子どもは楽しく、後片付けも楽ちんで一石二鳥
週末や連休になると、子どもと一緒におやつでも作ろうかという気分になりませんか?そんなときにおすすめなのが、ドーナツです。シンプルな材料をサッと混ぜるだけなので失敗が少なく、揚げ時間も短いのですぐに完成するのもうれしいところ。今回はジッパー付きの保存袋を使うことで、後片付けも簡単で子どもも楽しいレシピを、料理家の香月夫妻に教わりました。
子どもがチャレンジ!
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▲ 福岡県内を拠点に、お弁当やケータリングを通して野菜中心のお料理を提供されている香月夫妻。現在、おふたりの料理を提供できる新しい空間づくりを構想中だとか?
卵・牛乳不使用 豆腐と豆乳でつくる
もちもち「豆腐ドーナツ」
料理家の香月夫妻のおすすめは、豆腐を生地に練り込んで作るドーナツです。牛乳や卵は使わず豆腐の水分だけで作るので、しっとりもちもちながらも、味わいはあっさり。ポイントは、生地づくりを袋ひとつで済ませてしまうところです。袋に入れたり揉んだりと、工作のような工程を楽しめます。
\ 「豆腐のドーナツ」のポイント /
豆腐を生地に練り込むことで、揚げたてはふわふわ、冷めるともっちりとした食感が楽しめます。甘さを控えめにしているので、きなこやシナモンパウダーをまぶすなど、アレンジが効くのもいいところ。今回は子どもと一緒に作るので、汚れや後片付けが苦にならないように袋のなかで生地をこねます。広いスペースも特別な道具も要らないので、気軽にチャレンジしてほしいレシピです。
「豆腐ドーナツ」の調理時間の目安
約30分
「豆腐ドーナツ」の材料(小8〜10個分)
- 木綿豆腐(水切りしておく)…130g
- ★薄力粉…100g
- ★ベーキングパウダー 小さじ1/2
- ★砂糖…大さじ3
- ★塩…ひとつまみ
- 揚げ油…適量
- (黒ごま入りドーナッツ)
- 黒すりごま…大さじ2
- 道具:
ジッパー付きの保存袋…1つ
「豆腐ドーナツ」の簡単ポイント:
■ ホットケーキミックスでも◎
もっと手軽に作りたい時は、★の材料の代わりにホットケーキミックスを使用してもいいですね。コープのホットケーキミックスの場合は、作り方の2にホットケーキミックス120gを使用してください。
「豆腐ドーナツ」のトッピング材料
・シナモンシュガー 大さじ2
砂糖大さじ2に対してシナモンパウダー小さじ1を混ぜておく
・黒ごまシュガー 大さじ3
黒すりごま大さじ2に対して砂糖大さじ1と塩ひとつまみを混ぜておく
きなこシュガー 大さじ3
きな粉大さじ2に対して砂糖大さじ1と塩ひとつまみを混ぜておく
「豆腐ドーナツ」の作り方
1.豆腐をなめらかにしよう
豆腐をジッパー付き保存袋に入れて袋の口を閉じる。揉んだり手のひらで押さえながら豆腐をまんべんなく潰す。
どんな豆腐を選べばいい?:
■ 絹ごし豆腐でもOK
絹ごし豆腐を使うと生地が柔らかくなるので成型しづらさがありますが、きめが細かく仕上がります。今回は子どもが作るので成型しやすい木綿豆腐を使いますが、どちらにも良さがあります。
2.やさしくもみもみしてね
1の袋に薄力粉、砂糖、塩、ベーキングパウダーを入れて、再び袋の口を閉じて両手で揉むようにして全体を混ぜる。
生地づくりのポイント:
■ こねすぎると生地が固くなる
小麦粉は、こねればこねるだけグルテンがたくさん生成されて仕上がりが固くなります。固めのドーナツもおいしいのですが、ふわっとした食感が好みの方は軽く混ぜ合わせる程度にしましょう。
■ 生地に黒ごまを入れるとかりんとうのように
粉類を混ぜるときに、生地に黒ごまを入れると、かりんとうのような風味になります。プレーンと黒ごま、お好みで2種類の生地を作ってみてもいいですね。
※今回は、プレーンと黒ごまの生地を、ふたりの子どもにそれぞれ作ってもらいました。
《追記》
■ 成型しやすい固さに調整
使用する豆腐により水分量が異なるため、ベチャついていると感じた時は薄力粉の量を調整して成型しやすい固さにしてください。
※2020.5.20に追記しました。
3.ケーキやさんみたいにしぼってみよう
袋の角をはさみで切り落とし、バットなどに生地を8〜10等分に分けて絞り出す。
4.どんなかたちにする?
