテを使ったレシピ
ホタテを使ったレシピをご紹介します。お刺身用を生のまま、そのとろりとした食感を楽しむのもよし。サッと焼いてプリッとさせるもよし。蒸しほたてを使って手軽に仕上げても。ホタテはクセのない味わいだから、色々な食材と合わせることができます。
ピリッとコクのあるソースが決め手
「ホタテとブロッコリーの粒マスタード和え」
ホタテと合わせるのは、ピリッとした粒マスタードとコクのあるマヨネーズのシンプルなソース。お酒とも相性抜群の大人の味わいに仕上げます。生食用のホタテを使うので、サッと火を通すだけで外はプリッと香ばしく、中はとろりと半生の食感が味わえます。
作り置きや持ち寄りにも、見栄えも食べ応えもよし!
「ホタテと秋野菜のマリネ」
山の幸と海の幸が入っていて見た目にも華やかなマリネ。野菜を大きめにカットしたり、下茹でしたり…ちょっとした時短テクを散りばめたレシピです。酢をたっぷりと使っているので冷蔵庫で1週間ほどは保存可能。作り置きにもぴったりです。
生ホタテのおいしい食べ方と調理のコツ
ホタテのおいしさを味わえる王道の食べ方といえば、やっぱり刺身!だけど、せっかくなのでほかの食べ方も試してみたい!そんな方のために、ホタテのおいしさを堪能できる食べ方や調理のコツを、コープで「刺身用ほたて貝柱」を取り扱う担当者におしえてもらいました。
甘くてとろけそうなホタテの食感に、さっぱりとしたレモンと醤油のソースが絡んで、思わず口元が緩みそうなおいしさのカルパッチョが完成しました。ソース作りもとっても簡単。思いついた時にサッと活用できそうです。
(SATETO編集部 堀尾)
教えてくれたのは
- 松竹智子
- 料理家。福岡市内で料理教室や食のイベントをおこなう「深草」を主宰。フードスタイリストとして、食品関係企業のレシピ提案やスタイリングなども数多く手がけている。
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