
赤身の旨みをしっかりと味わえ、良質なたんぱく質も摂れるとして、今、注目されているのが「グラスフェッドビーフ」です。「グラスフェッドってなに?」「ほかの牛肉とどう違うの?」「おいしいの?」そんな疑問にお答えしながら、グラスフェッドビーフの魅力と、おうちでステーキをおいしく焼くコツをご紹介します!
グラスフェッドビーフとは?

グラスフェッドを英語で表すと「Grass-Fed」で、Grassは草、Fedはエサを意味します。グラスフェッドビーフとは、主に牧草を食べて育った牛の肉のこと。牧草もほとんど人の手を加えず、広々とした牧草地で放牧されて育った牛は、脂肪が少なく、赤身のうまみがしっかりしているのが特徴です。

一方、「グレインフェッドビーフ」は、トウモロコシなどの穀物を与え、適度に脂がのった品質の牛肉で、豊かな旨みと濃厚な味わい、霜降りの多いやわらかな肉質が特徴です。 グラスフェッドビーフは、基本的には霜降りの少ない赤身肉のため、さっぱりとした味わいと赤身そのもののおいしさ、適度な歯応えが楽しめます。

本場はニュージーランド!自然が育てた赤身肉

実はグラスフェッドビーフの本場はニュージーランド。豊かな自然と四季に恵まれたこの国は、世界有数の酪農・畜産大国として知られています。人口よりも家畜の数が多く、国土の半分近くが牧草地として活用されるほど。そんな環境の中、広大な牧草地でのびのびと放牧され、牧草を食べて育ったのが「グラスフェッドビーフ」です。

グラスフェッドビーフの魅力は、しっかりと肉本来の旨みを感じられる、良質なたんぱく質を含んだ赤身。さらに、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれています。つまり、「おいしく食べて、体の中から元気になれるお肉」なのです。
> もっと知りたい!グラフフェッドビーフに含まれる栄養素とは?
グラスフェッドビーフをジューシーに!
「ガリバタレモンステーキ」

グラスフェッドビーフは赤身が多いため、焼くと「硬くなりそう」と感じる方もいるかもしれません。でも肉本来の旨みがぎゅっと凝縮されているので、適切に調理すれば、ジューシーな仕上がりになります。そこで、グラスフェッドビーフをおいしく焼くためのステーキの焼き方をご紹介!コツさえ覚えれば、家庭で本格的な味が手軽に楽しめます!

▲ 教えてくれたのは、料理家のSHIMAさん。フードディレクターとして日々ブログやインスタグラムにレシピを更新されています。SHIMAさんのインスタグラムはこちら

スタミナ満点!口溶けなめらかなバターとレモンが香る
ガリバタレモンステーキ
調理時間:約10分

グラスフェッドビーフに限らず、赤身が多めの輸入牛も、ひと工夫して焼けばやわらかいステーキに。ポイントはいくつかありますが、まずはしっかりと下準備をしましょう。そして塩加減、焼く時間、アルミホイルで包んで休ませる時間などに気を付ければ、本格的なステーキを楽しめます。にんにく、優しい口溶けのグラスフェッドバターをたっぷりとかけて召し上がれ!
\ 「ガリバタレモンステーキ」を焼く際のポイント /
ステーキを自宅でおいしく焼くのはなかなか難しいもの。今回のような赤身の多い肉をステーキにするときのポイントは、下準備の際、薄くはちみつを塗ること。そして両面をそれぞれ30秒ずつ焼き、アルミホイルで包んで2~3分間休ませること。これで、パサつきがちな肉もジューシーに仕上がります!


「ガリバタレモンステーキ」の材料(1人前)
- 牧場育ちのサーロインステーキ牛肉 …1枚 ※1枚約110g(厚さ1〜1.5センチほど)
- 塩 …1g
- にんにく…2片
- レモン(輪切り)…2枚
- オリーブオイル…大さじ1
- はちみつ…適量
- バター…適量
- 粒マスタード…適量
- ※時間や焼き加減はステーキの厚さや火加減によっても異なります。
※今回の焼き方は1枚約110g(厚さ1.5センチほど)のステーキを基準にしています。
「ガリバタステーキ」の焼き方
1.下準備をする
肉のドリップをキッチンペーパーで拭く

脂身に切れ目を入れる

肉の片面に格子状の切り目を入れる

■反りかえりを防ぐ
加熱で筋が縮んで反りかえるのを防ぎ、均一な焼き色を付けるための大切な工程です。表面には片面にのみ格子状の切り目を入れておきます。
肉の両面にはちみつを薄く塗る

