
たんぱく質やカルシウム、イソフラボンなど、身体にうれしい栄養素がたっぷり詰まった豆腐。そのままはもちろん、みそ汁に入れたり、煮たり焼いたりとアレンジできるのも魅力です。今回はボブさんの大豆を使ったCOOPの豆腐がどのように作られているのか、製造の様子やおすすめの食べ方など、現場で働く方々に話を聞きました。
さて子一家の朝

おはよう、さて太郎!朝ごはんできたわよ。今日は豆腐とわかめのみそ汁ね。

おはよう、さて太郎!朝ごはんできたわよ。今日は豆腐とわかめのみそ汁ね。

おはよう!昨日は豆腐と玉ねぎ、その前は豆腐と大根だったよね?なんで毎日豆腐が入っているの?

おはよう!昨日は豆腐と玉ねぎ、その前は豆腐と大根だったよね?なんで毎日豆腐が入っているの?

豆腐はね「畑のお肉」っていわれているくらい栄養があるの。だから毎日食べて欲しくて!

豆腐はね「畑のお肉」っていわれているくらい栄養があるの。だから毎日食べて欲しくて!

そうなんです、大豆から作られる豆腐は栄養がたっぷり!さて子さんが毎日みそ汁に入れているその豆腐、どのように作られているのか気になりませんか?

そうなんです、大豆から作られる豆腐は栄養がたっぷり!さて子さんが毎日みそ汁に入れているその豆腐、どのように作られているのか気になりませんか?

上田さん!うん、豆腐がどんな風にできるのか知りたいです!

上田さん!うん、豆腐がどんな風にできるのか知りたいです!

どのように作られているのかを知れば、さて太郎君ももっと豆腐が好きになるはず!工場に行って詳しく話を聞いてきますね。

どのように作られているのかを知れば、さて太郎君ももっと豆腐が好きになるはず!工場に行って詳しく話を聞いてきますね。
おいしい豆腐を作っている工場を訪ねました!

左からコープ九州CRM推進部の上田千歳、本部長の上山学さん、営業部の宮川和也さん、コープ九州商品担当の實兼美里。
コープの豆腐は、福岡県田川市にある「三好食品工業」で作られています。創業1919年(大正8年)、豆腐・油揚げ・厚揚げの老舗製造メーカーで、食品の安全性を保証する国際認証「FSSC(食品安全システム認証)」を取得。世界基準の安全性を満たしたおいしい豆腐を食卓に届けています。

どんな風に作られているの?豆腐ができるまで

まずは、豆腐がどうやってできるのか、教えていただきましょう!

まずは、豆腐がどうやってできるのか、教えていただきましょう!
豆腐ができるまで
① 浸漬 → ② 大豆を煮る → ③ おからと豆乳に分ける → ④ にがりを加えて凝固 → ⑤ カット → ⑥ 包装 → ⑦ 殺菌
※絹・木綿で作業工程が変わります
COOP絹ごしとうふ・COOP木綿とうふは、約59,000㎡の広さを誇る第4工場で、毎日約400キロの大豆から、1日約2,000パックが製造されています。前日から24時間かけて大豆を水に浸漬させるところから始まり(季節により浸漬時間が異なる)、最後の殺菌まで約6時間かけて完成します。豆腐作りに欠かせないのが「水」。豆腐作りには軟水が適していることから、硬水を豆腐に合うように調整した水を使用しています。

水槽の中に大豆と水を入れて浸漬させる(夏と冬で浸漬時間が異なる)。
浸漬した大豆を丸釜で煮て、撹拌。大豆をペースト状にし、おからと豆乳に分ける。

豆乳とにがりを混ぜて成型機へ流し込み、凝固させる。

カットし、容器へ入れる。
包装された豆腐を高温で一定時間ボイルし、その後冷水で冷却。細菌を殺菌する。

容器に入った豆腐を3段に重ねて帯で巻く。

宮川さん
豆腐作りは、その日の天候や湿度により、水分量など微妙な調整が必要になります。でも、そこは熟練の職人たちの技の見せどころ。“ベテランの勘”で、状況を見極めながら、常においしい豆腐を作り上げています。

