栄養価が高く、抗酸化作用の高い“リコピン”を多く含む真っ赤なトマト。年間を通して手に入るので、できるだけ積極的に食べたい食材です。今回ご紹介するのは、トマトと香り高いパセリを合わせた冷製パスタ。完熟トマトを凝縮したトマトジュースも加えるので、自然な甘さもあり、トマトの酸味が苦手なわが家の子どもたちも、「おいしい!」と笑顔になった一品です。
▲ 教えてくれたのは、料理家の松竹智子さん。 旬の野菜を中心に、日々の食卓に取り入れやすいレシピを提案されています。
フレッシュなパセリで風味付け
トマトとパセリの冷製パスタ
調理時間:約20分
トマトの酸味と隠し味のアンチョビの塩気が相まった、暑い日に食べたい冷製パスタ。材料を合わせてソースを作ったら、冷蔵庫で冷やしてパスタと和えるだけ。刻んだパセリのフレッシュな香りがトマトの味を引き立ててくれます。
\ 「トマトとパセリの冷製パスタ」を作る際のポイント /
火を使わずに混ぜるだけのソースは、甘みとコクが出るようにトマトジュースとアンチョビで味付けし、冷蔵庫で冷やしておきます。パスタも茹でたら氷水で締めましょう。事前にお皿まで冷やしておけば、レストランみたいな冷たいパスタのできあがり!
「トマトとパセリの冷製パスタ」の材料(2人前)
- パスタ …140g
- トマト …1個(100g)
- パセリ …3~4枝
- 玉ねぎ …1/4個
- (A)
- アンチョビ …2枚
- オリーブオイル…大さじ4
- トマトジュース…80ml
- 砂糖…小さじ1弱
- にんにく(すりおろし)…少々
- レモン汁…少々
[ アンチョビがない時の代用食材 ]
もしアンチョビがない場合は、「オイル漬けのツナ缶+塩を多め」で代用できます。ですが、やはりこの独特の塩気と旨みはアンチョビならでは。ぜひとも用意して、余ったらサラダにトッピングしたり、キャベツと炒めたりして、加える量を調整しながら塩の代わりに使ってみてください。
「トマトとパセリの冷製パスタ」の作り方
1.野菜をカットする
玉ねぎは繊維を断ち切るように粗みじん切りにし、水にさらしておく。トマトはヘタを取って1㎝に角切り、パセリは粗く刻み、アンチョビは小さく刻む。
■生のパセリならではのフレッシュさ!
ドライパセリでも代用できますが、やはり生のパセリは香りが違います。ぜひとも生のパセリを使うことをおすすめします。
2.ソースを作る
(A)の材料(アンチョビ、オリーブオイル、トマトジュース、砂糖、にんにくすりおろし、レモン汁)をすべて合わせる。
3.1を加える
混ぜ合わせた2に、1のトマトと玉ねぎ、パセリを加え、冷蔵庫で10分ほど冷やす。
4.パスタを茹でる
パスタを表記通りに茹で、冷水にさらして水気を切る。
■塩は入れずにそのまま茹でる
一般的にパスタを茹でる時に塩を加えますが、今回はアンチョビの塩気があるのでそのまま茹でます。
■冷製パスタには細めの麺が合う!
冷製パスタは、0.9~1.3mmのカッペリーニや、1.4~1.5mmのフェデリーニなど、細めのパスタがよく合います。あまり冷製パスタを作る機会が無ければ、普段使いしている1.6~1.7mmのスパゲッティーニでもOK。
5.混ぜ合わせる
3のソースを冷蔵庫から取り出し、冷やしたパスタを加えて全体を和える。
■塩こしょうで味を調整
味をみながら、塩こしょう(分量外)でお好みの味に調整を。
6.完成
トングを使ってねじりながら、立体感を出すように盛り付けしましょう。トマトとパセリが爽やかな、冷製パスタの完成です!
