
罪悪感の少ないヘルシーなおやつが食べたい!そんな時におすすめなのが、ふわふわのわらび餅のような、お団子のような、豆腐の和スイーツ。材料を混ぜたら、レンジでチンするだけの手軽さも魅力です。豆腐ときな粉という大豆たっぷりの組み合わせだから体にもやさしく、味わいも食感もやさしいおやつです。

▲教えてくれたのは、料理家の松竹智子さん。 旬の野菜を中心に、日々の食卓に取り入れやすいレシピを提案されています。
豆腐と片栗粉でふんわり食感
きな粉たっぷり豆腐もち

お団子やお餅は、子どもも大人も大好き。そんな定番の和スイーツを、白玉粉は使わずに、豆腐と片栗粉で作ります。砂糖は少なめですが、たっぷりのきな粉をまぶしていただくので、豆腐独特の風味はほとんど気になりません。豆腐が苦手な人でも食べやすい味わいです。
\ 松竹さんコメント /
家に常備している片栗粉と豆腐があれば、思い立った時にパッと作れるのが魅力のおやつです。軽い口当たりで、ついペロリとたいらげてしまうおいしさですよ。豆腐や片栗粉はダマになりやすいので、各工程でしっかりと混ぜ合わせてなめらかにすることが食感良く仕上げるポイントです。


材料(2人分)
- 絹豆腐…150g
- 片栗粉…大さじ3
- きび砂糖…大さじ1
- きな粉…大さじ1
〈下準備〉
- ・豆腐をキッチンペーパーなどで優しく包み、軽く水気を取っておく。
- ・きな粉と同じ量のきび砂糖(分量外)を混ぜ合わせておく。
作り方
1.豆腐を潰す
ボウルに豆腐を入れ、泡立て器などを使って細かく潰す。

2.裏ごしをする
ある程度なめらかになったら、ざるで裏ごしをする。

■なめらかなペースト状に
この後の工程でダマになりやすいので、しっかりと裏ごしをしてなめらかなペースト状にするのがポイントです。
■ミキサーやブレンダーでも。
ミキサーやブレンダーがあれば、1、2の工程をまとめてしまってもOK
3.片栗粉を加える
2の豆腐に片栗粉をふるいながら入れ、全体をしっかりと混ぜ合わせる。

■ふるうことで舌触り良く
片栗粉は、味噌漉しなどを使ってダマにならないようふるい入れます。この一手間がなめらかな食感を作ります。
4.砂糖を加える
きび砂糖を加えてさらにしっかりと混ぜる。

■きび砂糖以外でも◎
今回は豆腐との味馴染みが良いきび砂糖を使用することで、そのやさしい甘さを生かしています。きび砂糖がない方は、家にある砂糖でも。
5.レンジで加熱
ラップをせずに、600wの電子レンジで1分30秒加熱したら、均一になるよう泡立て器でしっかりと混ぜ合わせる。まとまってきたらゴムベラに変え、粒を潰しながらさらに混ぜる。
■レンジ加熱時のポイント■

① 加熱前
② 電子レンジで加熱すると、片栗粉が固まります。

③ 最初は固くダマになっているので泡立て器で混ぜ合わせていきます。
④ 徐々に混ざってきたらゴムベラにかえ、なめらかに伸びるような質感になるまでし
っかりと混ぜます
③ 最初は固くダマになっているので泡立て器で混ぜ合わせていきます。
④ 徐々に混ざってきたらゴムベラにかえ、なめらかに伸びるような質感になるまでしっかりと混ぜます
6.レンジで再度加熱する
4再び600wの電子レンジで1分30秒加熱する。

■よりやわらかな食感に
レンジで再加熱することで、ふわっとしたやわらかい食感とツヤ感が生まれます。
7.ちぎる
水を張ったボウルの中に浸けて冷やし、手で食べやすい大きさに丸めるようにちぎる。

■手で餅をちぎる時は?
餅のかたまりを左手の親指と人差し指で絞るように丸め、右手でちぎっていきます。濡らしながらちぎるとべたつかず、慣れると楽しい作業です。いびつになってもきな粉をまぶせば気になりません。
8.きな粉をまぶす
餅を水からあげて、きな粉をまぶして完成。


■お好みで黒蜜などをかけて
黒蜜があれば、かけて違った味わいを楽しむのもおすすめです。きな粉のほか、黒すりごまと砂糖をまぶしてみたり、みたらし味にしたりと、ふつうのお団子のようにいろいろ試してみても。
このレシピで使えるコープ関連商品
混ぜるのがちょっと大変でしたが、ふんわりとしたわらび餅のような食感の豆腐もちは、ほかにないおいしさ。軽い口当たりで、ついつい食べ進めてしまいます。混ぜるところは子どもに任せて、親子で一緒に作っても楽しいですね。
(SATETO編集部 堀尾)
教えてくれたのは

- 松竹智子
- 料理家。福岡市内で料理教室や食のイベントをおこなう「深草」を主宰。フードスタイリストとして、食品関係企業のレシピ提案やスタイリングなども数多くおこなっています。
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