
こうや豆腐と言えば、含め煮にした時の、あのジュワ~ッとだし汁がしみ出してくる独特の食 感が最大の魅力。もはや豆腐とは呼べないこの食感、どのようにして生まれるのでしょう。そ の製造方法は? 含め煮以外のおすすめの食べ方は? 気になる疑問を、生産者の方に答えていた だきました。
- たよりになるこうや豆腐 INDEX
- 1.こうや豆腐ってどんな食品?
- 2.こうや豆腐アレンジ「こうや豆腐ときのこの塩麹スープ」
- 3.こうや豆腐の唐揚げアレンジ
- 4.こうや豆腐にまつわる素朴な疑問を、生産者に聞きました←今回はここ
- 5.メーカーおすすめのひとくちこうや豆腐簡単レシピ
\ その前に /
こうや豆腐の起源について知ろう!
こうや豆腐の起源には2つの説があるようです

1.偶然生まれた説
鎌倉時代、高野山の僧侶が食べていた豆腐が冬の厳しい寒さで凍ってしまい、それを翌朝戻して食べてみたところ、食感が面白くおいしいことから普及していった。

2.もともと冬の食材として作られていた説
長野・東北地方で、一晩凍らせて翌朝食べる「凍(し)み豆腐」が起源になっているという説。凍った豆腐が「昼は融けて夜は凍る」を繰り返しながら自然に乾燥するスタイルになり、現在のようになった。
どちらの説も興味深いですね。ちなみに、こうや豆腐の日本における生産量のうち、約95%が長野県で生産されているそうですよ。
\ お答えします /

ひとくちこうや豆腐 製造元
株式会社みすずコーポレーション
商品開発部 中澤杏美様


A.豆腐を一度冷凍させることであの食感が生まれます。
少し固めの木綿豆腐を一度凍らせ、冷凍庫内で一定期間熟成させることで、大豆に含まれるたんぱく質が変化してスポンジ状になります。その後再び解凍し、乾燥させて完成です。大豆を仕入れて出荷するまで、およそ20もの行程を経て、あの独特の食感を作りだしています。


A.一般的な乾物と同様、高温多湿はNGです。
こうや豆腐は臭いを吸収しやすいので、臭いの強いものとの保管は避けましょう。開封後は密閉容器に入れ、直射日光・高温多湿を避けていただくと、より長くおいしくお召し上がりいただけます。


A.煮たり揚げたり、いろいろ楽しんでください。
含め煮にしたこうや豆腐にお肉を巻いて甘辛く味付けした「肉巻きこうや」は、お肉との相性抜群でご飯がすすむ味付け。お弁当のおかずにもぴったりです。含め煮以外のお料理もいろいろとお楽しみ下さい。次回の記事で、アレンジレシピをご紹介しますね。
> 詳しいレシピはこちら


A.湯戻しや切る手間いらずの、ひとくちタイプ
ひとくちサイズに切れているので、湯戻しや切る手間がかかりません。かつお・ほたて・こんぶ・しいたけエキスを使用し、だしにこだわった優しい風味が特徴の添付だし付です。
生協のヒット商品とも言える、ひとくちこうや豆腐。次回は、さらにアレンジが広がる、メーカーさんオススメのこうや豆腐レシピをご紹介します。
( SATETO編集部 堀尾 )
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