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献立いろいろ 味が染みた「大根の唐揚げ」簡単レシピ。大根の部位別の調理法も!

大根を丸ごと1本買っても、使い切れずに余らせてしまうことありませんか?冷蔵庫の中で行き場を無くした大根を救うべく、今回は救世主的な大根レシピをご紹介します。使う材料は大根のみ。しっかりと煮込んで下味をつけ、カラッと揚げれば、食べ応えのあるおかずの出来上がり!衣はカリッ!中はホクホク、じゅわーっととろける食感は、夕食の一品はもちろんおつまみにもおすすめです。

▲教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。現在オンライン料理教室を開催中。

大根の部位別の特徴と適した調理法

メイン、サラダ、汁物など、料理全般で使い勝手がよく、日々の食卓に欠かせない大根。大根は、①上部(葉に近い部分)、②中部(真ん中)③下部(先の細い部分)の3つの部位によって、味や食感が異なります。

① 上部

もっとも甘い部分なので大根おろしやサラダなど、生食に最適

② 中部

1番食べやすい部分。水分をたっぷり含んで辛味と甘みのバランスがいいため、煮崩れもしにくく煮物向き。味が染み込みやすくふっくらジューシーな仕上がりに。

③ 下部

辛味が強く繊維もしっかりしているので、お味噌汁の具や漬物に

大根の部位の味の違いを知るには、大根おろしが一番。辛いのが苦手な人は、上部の甘い部分を。ピリッとした味わいを楽しみたい時は、下部を使いましょう。食べ比べててみると、味の違いがよくわかるはずです。

「葉に近い部分は形が丸い=味もまろやか。先端は形が尖っている=味も辛い」と覚えておくと便利ですよ。

今回は③の下部を使った「味しみ大根揚げ」レシピをご紹介します。辛みの強い下部、また少し硬くなってしまった大根でもおいしくいただけます 。記事の最後に、部位別のおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひチェックしてください。


煮て揚げるから、ほくほくジューシー!
「大根の唐揚げ」

外はカリッ、中はとろける食感。一度食べるとついついお箸が止まらなくなる、やみつきになる野菜揚げです。大根を黄金比率の調味料で煮たら、あとはサッと揚げるだけ。教えてくれるのは、お子さん二人に作ったら「パクパクと食べて、あっという間に完食しちゃった!」という料理家の宮崎さん。冷蔵庫に大根を見つけたら、迷わず作ってみてください。

\ 「大根の唐揚げ」の調理のポイント /

大根の煮物は、基本的に下茹をして柔らかくしてから煮込みますが、このレシピは下茹はせずに直接煮込んでOK。衣をつけて高温で揚げるので、中までしっかりと火が通ります。一度煮込む手間はかかりますが、手間をかけただけのおいしさが味わえますよ。おでん大根が余った時にもぜひ揚げてみてくださいね。

「大根の唐揚げ」の材料(2人分)

大根…1/3本(約250g)
(A)
水…150ml
しょうゆ…大さじ2
酒…大さじ2
みりん…大さじ2
片栗粉…大さじ4
油…適量
 
 

「大根の唐揚げ」の作り方

1.大根を切る

大根の皮を剥き、約3センチの乱切りにする。

■あえて不揃いの大きさに

大根は3センチほどの大きさに切り、あえて不揃いにします。食べ応えもあって、油で揚げた時に取り出しやすくなります。

2.煮込む

鍋に(A)の調味料と1を入れる。中火で30分ほど煮込む。

■煮物料理はこれで!覚えておきたい黄金比率

煮物をする時、黄金比率(水150mlに対して、しょうゆ・酒・みりん各30ml)で覚えておくと、色々な煮物料理の時に便利です。

3.冷ます

大根に竹串が通るまで煮込んだら、一旦取り出してバットに広げて冷ます。

■冷ます間に味が染み込む

20分程度、室温くらいになるまで冷まします。冷ましている間に味が染み込みよりおいしくなりますよ。また熱々のまま揚げると、衣がはがれやすいので、一旦冷ましましょう。

4.片栗粉をまぶす

油を170度(中火)に温める。油が温まったら、ビニール袋に片栗粉と3を入れる。袋の中に空気を含ませ、全体を軽く振りながら、大根にまんべんなく片栗粉をまぶす。

■片栗粉をまぶすのは、揚げる直前に!

