
さんまと梅干しを一緒に甘辛い煮汁で煮込む、さんまの梅煮。脂が乗ったさんまに梅の酸味が加わることでさっぱりとした味わいになり、食欲をそそります。さんまと一緒に甘辛く煮詰めた梅干しとしょうがも、これだけで立派なおかずになるほどのおいしさ。ご飯のお供にも、お酒のおつまみにもうってつけの一品です。

▲ 教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。

骨まで柔らか!
ご飯がすすむさんまの梅煮レシピ
調理時間:約30分

鍋にさんまと梅肉、しょうが、煮汁を入れてコトコト時間をかけて煮込めば、圧力鍋なしでも骨まで食べやすい柔らかな煮付けができあがり。さんまは内臓もおいしさの要素ですが、煮物にすると生臭さが出てしまうので、下処理をした身の部分だけを使います。梅干しには青魚特有の臭みを消す効果もあります。
\ さんまを骨まで柔らかく煮るポイント /
さんまを骨まで柔らかく煮るコツは、お酢を加えること。お酢の主成分である酢酸は酸性なので、魚の骨の主成分であるカルシウム(ハイドロキシアパタイト)を溶かす働きがあります。この働きと煮る際の加熱作用が合わさることで、さんまのように小骨が多い魚の骨が柔らかくなり、食べやすくなるのです。梅干しにも酸味(クエン酸)があるので同じような作用が働きますが、お酢を足すことで効果が高まりますよ。


「さんまの梅煮」の材料(2人前)
- 生さんま …2尾
- 梅干し…(塩分少なめタイプ、甘味なしのもの)大きめサイズ2個(30〜35g)
- しょうが…10g
- ―煮汁―
- 水…200ml
- 酒…大さじ3
- しょうゆ…大さじ1.5
- みりん…大さじ1
- きび砂糖…大さじ1
- お酢…大さじ1
「さんまの梅煮」の下準備
・煮汁の材料を鍋またはフライパンに混ぜておく。
「さんまの梅煮」の作り方
1.梅干しとしょうがをカットする
梅干しは種を取って2〜3等分にちぎっておく。しょうがは皮付きのまま薄切りにしておく。

◾しょうがは皮付きのまま
しょうがの香り成分や辛味成分は皮と身の間に含まれているので、皮は剥かずに使います。皮が気になる方は、包丁の背やスプーンで表面をこそぐように薄く剥きましょう。
2.さんまの下処理をする
さんまはウロコを取って頭と内臓を取り出す。身は水洗いし、水気をキッチンペーパーで拭き取る。

<内臓の簡単な取り出し方やウロコの取り方はこちらの動画をチェック!>
3.ひと口サイズに筒切りする
さんま1本を食べやすい一口サイズ(4等分もしくは6等分)に切り分ける。1切れが大きすぎると骨の硬さが残って食べにくくなるので、3.5cm幅を目安に。

4.内臓や血合いが残っていれば取り除く
筒切りにした身の内側にも内臓や血合いが残っていることがあるため、水で洗って取り除く。水を溜めたボールの中で洗ってもOK。洗った身はキッチンペーパーで水気をよく拭き取る。


◾水気を拭き取る際は丁寧に
拭き取る際にゴシゴシと擦ると身が崩れてしまうので、キッチンペーパーを使って上下で挟むようにして水分を取り除きましょう。
5.煮汁を煮立たせる
鍋またはフライパンに入れた煮汁に、しょうが、半量の梅干し(残りの半量は仕上げに添える)を入れて中火にかけ、グツグツするまで煮立たせる。


6.さんまを並べ入れ、再び煮立たせる
煮汁が煮立ったらさんまを重ならないように並べ入れ、再び煮立たせる。煮立ったらすぐに火を弱め、アクを丁寧にすくって取り出す。


◾さんまは重ならないよう、平らに並べる
さんまを重ねて煮ると煮崩れしてしまうので、できるだけ平らに並べてください。
◾さんまは煮立ってから入れる
冷たい煮汁にさんまを入れると魚の臭みが広がってしまうので、必ず煮立たせてから入れるようにしましょう。
7.落とし蓋をして煮る
落とし蓋(クッキングシートやアルミホイルでOK)をして、火を弱火〜中火の間に調整し、煮汁がさんま全体に回るように10〜15分程度煮る。途中、もし煮汁が少なくなりすぎたら水を少し足す。

8.煮詰める
落とし蓋を外し、煮汁に少しとろみがつくまで3分ほど煮詰める。最後に火を止め、蓋をしてそのまま5〜10分ほど置く(鍋止め)。


◾鍋止めで味を染み込ませる
鍋止めは煮物が煮上がったら火を止め、そのまま鍋の中に入れておく調理法。冷めるまでの間にゆっくりと味が染み込み、煮物がさらにおいしくなります。芯まで味が染み込みにくい食材や、煮崩れしやすいものを作る時に活用されます。
仕上げ
器に盛り付けて煮汁をかけ、残りの梅干しを添えて“赤み”で見栄えを良くする。あれば青ねぎの小口切りや木の芽などを添えて、完成。

お酢を加えて煮ることで、圧力鍋を使わなくても骨まで柔らかな梅煮に仕上がります。落とし蓋を外した後に煮汁を煮詰めることで、より濃厚な味にするのもポイントです。冷やせばさんまのコラーゲンが出て、煮汁がぷるんと固まる”煮こごり“に。熱々のご飯に乗せても、お酒のおつまみにしても楽しめます。
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(SATETO編集部 山本)
教えてくれたのは

- 料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花 - 大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。
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