
パリッと焼けた皮とふっくらと脂がのった身がおいしいさんまの塩焼きは、ご飯のお供に最高!「でも、グリルの掃除が面倒だし、煙や臭いも気になる」。そんな方におすすめしたいのが、フライパンです。「フライパンで焼けるの!?」と驚く方もいるかもしれませんが、実はとっても簡単。上手に焼くコツを、料理家の宮崎知花さんに教えてもらいました。

▲ 教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。

皮パリッ!
フライパンでさんまの塩焼き
調理時間:約20分
下処理・塩を振る時間は除く

魚を焼くときに、「皮がはがれて身がボロボロになってしまった」という経験はありませんか?そんな失敗を防いでくれるのが、クッキングシート。フライパンにクッキングシートを敷くことで煙も出ず、パリッと香ばしく焼き上がります。クッキングシートがない場合は、フライパン専用のアルミホイルでもOK。もしどちらもない場合は、フライパンにサラダ油を薄く引き、十分に温めてから焼くようにしましょう。
\ さんまを焼く前のひと手間!“振り塩”が「皮パリ」のポイント /
さんまの塩焼きの魅力は、味だけではありません。実は、塩には以下のような役割があるのです。
①余分な水分と臭みを抜く…
塩を振ると浸透圧で水分が外に出て、生臭さが取れる。身がよく引き締まる効果も。
②旨みを引き出す…
塩はさんまの脂と相性が良く、焼いた時に香ばしさがアップする。そして内臓の苦みではなく旨みを引き立てる。
③焼いた時に皮をパリッとさせる…
表面の水分が減り、きれいに焼き色がつく。
④下味として味を整える。
ここで大切になるのが、さんまを焼く前にする“振り塩”の時間です。塩を振ってから焼くまでの置き時間が仕上がりを大きく左右します。

| 塩を振る時間 | 特徴・仕上がり | おすすめ度 |
| 10~20分前 | 臭みが抜け、身が締まり、皮がパリッと仕上がる。最も一般的でおすすめ。 | ◎ |
| 5分以内(焼く直前) | 身がふっくらとみずみずしいが、臭みが残りやすい。新鮮なさんまにおすすめ。 | △ |
| 30分以上 | 塩味が身の中までしっかり浸透し、身が締まりすぎる(パサつきやすい)。 | ✕ |
以上を踏まえると、さんまの塩焼きを最も美味しく焼くための黄金タイムは10〜20分ということに。今回も20分を目安にさんまに振り塩をして、塩焼きを作っていきます。

「さんまの塩焼き」の材料
- 材料(2人前)
- 生さんま …2尾
- 塩 …6g(1尾につき3g)
「さんまの塩焼き」の作り方
1.さんまのウロコを取って水洗いする
さんまのウロコを包丁の背で取り、水でサッと洗う。

2.さんまを半分にカットする
大きさによってフライパンに入らないサイズであれば、1/2にカットする。

◾内臓はついたまま
さんまは胃がない「無胃魚」なので、食べたものがすぐに消化・排泄されます。排泄物が溜まっていないので、新鮮なものであれば内臓まで美味しく食べられます。むしろ、内臓のほろ苦さもさんまの醍醐味なのです。
3.さんまに振り塩をする
さんまの両面に塩を振り、10〜20分置く。


◾バットを使ってまんべんなく塩を振る
バットにあらかじめ塩を振っておき、その上にさんまを乗せ、さらに上から塩をふると両面にまんべんなく塩を振れます。身が少ない尻尾部分より、肉厚な胴体部分に塩を多めに振りましょう。
◾塩は少し多めに
振り塩は「少し多いかな?」と感じるくらい(1尾につき3g程度)が美味しく仕上がります。手で量る場合は、両面で「ふたつまみ」(親指・人差し指・中指の3本でつまんだ量×2)を目安に。
4.さんまから出た表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る
振り塩をして時間が経つと、浸透圧によってさんまの表面から水分が出てくるので、キッチンペーパーで拭き取る。この水分には青魚特有の臭みが含まれているので、しっかりと拭き取ることが大切。


◾水分の拭き取りは優しく
ゴシゴシと擦るようにさんまを拭くと、表面が傷んで焼いている時に身が崩れてしまうことがあるので注意。キッチンペーパーで挟むように、丁寧に優しく拭き取りましょう。塩は全部取り切らず、ある程度残っていてもOK。
5.焼く
フライパンにクッキングシートを敷き、表面にサラダ油(分量外)をキッチンペーパーで薄く塗る。お皿に盛り付けた時に「上になる方」を下にして、中火で焼いていく。


