- お買い物のちょっと前「バナメイえび編」 INDEX
- Vol.1 下処理がラクなえびがあったらいいなあ♪
- Vol.2 バナメイえびとブラックタイガーえびの違いって?
- Vol.3 バナメイえびの「おいしさ」の裏にある「やさしさ」って?←今回はここ
\ 教えてくれたのは /
コープ九州事業連合 水産商品部 平江
プリプリっとした食感と、旨味たっぷりのえびは、和食から洋食、中華まで引っ張りだこの食材です。ところでえびって、どのように育てられているのかご存知ですか? 「マングローブ」という木の名前は、みなさんも耳にしたことがあると思います。実はひと昔前までは、東南アジアのマングローブ林を伐採し、開拓してえびの養殖場にするのが一般的でしたが、近年ではそのやり方も見直されつつあります。その理由は? そして今注目されつつある、自然に優しいえびの養殖法とは?
ベトナムの指定産地で育てられています。
『殻むき簡単バナメイえび』のえびが育てられているのは、ベトナムにあるコープの指定産地。できるだけ人や自然に優しい環境の中で養殖されています。実はこれまでのえびの養殖では、マングローブ林を伐採して養殖池を開発することで生まれる、周囲の自然や生き物へのダメージが問題とされてきました。そこで最近注目されつつあるのが、自然はもちろん、そこで働く人々や周囲の社会にまで気を配った養殖方法を認定する「ASC認証」です。『CO・OP殻むき簡単バナメイえび』では、この「ASC認証」のえびのみを使用。環境はもちろん、人や地域にまで気を配った養殖を応援しています。
自然、働く人、人権まで気を配っています。
バナメイえびが育つ養殖池は、自社で管理・運営しています。また生産者が育てたえびはすべて買い取り無駄をなくすなど、環境をはじめ、人権や労働といった社会的配慮も心がけています。稚えびの段階から抗生剤を一切使用しない餌で育てているので、食べる人たちにとって安心な上に、生産者やその家族の健康にも配慮することができます。
▲ ベトナムでの養殖風景。鳥よけ、病害虫防止のために養殖池を網で囲い、サーキュレーターで空気を取り込みます(網で囲っていない池もある)。
▲ えび水揚げ後は養殖池を清掃。池の水は写真右奥のくぼみに排水し、ポンプで吸い出します。排水時は、殺菌・水質調査を徹底し、問題ないことを確認。また池全面は黒いシートで覆われているため、掃除がしやすくなっています。
生産者・消費者の双方にとって、長期的にみていいことがたくさんあります。
ASC認証のえびは、持続可能な養殖を目指す業者の取り組みが評価された証し。生産者にとっては、自然に配慮することで生態系が守られ、継続的な養殖が可能になり、労働環境や地域社会が守られることで、養殖に携わる人々や家族を支えてくれます。消費者にとっても、おいしく安全なえびを安心して食べ続けられるというメリットがあります。
▲ コープで取り扱うバナメイえびを生産・加工しているベトナムのClean Seafood社に研修で訪れた際の写真。コープ九州からは平江も参加(右から3番目)。
みんな大好きなえび。その「おいしさ」の裏には、水産資源や地球環境をはじめ、労働者や地域社会を守りたいという人々の心があったのですね。そして一消費者として彼らを応援することは、実はそんなに難しいことじゃないこともわかりました。これからえびを買うときには、少しだけ気をつけてえびを選んでみようと思います。
( SATETO編集部 堀尾 )
商品紹介
殻むき簡単バナメイえび
(背わた取り済み)12~14尾(160g)
下処理簡単がうれしい!
ASC認証のベトナム産のバナメイえびを
水揚げ後すぐに加工して、急速凍結した産
地一回凍結品。背わたをとって、背中の部
分に切り込みを入れているため、殻がむき
やすく、下処理の時間を大幅に短縮できす。
下処理簡単がうれしい!
ASC認証のベトナム産のバナメイえびを水揚げ後すぐに加工して、急速凍結した産地一回凍結品。背わたをとって、背中の部分に切り込みを入れているため、殻がむきやすく、下処理の時間を大幅に短縮できす。
この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。
※こちらはご覧いただきました記事に関するご感想をお聞かせいただくことを目的としております。商品等個別のお問い合わせにつきましては、正確に調査・回答させていただくために、こちらのフォームをご利用ください。