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お買い物のちょっと前 これからもおいしいお魚を食べ続けたいから 進化した養殖技術で、レッツお魚ライフ

皆さん、ここ一週間の献立を思い出してみましょう。
その中で、お魚のおかずは何種類くらいありましたか?

食の欧米化にともない、肉類のおかずが増え、魚離れが進んでいる日本の食卓。特に、魚は肉に比べて価格が高い、調理が難しいなどの理由で、なかなか手が出しにくいというご意見も…。
それに反して、世界では健康的な和食が注目され、魚を求める人がどんどん増加しています。なんと、ここ50年で世界の水産物消費量が約2倍になったんですって!
実は、この和食ブームも日本の魚離れの原因の一つなんです。世界的に需要が高まることで魚を獲りすぎた結果、水産資源が不足して価格が上昇。ますます手が届かない存在になってしまいました。
今回は、日本の魚離れと世界の水産資源不足を一度に解決できるかもしれない“養殖のお魚”がテーマです。


気がつけば身近になった“おいしい養殖魚”

ひと昔前は、「天然の魚の方がおいしいに決まってる」「ただ餌をあげて太らせているだけでは?」なんてイメージを持たれていた養殖のお魚。
でも、「安くておいしい」「身が柔らかくて新鮮」と人気の回転寿司のネタ、そのほとんどは養殖魚なんですよ。それに、「かぼすヒラメ」や「柚子ぶり」なんて餌にこだわったご当地ブランド養殖魚も全国各地で次々に登場しています。
水産資源全体で見ると、養殖の占める割合はまだ2割程度ですが、各地で天然モノに負けないような品質や高い安全性を持つ技術が開発されています。
世界的にも2030年には養殖魚のシェアが約半数に達するという予測も発表されているそうですよ。

消費者も生産者も嬉しい!養殖魚のメリット

現代の養殖魚には、今まで天然の魚が抱えてきた課題を乗り越えたさまざまな“いいコト”が詰まっています。

・脂のノリや体の大きさが揃った個体を、安定した価格で供給できる
・交配することで病気に強い魚を生産できるようになる
・何を食べて、どんな環境で育ったのかという情報を消費者が正しく受け取ることができる
・地元の漁業関係者の安定収入や雇用を生み出す

養殖技術の発展は、消費者にはもちろん、漁業に携わる人にとっても新たな選択肢の一つになっているのです。

例えば、お寿司に欠かせないマグロ。和食ブームの影響で世界的な消費量は2000年代から200万トン近くにまで増加、日本はその1/5を消費しています。

しかし、消費量が増えるにつれて限りある天然マグロは減る一方。その中でも、クロマグロ(本マグロ)は、とうとう絶滅危惧種としてレッドリストに認定されてしまいました。
もしかしたら近い将来、マグロが食べられなくなってしまうかも…。

そんな危機的状況を解決すべく、国内でも養殖技術の向上が求められています。
と言っても、海で釣った幼体に餌を与えて育てる「畜養」という従来の方法ではなく、卵から孵化させて成体まで育てる「完全養殖」です。
コープで完全養殖マグロを販売している「ニッスイグループ 金子産業株式会社」の取り組みを見てみましょう。

普及が急がれる“完全養殖”マグロとは?

マグロの育成でまず難しいのが、大型回遊魚が十分に活動できる生け簀の確保です。「ニッスイグループ 金子産業株式会社」では、五島や壱岐など、長崎県の6漁場で養殖場を設置し、天然に近い環境でストレスなく育てています。餌も配合飼料を開発し、現在サバやイワシなどの生き餌に加えているそう。今はまだ生き餌と混合ですが、配合飼料を使用することで、寄生虫の排除や食べ残しによる環境汚染の防止、水産資源の保護にもなるんですって。

△ 海水温が低い九州北部で育ったマグロは、身質が細やかで、脂のノリも抜群です。

完全養殖マグロを実際に食べてみると、トロは柔らかい身に脂がのっていて、濃厚な旨味が特徴です。赤身部分は深みのある味わいで、焼いてもヅケにしても存在感があります。正直、天然モノと比べても遜色ない印象です。

あなたも私も救世主!?地球にも優しい持続的な生産を目指して

稚魚の確保から商品加工まで、一貫して取り組む安全・安心な完全養殖。地球環境も考えた生産方法として普及していくことで、水産物の乱獲防止にも貢献しているんです。無理のない価格で上質な魚が楽しめるようになるうえ、世界的な食糧問題の解決への第一歩になるかもしれません。


マグロと聞くと、ついテンションが上がってしまう私は、日本人だなとつくづく思います。今回お話をお聞きした完全養殖のマグロは、ほとんどの部位で脂がしっかりとのったトロのような食感が楽しめるそう。こうなると食べない手はありません。コープでは年末だけの特別商品となっていますが、技術が進めば今後はもう少しいただくチャンスが増えそうですね。
( SATETO編集部 大内 )


続いては…
同じく日本人の食卓に欠かせないサーモンも国内で養殖が始まっています。なんでも生食もOKだそう。話題の“境港サーモン”の現場を調査します。

商品紹介

 鮮度抜群 とろりとろける生本マグロ

長崎県で養殖された本マグロを生のまま処理。冷蔵でお届けします。
特別な日や、お祝いメニューに最適です。

金子産業
長崎県産生本マグロセット

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