「トマトとパセリの冷製パスタ」で使えるコープ商品
スパゲッティ1.4mm(結束タイプ)
内袋のまま電子レンジ調理出来て簡単・便利
計量の手間がいらない、100g結束タイプのスパゲッティ6束入。デュラムセモリナ使用
※2024年2月作成。商品・包装など、作成時から変更している場合があります。
> もっと詳しく
早ゆでスパゲッティ1.6mm(結束タイプ)
計量の手間がいらない100g結束タイプの早ゆでスパゲッティです
※2023年9月作成。商品・包装など、作成時から変更している場合があります。
> もっと詳しく
エクストラバージンオリーブオイル
搾りたてのオリーブ果実の風味と香り、そのまま食卓へお届けします
オリーブの果実そのままの豊かな香りと風味をお楽しみいただけます。炒めものはもちろん、特に、ドレッシングやマリネなどのお料理におすすめです。
※2018年8月作成。商品・包装など、作成時から変更している場合があります
> もっと詳しく
もともと酸味のあるトマトがあまり得意ではない我が子たち。トマトジュースやアンチョビを加えると酸味が抑えられ、味にコクが出るせいか、残さず完食! 前回SATETOでご紹介した「ナポリタン(※)」に続き、どうやらトマトパスタのおいしさに気づいた様子。これからトマト味は苦手とは言わないはず!
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは
- 松竹智子
- 料理家。福岡市内で料理教室や食のイベントをおこなう「深草」を主宰。フードスタイリストとして、食品関係企業のレシピ提案やスタイリングなども数多くおこなっています。
(※)「喫茶店風のナポリタンレシピ。こってり濃厚&マヨ効果でもちもち食感」
これからの季節に作りたくなる、松竹さんのレシピをまとめてご紹介しています。
作り置きにも!
簡単でおいしい「トマトの副菜レシピ5選」
さっぱりとした口当たりで、食欲を増進するトマトを使った副菜をご紹介。暑い日でも、真っ赤な色のトマトから元気をもらえそうです。
詰めるだけでこの華やかさ!
トマトのファルシサラダ
火も使わず手軽なのに、ごちそう感たっぷり。パーティーや来客時にも大活躍の、トマトのファルシサラダをご紹介します。見た目も鮮やか、テーブルに出すだけでお洒落な食卓が完成します。
浅漬けやピクルスがあったらぜひお試しあれ
トマトと夏野菜のマリネ風
ミニトマトとズッキーニの、浅漬けを使ったジューシーなサラダ。浅漬けなどの”お漬物“を使うことで、すでに馴染んだ塩分が全体の味をぐっと引き締めます。ピクルスやカット野菜のような感覚でいただきましょう。
インド風スパイシーサラダ
カチュンバル
スパイスのエキゾチックな香りとレモンの爽やかな味がやみつきになる、インドの代表的なサラダ「カチュンバル」。刻んだ野菜にレモン果汁、オリーブオイル、スパイスで和えるだけで、本格的なインド風サラダの完成です。
前菜やパスタ、付け合わせにも大活躍の万能保存食
ドライトマト
前菜はもちろん、パスタやピザ、肉や魚のソースなど幅広く使えるドライトマト。実は自宅でも、オーブンや電子レンジで手軽に作れます。煮沸した清潔な容器に入れてオイル漬けにしておけば、1ヵ月ほど保存OK。
赤いおかずの王道
ミニトマトのアレンジおかず
お弁当に入れる方も多いミニトマトは、まるごとポンッと入れるだけでも良いですが、たまには変化も欲しいところ。サラダ感覚でさっぱり食べられる、ミニトマトの小さなおかずをご紹介します。
この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。
※こちらはご覧いただきました記事に関するご感想をお聞かせいただくことを目的としております。商品等個別のお問い合わせにつきましては、正確に調査・回答させていただくために、こちらのフォームをご利用ください。