宮川さん
豆腐作りは、その日の天候や湿度により、水分量など微妙な調整が必要になります。でも、そこは熟練の職人たちの技の見せどころ。“ベテランの勘”で、状況を見極めながら、常においしい豆腐を作り上げています。
深い味わい!コクのある「ボブさんの大豆」
COOP絹ごしとうふ COOP木綿とうふは、アメリカ・ノースダコタ州の生産者、ボブさんの大豆を使用しています。ボブさんとその仲間たちが広大な大地で育てた大豆は、遺伝子組み換えを行わず、栽培方法が明確。自然の中で育った大豆は、すべて同じ品質を保つのが難しく、多少味に影響することがあります。しかしボブさんの大豆は「品質にブレが少ないせいか、味に安定感がある」と、製造スタッフから高く評価されているそうです。

上山さん
ボブさんの大豆を使った豆腐はコクがあります!コクを出すために、製造過程で塩分を加えている商品もありますが、COOP絹のとうふ COOP木綿とうふは塩分量が少なく、大豆そのものの味わいが楽しめます。

上山さん
ボブさんの大豆を使った豆腐はコクがあります!コクを出すために、製造過程で塩分を加えている商品もありますが、COOP絹のとうふ COOP木綿とうふは塩分量が少なく、大豆そのものの味わいが楽しめます。
\ 取り扱いが重要!おいしい豆腐を届けるために /

豆腐はとてもデリケートな食品のため、取り扱いに注意が必要です。落としたり、強い衝撃を与えたりすると、パックの中で割れて豆腐の旨味が逃げるだけでなく、衝撃でできた小さな気泡から菌が混入する可能性も。豆腐を安全に届けるため、物流会社と密に連絡を取り合いながら、取り扱い方法を確認・共有しています。

宮川さん
運ぶ途中に落として崩れることがないよう、コンテナを使って大切に運んでいます。段ボールで運ぶ方が、圧倒的に早く運べてコストもかかりませんが、品質を保つために、そこは絶対に譲れません。

宮川さん
運ぶ途中に落として崩れることがないよう、コンテナを使って大切に運んでいます。段ボールで運ぶ方が、圧倒的に早く運べてコストもかかりませんが、品質を保つために、そこは絶対に譲れません。

コープの豆腐は、食べ切りサイズの3パック入り。1丁だと、食べ切れなかった分を冷蔵庫で保管しますが、そうすると落とした時と同じように、菌が入ったり、カットしたところから豆腐の旨みが徐々に抜けていったりすることも。また核家族が増え、一度に食べる量が少なくなったこともあり、3パック形態になっています。

コープの豆腐は、食べ切りサイズの3パック入り。1丁だと、食べ切れなかった分を冷蔵庫で保管しますが、そうすると落とした時と同じように、菌が入ったり、カットしたところから豆腐の旨みが徐々に抜けていったりすることも。また核家族が増え、一度に食べる量が少なくなったこともあり、3パック形態になっています。
「絹ごし」「木綿」それぞれのおいしい食べ方

たんぱく質やイソフラボンなどを多く含む栄養食品として知られる豆腐。田川に豆腐工場を構えた理由は、大正から昭和にかけて炭鉱の町として栄えた時代、炭鉱で働く人々に「栄養価が高く、良質なたんぱく質をたくさん摂ってもらいたい」との思いから。今も昔も変わらず栄養価が高い豆腐は、絹ごし・木綿、それぞれの特徴を生かした食べ方で積極的に摂りたい食品です。絹ごし豆腐は水分を含み、滑らかな食感。木綿豆腐は、固めた後に一度崩して再度固めるため、しっかりとした食感が楽しめます。

上山さん
絹ごし豆腐は冷奴でいただくと、大豆のコクがダイレクトに味わえます。また木綿豆腐は煮物にするのがおすすめ。一度しっかりと崩して再度固めているため、煮物をした時に味が染み込みやすくなっています。もし鍋に入れるなら、木綿厚揚げを入れるのが一番です!

上山さん
絹ごし豆腐は冷奴でいただくと、大豆のコクがダイレクトに味わえます。また木綿豆腐は煮物にするのがおすすめ。一度しっかりと崩して再度固めているため、煮物をした時に味が染み込みやすくなっています。もし鍋に入れるなら、木綿厚揚げを入れるのが一番です!