まぶすのが早すぎると、片栗粉が大根に染み込んでしまいカラッと揚がりません。先に油を温めてから片栗粉をまぶしましょう。

5.揚げる

170度の油で揚げる。

■170度(中火)の目安

菜箸を水で濡らしてふきんなどで拭いてから鍋に入れ、油の温度
を均一にするために一度全体を混ぜます。動きを止めて、菜箸か
らやや大きめの泡が上がるくらいが170度(中火)の目安です。

■170度(中火)の目安

菜箸を水で濡らしてふきんなどで拭いてから鍋に入れ、油の温度を均一にするために一度全体を混ぜます。動きを止めて、菜箸からやや大きめの泡が上がるくらいが170度(中火)の目安です。

衣がきつね色になったら取り出す

6.完成

カラッと揚がった、味染み大根揚げの完成です。そのままはもちろん、お好みで黒こしょうをかければ、ピリッと味が引き締まり、お酒のおつまみにもピッタリ!ゴロリとした大きさの大根は食べ応えもあります。


「大根の唐揚げ」のレシピで使えるコープ関連商品

うまくちしょうゆ

九州で愛されている うまくちタイプ
本醸造醤油にみりんやかつおだしを加え、塩かどをなくした甘口タイプのしょうゆです。

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特選丸大豆しょうゆ

大豆を丸ごと使った昔ながらのお醤油
大豆を割ったり加工したりせず“丸のまま”の状態でじっくり醸造。深いうま味とまろやかな風味。

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本みりん

本みりんならではの風味、つやと照り
厳選された原材料を伝承の製法で製造した本みりん。お料理にうまみと甘みを演出します。

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国産米料理清酒

清酒のうまみ成分を生かした料理清酒
料理にコク、うまみを付け、魚介類の生臭みをとり、煮物料理の下味をつけるのに最適です。

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片栗粉

北海道ばれいしょでん粉100%使用
北海道産ばれいしょでん粉を100%使用。白さに優れ、強いとろみが特長です。

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わが家に大根のお裾分けがたくさん届いたので、早速作ってみました。宮崎家と同じく、うちの子どもたちも「おいしい!これ大根?」と言いながら、すぐに完食。大人はぜひ黒コショウを効かせて、お酒と共に味わうことをオススメします!
(SATETO編集部 佐藤)

教えてくれたのは

料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花
大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。

大根丸ごと1本大量消費!大根の部位別おすすめレシピ

大根は部位によって味が異なるので、料理に合わせて使うとよりおいしく仕上がります。大根が丸ごと1本手に入ったら、上から下まで適した料理を作ってみましょう。

【上部】ビニール袋で漬けるだけ!「大根とにんじんの洋風なます」

大根とにんじんを使った、レモンが香る爽やかな洋風なます。使う部分は大根の上部。大根とにんじんをピーラーでスライスしたら、ビニール袋に入れ、冷蔵庫で寝かせましょう。箸休めやおもてなしの一品として、またお弁当にもおすすめです。1週間ほど日持ちするので、作り置きにも。

【上部】たっぷりの大根おろしと一緒に!「梅肉ポン酢の照焼チキン」

大根の上部を使って、辛さ控えめの大根おろしを作ったら、照り焼きチキンと合わせましょう。今回は醤油とみりんで作るのが一般的な照り焼きを、梅肉とハチミツの甘酸っぱさを上手に生かして作ります。たっぷりの大根おろしで、よりさっぱりとした仕上がりに。

【中部】とろ〜り肉味噌をかけていただく「基本のふろふき大根」

型崩れしにくく、味が染み込みやすい大根の中心部分を使って「基本のほろふき大根」を作ります。大根は下茹せず、昆布と生米を入れた鍋で煮込むだけ。ほっこり柔らかなふろふき大根は、ホッと落ち着くおいしさ。大根の下処理の基本、「隠し包丁」や「面取り」などのコツもご紹介します。

【中部】鶏肉の旨みでだしいらず「大根と手羽先のやわらか煮」

適度な脂質としっとりコラーゲンが豊富に含まれた手羽先は、煮物にもおすすめ。大根の中部を使うとしっかりと味が染みて、手羽先にも負けない主役級の存在感に。下準備をしっかりしておけば、煮込み時間はわずか10分!肉じゃがや筑前煮などにも応用できる「煮物の黄金比率」もご紹介します。

【中部】ポン酢マスタードが食欲そそる「大根の豚バラ巻きステーキ」

アスパラ、ならぬ大根を豚バラ肉で巻き、フライパンで焼き上げるステーキをご紹介。大ぶりの大根は、中部の部分をカットし、事前にレンジで軽く火を通すことで、味の染み込みを良くします。ポン酢とみりん、そしてマスタードをピリッと効かせた甘辛たれが食欲をそそります。

【下部】ルーなし、お芋でとろみづけ「根菜たっぷり豆乳シチュー」

ルーは使わずに、さつまいもとじゃがいもを大胆に使ってとろみと旨みをひき出した豆乳のシチューはいかがでしょう。大根、にんじん、ごぼうなどの根菜をふんだんに使い、和風だしと豆乳、そして味噌でコクをプラス。辛みのある大根の下部を使っても、優しい味わいが楽しめます。

【下部】いつもの味に変化を!「ごぼうとベーコンのとろみそ汁」

いつものみそ汁に、ベーコンとオリーブオイルを加えて、コク深い洋風な味わいに仕上げましょう。乾燥ごぼうを水戻しせずに使うことで、カットする手間を省けるうえ、だしが出て旨みたっぷり。大根の下部は、いちょう切りにして使います。

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