◾盛り付けた時に上になる方を下に焼く
両面を焼こうとして何度もひっくり返すと皮や身が崩れてしまうので、裏返すのは1度だけにしておきます。
◾焼いている時に蓋はしない
生焼けが心配でついついフライパンに蓋をしたくなりますが、蓋をせずに焼くことで皮目がパリッと仕上がります。
6.裏返す
周り(身の部分)が白っぽくなってきたら、ひっくり返す(目安は5〜6分※さんまの大きさで異なる)。さらに弱火よりの中火で3〜4分焼いていく。


◾表面を焼き過ぎたら裏面で調整
最初に焼いた面を焼き過ぎてしまったら、裏面の焼き時間を少なくして調整しましょう。
◾裏返す時にはフライ返し+菜箸で
身を裏返す時はフライ返しで全体を持ち上げ、菜箸で支えるようにして裏返すとスムーズです。

皮はパリッと、身はふっくらとしたさんまの塩焼きのできあがり!このままでももちろんおいしいのですが、かぼすと大根おろしを添えて味わうのもおすすめです。脂が乗ったさんまがさっぱりと味わえるだけでなく、大根の消化酵素が働き、スムーズな消化の手助けをしてくれます。
「さんまの塩焼き」で使えるコープ商品
さんまの選び方や保存方法もチェック!
「さんまのきほん」
さんまが魚屋さんやスーパーに並び始めると、秋の到来を感じて食べたくなりますよね。けれど、「下処理や後片付けが面倒」と、ついつい敬遠していませんか?そこで今回は、おいしいさんまの見分け方や、簡単にさんまの内臓を処理できるテクニック、ご飯がすすむ定番の煮魚レシピをご紹介。秋の味覚を満喫できる「さんまのきほん」が満載です。
[ Comming soon… ]
さんまは魚焼きグリルどころか、“七輪”で焼くと思い込んでいたので(!)、フライパンで焼けることを知ってただただ驚きました。煙がモクモクと出るイメージでしたが、そんなことはなく自宅のキッチンで手軽に作れるのもいいですね。内臓処理をせずに丸ごと味わえるのも、ズボラな私にぴったりです!
(SATETO編集部 山本)
教えてくれたのは

- 料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花 - 大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。
レシピの魚を秋刀魚に変えて調理しても!
おいしい「お魚レシピ」
骨までやわらか!
ご飯がすすむ「さんまの梅煮」

さんまと梅干しを一緒に甘辛い煮汁で煮込む、さんまの梅煮。脂が乗ったさんまに梅の酸味が加わることでさっぱりとした味わいになり、食欲をそそります。さんまと一緒に甘辛く煮詰めた梅干しとしょうがも、これだけで立派なおかずになるほどのおいしさ。ご飯のお供にも、お酒のおつまみにもうってつけの一品です。
[ Comming soon… ]
いつもの味に刺激をプラス!
「さばのピリ辛味噌煮」

さばの味噌煮は、煮汁と一緒に鍋で煮込むだけの和食の定番。手軽に作れるものの、いつもの味に飽きてしまったという方は味変をしてみては。料理家の松竹さんのご家庭では、豆板醤を加えたピリ辛バージョンにアレンジ。もちろん、辛いのが苦手な方は、豆板醤なしでもおいしい!
サクサク食感がたまらない
「さばと根菜の竜田揚げ」

カラッと揚げたさばの竜田揚げは、ごはんが進む人気のおかず。これだけでは物足りない時は、根菜も一緒に熱した油の中へ入れて揚げちゃいましょう。サクサクの食感とこうばしい香りが食欲をかき立て、食べ応えも十分!レモンとカイワレを添えて、彩り豊かに。
お家で簡単イタリアン
「さばとなすとトマトのパン粉焼き」

フライパンで焼いたさばとなす、トマトを耐熱皿やスキレットに盛り、パン粉をまぶしてオーブンで焼けばおしゃれなメインディッシュのできあがり!サクサクのパン粉ととろけるなすで、食感楽しくいただけます。焼き目をつけるだけなので、オーブンがない場合は、トースターでもOK。


















この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。
※こちらはご覧いただきました記事に関するご感想をお聞かせいただくことを目的としております。商品等個別のお問い合わせにつきましては、正確に調査・回答させていただくために、こちらのフォームをご利用ください。