三好食品工業の木綿厚揚げは、全国区のコンビニエンスストアやうどんチェーン店のおでんにも採用されているほど。厚い信頼を集めています!

三好食品工業の木綿厚揚げは、全国区のコンビニエンスストアやうどんチェーン店のおでんにも採用されているほど。厚い信頼を集めています!
循環型社会への貢献「SDGsへの取り組み」
三好食品工業では、豆腐の生産過程で発生する「おから」を、畜産業者に飼料として無償提供し、食品廃棄物の再利用を推進しています。またパッケージには環境負荷の少ないバイオマスインキを使用したり、使用済みの油を燃料などに再生したりするなど、CO2排出量の削減とともに、持続可能な社会への貢献を目指しています。さらに生産性と効率を高めるため、生産を自動化させる取り込みも進められています。

安心・安全な豆腐づくりを行っている三好食品工業。もっと子どもたちや若い方々にも召し上がっていただきたい!そんな思いから、豆腐の魅力を広めるための取り組みも積極的に行っているそう。さて太郎くんも、豆腐を食べて、毎日元気に過ごしましょうね!

安心・安全な豆腐づくりを行っている三好食品工業。もっと子どもたちや若い方々にも召し上がっていただきたい!そんな思いから、豆腐の魅力を広めるための取り組みも積極的に行っているそう。さて太郎くんも、豆腐を食べて、毎日元気に過ごしましょうね!

わー!たくさん栄養がある豆腐を食べると、何だか元気になりそうだね。ママ、明日の朝も豆腐入りのみそ汁を作ってね!

わー!たくさん栄養がある豆腐を食べると、何だか元気になりそうだね。ママ、明日の朝も豆腐入りのみそ汁を作ってね!
[ 朝食に食べたい豆腐 ]
豆腐はたんぱく質が豊富なので、身体に必要なエネルギーを効率よく補給できます。また消化吸収がよく、胃腸に優しいため朝食にぴったり。豆腐を取り入れた朝食で、理想的な1日をスタートさせましょう!

今回ご紹介した商品
繊細な豆腐だから、パックの中でひびが入っていたり、割れたりしていてもおかしくないのに、なぜいつもきれいな状態で店頭に並んでいるのか。三好食品工業さんの話を聞いて、その謎が解けました。また“鍋には味染みのよい木綿厚揚げがおすすめ”と聞き、その理由に納得。豆腐の魅力に改めて気づいた取材となりました!
(SATETO編集部 佐藤)
おかずから和スイーツまで!すぐに作りたくなる豆腐レシピ
定番のみそ汁から、メインのおかず、和スイーツまで、豆腐はいろいろな食べ方ができます。日々の食事に豆腐を積極的に取り入れましょう。
ほっとする定番の一杯
「豆腐とわかめのみそ汁」

日本の食卓に欠かせないみそ汁。だからこそ基本をしっかりと抑えておきたいもの。そこでみそ汁の中でも基本的な具材「豆腐」と「わかめ」を使ったみそ汁の作り方をご紹介。豆腐のカットの仕方も細かく解説します。
冷ややっこアレンジ
「高菜豚ひき肉そぼろ」

あと一品欲しい時やビールのお供にぴったりな冷奴。高菜と豚ひき肉を組み合わせて、淡泊な豆腐を食べ応えのあるおかずにしましょう。ピリッと効いた唐辛子が食欲をそそります。
セロリととうもろこしで新食感!
豆腐がメインの簡単おかず

とうもろこしやセロリなど、食感豊かで爽やかな味わいの野菜と合わせたレシピ。甘辛い味付けの中に、セロリや生姜の香味がしっかり効いた、ご飯がすすむメインディッシュです。
レンジで手軽に!ヘルシーな豆腐のおやつ
「きな粉たっぷり豆腐もち」

罪悪感の少ないヘルシーなおやつが食べたい!そんな時におすすめなのが、豆腐の和スイーツ。豆腐ときな粉という大豆たっぷりの組み合わせだから身体にもやさしく、味わいも食感もやさしいおやつです。
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