
昨年あたりから人気に火が付いたせいろ。一時期のブームかと思いきや、その勢いは収まらず、料理好きでなくても気になっている方も多いのではないでしょうか?わが家でも購入を検討しているものの、「扱い方が難しそう」「作る料理が限られそう」購入をためらっていました。そんな時、「扱いも簡単だし、想像以上に便利よ!」と料理家のSHIMAさんから背中を押されてついに購入を決意!せいろデビューに向けて、選び方や取り扱い方をおしえてもらいました。

▲ 教えてくれたのは、料理家のSHIMAさん。フードディレクターとして日々ブログやインスタグラムにレシピを更新されています。SHIMAさんのインスタグラムはこちら
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INDEX
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1.おしえて!せいろのいいところ
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2.せいろの素材・サイズ選び
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3.せいろに必要なアイテム
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4.電子レンジとは違う!せいろの実力
蒸すだけで食材のおいしさを引き出す「せいろ」。せいろ生活を始めたくても、最初はわからないことばかりなのでは? まずは疑問を解決しましょう!
おしえて!せいろのいいところ
せいろ調理は、「食材がふっくらと蒸し上がる」「せいろの香りがいい」といわれますが、SHIMAさんによると、魅力はほかにもたくさん!とのこと。そんなせいろのいいところをまずはご紹介します。
\ こんなにすごい!せいろの魅力 /
・素材の味が引き立つ
・油が落ちてヘルシー
・温め直し・解凍にも使える
・重ねて使えば、2~3品を同時調理できる
・材料を入れたら、あとはせいろにおまかせでOK
・そのままテーブルに出すだけで料理が映える!
・実はお手入れが簡単
おいしく調理ができるのはもちろん、蒸している間に別の作業ができるのがかなりポイント高い!そのまま食卓に出せば、見栄えも抜群です!

せいろの素材・サイズ・選び方
購入の際に、悩むのが素材やサイズ。選び方のポイントはあるのでしょうか。
「初心者でも扱いやすい素材は?」
せいろには杉、竹、ひのきがあり、それぞれ特徴があります。
[ 杉 ] 軽くて値段も手ごろ。木の香りが楽しめる。
[ 竹 ] 木の香りが少なく、耐久性もあり価格も手ごろ。
[ ひのき ] ふちに厚みがあり丈夫。木目が美しく、価格は高め。
おすすめなは「竹」です。価格が手頃で、比較的お手入れが簡単。丈夫で抗菌性や調湿性に優れています。メーカーや素材によって耐久性や香りは異なりますが、調理への影響は少ないでしょう。

「わが家に合うサイズを知りたい!選び方の基準は?」
せいろは直径15cm~30cm程度まであります。家族構成、作りたい料理などによって必要なサイズが変わってきます。1人用なら15cm~20cm、2人用なら21cm~24cm、3人以上用なら25cm以上のサイズが目安です。

COOP「具たっぷりの豚まん」(5個入り)を入れて比較してみました。18cmだと、肉まんを2つ入れるにはかなり無理があり、残念ながら1つのみ。21cmは3つ。23cmは4つ入りました。
参考までに、わが家では大人ふたりで23センチを2段で使っています。1段目におかず、2段目はご飯もの(チャーハンなど)をいれて、お皿に分けています。まとめて1段で済ませたいところですが、詰めすぎると蒸気が通りにくく蒸しムラなどの原因に。せいろは重ねて同時調理できることも魅力。ほどよい量で段に分けるのをおすすめします。一般的な家庭で使用する場合、多くても3段までがいいでしょう。

せいろに必要なアイテム
せいろの素材とサイズを決めたら、あとは必要なものをそろえましょう。
「せいろ専用の鍋は必要?」
せいろ専用の鍋もありますが、家庭の鍋でも使用できます。せいろの直径より1~2cm小さい鍋にそのまま乗せましょう。ただし、せいろと同じ大きさ、もしくはそれより大きいとグラついて焦げる恐れも。そんな時は「蒸し板」を間にかませます。
「蒸し板」があれば、大きめの鍋やフライパンも蒸し鍋として使えます!


「せいろの底に敷くものは?」
肉や魚、しゅうまいなどの脂や水分が出る食材を使う場合、匂い移りやこびりつきを防ぐため、せいろの底にクッキングシートや、キャベツ、白菜などの葉野菜を敷きましょう。穴あきのクッキングシートや、せいろ用のシリコンシートなどもあります。耐熱皿にのせて蒸してもOK。

野菜だけを蒸すなら、何も敷かずに、食材をそのまま入れても大丈夫です!

電子レンジとは違う!せいろの実力
せいろの実力を確認すべく、SHIMAさんにおすすめの食材を蒸してもらいました!

鍋にたっぷりのお湯を沸かして、「蒸し板」を乗せます。“たっぷりのお湯”がポイント!

せいろの中に食材を入れたら重ね、フタをして鍋に乗せます。そのまま強火で加熱しましょう!
(1)肉まんがふっくらふわふわ!

冷凍の肉まんは約15分でふっくらホカホカ!(※表記通りに蒸します)
(2)冷やごはんが炊き立ての食感に

冷や飯もこの通り!水分を含んで粒が立ち、炊き立てと同じようにふっくら。
(3)パンがもっちり!簡単朝食プレートにも

実は、蒸し器を手に入れたら一番試して欲しいのがパン。パサパサしたパンも、蒸すとふっくらもっちもちに!しかも、忙しい朝にこそせいろの実力が発揮されます。
せいろにクッキングシートを敷き、耐熱用のココットに卵を割り入れ、コーンを入れたら塩コショウを少々。ベーグルを入れて、空いたスペースにウインナーや野菜を入れて蒸すこと約10分。立派なモーニングプレートのできあがり!とっても簡単なのに“素敵な暮らし”が実現します。ぜひお試しあれ!
>次回は、【続編】SATETO編集部がせいろ調理に挑戦!
せいろを使う前にしておきたいこと、お手入れや収納、基本的な蒸し方などをご紹介します!
「せいろ」で蒸したいコープ商品

エッセンポーク
九州産豚肉100%のあらびきタイプ。パリッとジューシーな食感。
おこわ、茶碗蒸し、饅頭など、ひと昔まえにおばあちゃん家で使われていたイメージのせいろ。その機能に改めて着目されているようです。まさかせいろでこんなオシャレな朝食が10分ほどで一度に作れるなんて!せいろは時短調理道具としても大活躍なんですね。後編では、SHIMAさんと一緒にせいろを使って実際に調理してみます。同じように購入をためらっている方、必見です!
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは
蒸すとおいしさ倍増!
せいろでつくりたいおかずとおやつ
せいろを手にいれたらぜひ作りたいレシピ2品をご紹介。せいろで蒸したてのおいしさを召し上がれ!
器に並べたらあとは蒸すだけ
「豚肉と乾燥ごぼう蒸し」

豚肉と乾燥ごぼうの旨味がたっぷりつまった蒸し物です。仕上げにアツアツに熱したごま油をジュワッとかけることで、味を引き締めて、香ばしい風味をプラス。レシピはフライパンで蒸していますが、ぜひせいろで作ってみてください!
蒸したてほくほく!素朴で優しい味わい
「栗だんご」

ほくほくに蒸された団子を食べると、心までほっこり。素朴で優しい甘さの和菓子は、どこか懐かしさを感じます。ご紹介するのは、こねて、丸めて、蒸して…と家庭で手作りできる、栗だんごのレシピ。冷凍のむき栗を使うので、季節を問わずにいつでも作れて簡単!
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