私たち日本人にとってもっとも身近な食材のひとつ、豆腐。とくに絹ごし豆腐や木綿豆腐は、季節を問わず頻繁に食卓に登場する馴染み深い食材です。豆腐のなかでもひときわ強い個性を放っているのが、こうや豆腐。含め煮のイメージが強い食材ですが、実は、調理のバラエティーも豊富で栄養もたっぷり、とても頼りになる食材なんです。
- たよりになるこうや豆腐 INDEX
- 1.こうや豆腐ってどんな食品?←今回はここ
- 2.こうや豆腐アレンジ「こうや豆腐ときのこの塩麹スープ」
- 3.こうや豆腐の唐揚げアレンジ
- 4.こうや豆腐にまつわる素朴な疑問を、生産者に聞きました
- 5.メーカーおすすめのひとくちこうや豆腐簡単レシピ
1.栄養価が高い
こうや豆腐には鉄・カルシウムなどのミネラルや必須アミノ酸、大豆イソフラボンなど、大切な栄養素がギュッと凝縮されていて、こうや豆腐に含まれる良質なタンパク質「レジスタントタンパク」は、余分なコレステロールを減少させるとも言われています。同重量の木綿豆腐と比較すると、7倍ものたんぱく質とカルシウムが含まれているこうや豆腐は、ぜひ意識的に食卓に取り入れたい食材です。
2.長期保存ができる
乾物の一つであるこうや豆腐は、長期保存できるのもうれしい特徴。保存期間は、高温多湿を避けて未開封の状態なら6ヶ月と言われています。ストックしておけば、使いたいときにサッと取り出せる、便利な食材です。
3.冷凍しても味や食感が変わらない
生豆腐は凍らせるとスポンジのようにスカスカになってしまいますが、こうや豆腐は、調理後に冷凍しても味や食感がほとんど変わリません。冷凍前の味を解凍後にも楽しむためには、水分を飛ばして水気を少なくしておくことがポイントです。
こうや豆腐は、少し固めの木綿豆腐を一度凍らせて熟成させた後再び解凍し、乾燥させてつくられます。[ 頼りになるこうや豆腐Vol.3]では、コープのこうや豆腐の生産者に、こうや豆腐ができるまでと、開封後の保存方法について聞きました。
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だしをたっぷり含んだやわらか食感が魅力
こうや豆腐 基本の含め煮レシピ
材料
- こうや豆腐 …2個(一般的な全形サイズ)
- だし汁…400cc
- 砂糖…大さじ2
- みりん…大さじ1/2
- 薄口醤油…小さじ1
- 塩…ひとつまみ
作り方
鍋に、こうや豆腐以外の材料をすべて入れて煮立て、こうや豆腐を入れる。少しずらして蓋をし、弱火で煮汁がほとんどなくなるまで10〜15分程度煮詰めて完成。
煮物だけじゃもったいない
こうや豆腐のアレンジレシピ
こうや豆腐の唐揚げ
だしを含ませたこうや豆腐に片栗粉をまぶして揚げるだけ。揚げながらつまみ食いをしていると、手が止まらなくなるおいしさです。こうや豆腐を使うことで唐揚げをよりヘルシーに食べられるのもうれしいポイント。
こうや豆腐のボロネーゼソース
お肉を使わず、こうや豆腐を使ったボロネーゼソース。まるでお肉のような食で、思った以上に満足感があります。朝ごはんのパンにのせたり、パスタと和えたりできるので便利。低カロリーで、作り置きできる頼もしい一品です。
こうや豆腐ときのこの塩麹スープ
こうや豆腐ときのこやかぼちゃがたっぷり入ったスープ。味付けは塩と塩麹のみで、あとは煮込むだけというとっても手軽なレシピです。野菜と昆布のだしをたっぷり含んだこうや豆腐をほおばると、スープが口の中でジュワ〜ッと広がります。
長期保存や冷凍保存もOKという、普通の豆腐とはひと味もふた味も違う魅力を持つこうや豆腐。次回は、アイデア次第でさまざまな食べ方を楽しめる、こうや豆腐のアレンジレシピをご紹介します。
( SATETO編集部 堀尾 )
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