
秋の味覚と言えば、そう、さんま。魚屋さんやスーパーに並び始めると、秋の到来を感じて食べたくなりますよね。けれど、「下処理や後片付けが面倒」と、ついつい敬遠していませんか?そこで今回は、簡単にさんまの内臓を処理できるテクニックと、後片付けが楽ちんなフライパンで作る塩焼きや、ご飯がすすむ定番の煮魚レシピをご紹介。おいしいさんまの見分け方や保存方法もあわせてチェックして、秋の味覚を満喫してください。

▲ 教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。
新鮮で脂乗りのいいさんまを見分ける「選び方」
おいしいさんまを選ぶには、以下の5つのポイントをチェックしましょう。

① 口先が黄色い
さんまを選ぶ際にまずチェックすべきは、口先。黄色になっているほど新鮮で脂が乗っているサインです。鮮度が落ちると口先が茶色くなるので、黄色に近いものを選ぶようにしましょう。
② 目が澄んでいる
黒目の周りが透明で澄んでいるものは、新鮮な証。逆に白く濁っているもの、血が滲んでいるもの、くぼんでいるものは鮮度が落ちている可能性があります。
③ 身に張りがあって硬い
新鮮なものは持った時にだらんと垂れ下がらず、ピンとして張りがあります。触ってみてブヨブヨと柔らかすぎず、適度な弾力があるものを選ぶと良いでしょう。
④ 背中が青く、盛り上がっている
さんまの“背中”も美味しさを見分ける大切なポイント。背中が青黒く、光沢が強いものほど新鮮です。また、脂が乗ると頭から背中にかけて丸く盛り上がります。
⑤ 肛門から内臓が出ていない
さんまは鮮度が落ちるにつれて、肛門の周りが緩んで内臓が出やすくなります。肛門から十円玉のような茶褐色のわた(内臓)が出ていないかどうかもチェックしましょう。
動画でマスター!意外と簡単、さんまの下処理
さんまの下処理で最もハードルが高い内臓の処理。実は内臓を触らず、スルッと簡単に取り除く“早ワザ”があるのです!その方法を動画と一緒に解説します。
\ 「さんまの下処理」を動画でチェック /
1. ウロコを包丁の背で取る

包丁の刃の方を使うと身を傷つけてしまうので、背の方を使います。ウロコが取れ終えたかどうかは、触ってみて表面がツルツルと滑らになっていればOK。
2. 頭を左に向けて背を上にしておき、頭から腹びれの付け根まで包丁を入れる

この作業で中骨を切ります。完全に切り落とさないように注意しましょう。
3. 腹側を上にして、肛門の少し手前1センチ上あたりに切り込みを入れる

この時も完全に切り離さないように注意。

4. 片手でさんまの胴体をしっかり抑え、もう片方の手で頭をゆっくりと引っ張る

さんまは頭に骨と内臓が繋がっているので、引っ張るとスルスルと内臓がきれいに引き抜けます。

5. 腹の中を水で洗い、血合などをきれいに取り除いたらキッチンペーパーで水分を拭き取る

腹の中をガシガシと触って洗うと身が崩れてしまうので、優しく取り扱いましょう。

キッチンペーパーで水分を拭き取る時も優しく押さえるようにします。
まな板を汚したくないという人は、まな板に敷いた新聞紙の上でさんまの下処理をすれば、後片付けがグッと楽になります。
\ さんまをよりおいしく味わうポイント /
さんまは内臓が絶品とも言われています。だからこそ新鮮な内臓は、捨てずに焼くのもおすすめです。フライパンにクッキングシートを敷いて取り出した内臓を乗せて、塩焼きにすれば超おいしい!「脳天」と呼ばれる頭の部分にも、脂が乗ったおいしい身がついています。

\ おさえておきたい定番絶品さんまレシピ /
さんまをおいしく食べる、定番の「焼き物」「煮物」のレシピをご紹介。和の味付けはご飯のお供に最高で、食欲の秋をとことん堪能できます。
「皮パリッ!フライパンでさんまの塩焼き」

魚焼きグリルを使わず、フライパンで簡単にさんまの塩焼きを作ります。フライパンだからこそ後片付けが楽ちんなのが一番のポイント。皮をパリッと香ばしく焼くための“振り塩”のコツにも注目です。
「骨まで柔らか!ご飯がすすむさんまの梅煮」

梅干しの酸味と旨みで、青魚が美味しく食べられる「梅煮」をさんまで!お酢を入れてコトコト煮れば、気になる小骨も柔らかくなって食べやすくなります。新米と一緒に食べたくなる、とっておきの秋の煮魚レシピです。
\ 鮮度を保つ保存方法の基本 /
さんまは傷みやすいので、すぐに調理しない場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍庫に入れる際は、パックのままでOK。1尾ずつラップに包んだり、内臓の下処理をしたりと、下手に触ると鮮度が落ちてしまうので、そのまま冷凍庫へ入れましょう。冷凍保存は冷凍庫の容量にもよりますが、1ヶ月を目安に食べ切りましょう。

恥ずかしながらこの取材をするまで、さんまの下処理どころか身を切ったこともありませんでした(大きな声では言えませんが…)。その理由はズバリ、ウロコと内臓処理が大変そうだから。が、しかし!頭ごと内臓を引き抜く方法を知ってびっくり!これなら魚の調理が苦手な私でも簡単にできそうです。さんまのウロコもそんなに多くないので、これからは自宅でさんまを調理したいと思います。
(SATETO編集部 山本)
教えてくれたのは

- 料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花 - 大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。















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