■はちみつ効果で柔らかく
はちみつに含まれる酵素や保湿性により、しっとり柔らかく焼き上がります。ごく少量をさっと塗りましょう。
ラップをして30分ほど冷蔵庫に置く

■一枚ずつラップで包んで
複数枚のお肉を焼くときも、一枚ずつラップで包んではちみつをしっかりとパックさせます。
さあ下準備が整ったら、
フライパンで焼きましょう!
2.にんにくを焼く
にんにくを縦にぶつ切りにする。フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火で熱し、にんにくを炒める(約5分)。香りが出たら、一度火を止めて取り出す。

■ニンニクはコールドスタートで
先ににんにくを入れてから火にかけることで、中までじっくりやわらかく。油はねも防げます。


■にんにくは取り出しておく
お肉と一緒に焼くと焦げてしまうため、にんにくは先に取り出しておいて、最後にステーキに添えます。
3.塩を振る
下準備をした肉を冷蔵庫から取り出し、余分な水分をキッチンペーパーで拭く(両面)。切り込みを入れた面にのみ塩を振る。

■薄いお肉は冷蔵庫から出してすぐ焼きます
焼きすぎて硬くなるのを防ぐため、1.5cm厚みのような薄めのお肉の場合は、常温に戻さずにすぐに焼きます

■指3本でつまめるくらいの量
塩の量は、肉の重量の0.8%〜1%。指の親指、人差し指、中指の3本でつまめるくらいの量です。
4焼く
にんにくを焼いたフライパンに再び火をつけ、中火と強火の間の火加減で十分に熱する。フライパンが熱くなったら、塩を振った面を下にして30秒焼く。焼いている間に上面に塩を振る。


■フライパンが十分に熱くなってから
フライパンがしっかりと熱くなったのを確認してから肉を焼きます。
5.裏返す
裏返して30秒焼く。


■30秒ずつ焼く
ミディアムレアなら、片面ずつ、30秒! もう少し中まで焼きたいときは40秒。きちんと時間を計って焼きましょう。
※お肉の厚さ、フライパン、熱源によっても変わります
6.アルミホイルに包む
5をアルミホイルで包み、2~3分そのまま置いて予熱で火を通す。



■余熱でやわらかく
アルミホイルで包むことで、ゆっくりと余熱で火を通していきます。
7.カットする
食べやすい大きさにカットする。

■キッチンバサミなら簡単!
包丁で切りにくければ、キッチンバサミを使うとカットしやすいです。
8.完成
レモン、にんにくを添えて、グラスフェッドバターをかけたら完成

外は香ばしく、中はしっとりジューシー。グラスフェッドビーフならではの、肉の旨みが詰まったステーキが焼き上がりました!マスタードを添えて、にんにく、そして優しい口溶けのグラスフェッドバターをたっぷりとかけて、熱々のうちに召し上がれ!

[ グラスフェッドバター ]
一般的なバターでもおいしいですが、グラスフェッドバターなら、コクがありながらも後味はすっきり。グラスフェッドビーフとの相性も抜群です! 固形のバターを使用する場合は、スライサーで削ったり小さくカットしたりしてから使用すると、口溶けがよくなります。
「比較的安価な輸入肉を、自宅で上手にステーキにしたい!」そんな願いを叶えるべく、SHIMAさんが30秒、40秒、50秒…と焼く時間を何度も調整して導き出した焼き方です。もちろんフライパンの性質や肉の厚さ・温度により、多少の誤差はあるかもしれませんが、基本はこの焼き方で練習してみてくださいね。
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは
> 料理家宮崎さん直伝、人気の「ステーキの焼き方」記事もチェック!
まるでスイーツ!グラスフェッドチーズがとろり
「ハニーチーズアップルトースト」
ご紹介したグラフフェッドビーフから作られた、まろやかでやさしい風味のグラスフェッドチーズ。そして、爽やかな酸味と自然な甘さが魅力のNZ産りんご。その特徴を活かした、トーストレシピをご紹介します!

食パンにスライスしたりんごを並べたら、上からグラスフェッドチーズをたっぷり乗せましょう。軽く焦げ色がつくまで焼くと、チーズがトロ~リ。あっという間にアップルトーストの完成です。はちみつとシナモンを振りかけて召し上がれ!


























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