生地を好きなかたちに成型する。
成形のポイント:
■ 手を濡らすと成型しやすい
粘り気が強く生地が手につきやすい場合は、水を張ったボウルをそばに用意して、そのつど手のひらを軽く濡らしながら成型するといいですよ。
■ 揚げやすいかたちは、やっぱり輪っか
生地が大きかったり、ぶ厚かったりすると、中心まで火が通るのに時間がかかり焦げる原因になります。真ん中に穴をあけると全体に火が通りやすくなります。あのドーナツのかたちは、やっぱり理にかなっているんですね。
《追記》
■ あまり時間をおかずに成型するのがベター
生地は時間が経つと、豆腐の水分が出てベチャつきやすくなります。なるべく早めに成型・揚げることがポイントです。
※2020.5.20に追記しました。
5.あげるのはおとなにおまかせ
170℃に熱した油で5分ほどじっくり揚げる。表裏がきつね色になって浮いてきたら鍋から上げる。
揚げ上がりを知るポイント:
■ 竹串で刺してみて揚げ上がりをチェック
きつね色になったらドーナツに竹串を刺してみて、串の先に何もついてこなければ揚げ上がりのサインです。
6.どのあじにしようかな?
ドーナツが熱いうちに、きな粉、黒ごま砂糖、シナモンシュガーなどをお好みでまぶす。
トッピングのポイント:
■ ドーナツが熱いうちにまぶす
砂糖類をまぶすときは、ドーナツが熱いうちに。火傷しないように箸などを使ってまぶしてください。
▲ 子どもらしさ溢れるかわいらしいドーナツが完成しました。
▲ 作る工程も楽しいですが、食べる時間はまた格別。
ふんわりした揚げたてをまずはいただきました。生地の甘さが控えめなので、きな粉やシナモンシュガーの風味がより際立っています。黒ごまを仕込ませた生地には黒ごま砂糖をまぶしてパクリ。こちらはかりんとうのような香ばしさを堪能できます。生地の半分以上が豆腐ですが、豆腐のにおいはほとんどせず、あっさりしていてついつい手が伸びてしまうおいしさでした。
▲ お手伝いしたくてうずうずしていた4歳の弟くん。小さい子も夢中でほおばるおいしさです。あっという間にお皿は空っぽに。
「豆腐ドーナツ」におすすめトッピング3種
□ シナモンシュガー
(砂糖大さじ2に対してシナモンパウダー小さじ1)
甘くてスパイシーな少し大人の味わい。口中に広がる繊細でエキゾチックな香りがたまりません。トーストや紅茶に使っても◎
□ 黒ごまシュガー
(黒すりごま大さじ2に対して砂糖大さじ1)
香ばしい香りとコクが広がるヘルシートッピング。黒ごまの粒々がドーナツをかわいく仕上げてくれます。
□ きなこシュガー
(きな粉大さじ2に対して砂糖大さじ1)
とことん大豆たっぷりに仕上げたい時はこれ。ふわふわの豆腐ドーナツとの相性は抜群で、きなこもちみたいな味わいに。
「豆腐ドーナツ」の保存方法は?
すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめ
できたてをすぐに食べるのが一番おいしいですが、常温保存の場合はその日のうちに食べてしまいましょう。たくさん作った時は、冷凍保存がおすすめです。ドーナツを冷ましたら、なるべく空気に触れないように1個ずつラップに包み、チャックシール付き保存袋に入れ密封して冷凍庫へ。2週間ほど保存可能です。食べる時は冷蔵庫で2時間ほど自然解凍した後に、レンジで10秒ほど温めるとふわふわの食感が復活します。
このレシピで使えるコープ関連商品
★印の粉類をこちらに代えて、
もっと手軽に
ホットケーキミックス600g
(200g×3袋)
ふんわり、しっとり、やさしい味
ふんわり、しっとり、口どけがよく、ほどよい甘味のあるホットケーキが焼きあがります。
ホットケーキミックスでも!おやついろいろ7選
子どもと一緒に楽しめる手作りおやつレシピをご紹介。ホットケーキミックスで作るおやつや、ひんやりおやつなど種類も様々です。ぜひお試しください。
ホットケーキミックスでつくる
サクサクきな粉の「かおクッキー」
ホットケーキミックスにきな粉をプラスして、ホットプレートで焼き上げるサクサククッキーです。いろんな顔を描いてキュートに仕上げたクッキーは、つい食べるのを躊躇してしまうかわいさ。親子でプレートを囲みながらワイワイ作れる、プレゼントにも最適なおやつです。
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ホットケーキミックスで本格派
「チョコバナナマドレーヌ」
ゴロッとチョコレートとバナナが入った、プチサイズのマドレーヌ風のお菓子です。ホットケーキミックスを使った簡単レシピとは思えない本格派のおいしさ。見た目も可愛いので、家族のおやつにはもちろん、来客時や手土産、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
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ホットケーキミックスでもOK
「お餅とバナナのパンケーキ」
いつものパンケーキに、小さく刻んだお餅と潰したバナナをミックス。ほんのり香るバナナの風味に、お餅のほどよいもっちり感がクセになるおやつです。バナナの甘さを生かすため、あえて砂糖は不使用。メープルシロップやはちみつなどをお好みでかけてどうぞ。ホットケーキミックスがあればさらに手軽に完成します。
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混ぜるだけでカスタードの味わいに
「ミルフィール風グラスパフェ」
カスタードクリームの代わりに、マスカルポーネチーズと卵黄を使用して作る、小さなグラスパフェです。混ぜるだけの簡単クリームで、加熱も不要。子どもが一人でもチャレンジできる手軽さが魅力です。お好みのクッキーやフルーツを使って、テンション上がる楽しいデザートを作ってみませんか?
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手軽にひとり分から!
「レンジでなめらかプリン」
“蒸す”のがなんとなく大変なイメージのプリンですが、ご紹介するのは、電子レンジで作る簡単プリン。プツプツと「す」が入ったり、固まらずに失敗したりする心配無用のお手軽プリンです。もちろんカラメルソースもレンジで楽チン♪ 思い立ったらすぐ作って食べたい、定番スイーツになること間違いなし。
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豆腐がひんやりデザートに!
「豆腐の水晶寒玉」
コロンとした見た目がかわいいこちらは、絹ごし豆腐を寒天で固めたヘルシーなスイーツです。レモンの爽やかな甘酸っぱさと甘いシロップの組み合わせは、さっぱりツルリといただけて、バテがちな時にもおすすめの一品です。
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市販のアイスに混ぜるだけ
「フルーツアイス・ザクザククッキーアイス」
市販のアイスクリームにナッツやフルーツなど、お好みの食材を混ぜるセミホームメイドアイス。フルーツとヨーグルトの風味が爽やかなバニラベースと、ビスケットやナッツの食感が楽しいチョコベースの2種を紹介しています。混ぜたら冷やすだけだから、とっても簡単。子どもと一緒にアイスクリーム屋さん気分で作れますよ。
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私もわが家でさっそく子どもと作ってみました。こねすぎてしまったせいか少し固い仕上がりになりましたが、それはそれでサーターアンダギーのようで違ったおいしさのドーナツになりました。袋を使用するので粉が飛び散ったりすることはなく、小さい子どもでも楽しんで作れるのもいいですね。なんと言っても、揚げたてを家で食べられるのがうれしいです。
( SATETO編集部 堀尾 )
教えてくれたのは
- 香月恵嗣さん・千代子さん
- お料理全般は恵嗣さん、お菓子は千代子さん担当。恵嗣さんが福岡県で飲食店を営むかたわら、お二人で野菜や大豆性食品を中心とした料理を、ケータリングやお弁当などで提供されています。一男一女との4人家族。
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