かにの風味と食感を手軽に楽しむことができるカニカマ。サラダや炒め物、汁物までさまざまなメニューに合う、食卓の名脇役です。なかでもコープ九州の「かに風味かまぼこ」は、他所とはひと味もふた味も違うことをご存知ですか? プリっとした食感と繊細なほぐれ感、ほんのり甘く淡白なその味は、まさに’かに’そのもの。そのおいしさの秘密を探るべく、製造会社をたずねました。「カニ風味かまぼこ」を使ったレシピもご紹介していますので、ぜひ日々の食卓に取り入れてみてくださいね。
さて子一家のとある日
さて太郎〜夜ごはんできたわよ〜!
さて太郎〜夜ごはんできたわよ〜!
いただきます〜!もぐもぐもぐ…
酢の物に入っているこの赤いのおいしいね。でも、なんだろうこれ…?カニなのかな?
いただきます〜!もぐもぐもぐ…
酢の物に入っているこの赤いのおいしいね。でも、なんだろうこれ…?カニなのかな?
これは「かに風味かまぼこ」なの。お魚のすり身なんだけど、確かに本物のカニにそっくりよね〜
これは「かに風味かまぼこ」なの。お魚のすり身なんだけど、確かに本物のカニにそっくりよね〜
さて太郎くん!ナイス!
さて太郎くん!ナイス!
わ!上田さんだ!
わ!上田さんだ!
うれしい声が聞こえてきて思わず登場しちゃいました!コープの「かに風味かまぼこ」は、“まるで本物!”ととても好評なんですよ。よかったら一緒に工場に行ってみませんか?
うれしい声が聞こえてきて思わず登場しちゃいました!コープの「かに風味かまぼこ」は、“まるで本物!”ととても好評なんですよ。よかったら一緒に工場に行ってみませんか?
…ということで!
かに風味かまぼこを生産している株式会社大崎水産にやって来ました!
左から営業部課長の原山一輝さん、品質管理部主任の石崎美里さん、コープ九州企画編集課の鴛海晴菜、コープ九州日配商品部の松尾哲哉。
コープの「かに風味かまぼこ」を製造しているのは、広島にある大崎水産さん。昭和3年(1928年)創業の老舗企業です。 1974年に誕生した『フィッシュスチック』(今年50周年)が、「かに風味かまぼこ」の先駆けとなりました。
きゅうりにかに肉と魚のすり身を詰めた珍味かまぼこをつくっていた時、製造機械に残っていたすり身にかにの汁が混ざったものを味見してみたのだとか。すると「こ、これはうまい!!」「かにそのまんまの味!!!」と大発見。そこから開発がはじまり、1974年、世界初のスティック状『かにかま(フィッシュスチック)』が誕生したのです。
大崎水産さんは食品衛生基準『対EUHACCP(ハサップ)』を日本で初めて受けて合格した企業なんですよ。
大崎水産さんは食品衛生基準『対EUHACCP(ハサップ)』を日本で初めて受けて合格した企業なんですよ。
おいしさを追求した大崎水産の
「かに風味かまぼこ」の特徴
□ 上級グレードの新鮮なすり身を使用
原料のすり身は、上級のものを選んでいます。さらに、洋上加工をしているので鮮度の高さは抜群なのです。
目をつぶって食べると「かに…だよね?」と錯覚するほどかにそのままの味わいは、かにエキスがいい仕事をしてくれているおかげです。
□1束につき約100本の繊維で作り上げた、繊細な食感
シート状のかまぼこを繊維状に切り、それをスティック状に束ねています。1本のかに風味かまぼこには、繊維状のかまぼこがなんと約100本も束ねられているという多さ!だからこそ、口に入れた瞬間にほろほろとほどけていくようなやさしい食感が実現します。
では、一体どうやってつくられているのでしょうか?
\ かに風味かまぼこはこうやってつくられている! /
1)獲れたての魚を船上で加工・冷凍
冷凍のすり身ブロックは1枚約10kg
かに風味かまぼこの原料は、ベーリング海で獲れたスケトウダラ。すり身にはランクがあり、コープの「かに風味かまぼこ」には、すり身の中でも上級なグレードのものだけを使っています。水揚げしたばかりのスケトウダラは、船の中ですり身にして素早く冷凍。鮮度を落とさないよう、冷凍ブロックの形で工場まで運ばれてきます。
すり身の原料となるスケソウダラは、海の資源保護の観点から漁獲量を設定。魚が枯渇しないよう、持続可能な漁をしています。
すり身の原料となるスケソウダラは、海の資源保護の観点から漁獲量を設定。魚が枯渇しないよう、持続可能な漁をしています。
2)すり身に味付けをして加工
マイナス18℃で保管していたすり身の表面を解凍し、裁断機にかけて粗くカット。かにのエキスや塩などで味付けをしたら、大きな機械でかき混ぜて味をなじませ、なめらかなすり身にします。
気温が上がるとすり身が固くなりやすくなるんだそうです。1年を通して同じ品質を保つために、季節・時間による成形ラインの温度調整にとても気をつけているのだそう。
気温が上がるとすり身が固くなりやすくなるんだそうです。1年を通して同じ品質を保つために、季節・時間による成形ラインの温度調整にとても気をつけているのだそう。
すり身をシート状に薄く伸ばして蒸気で加熱。その後、繊維状に裁断していきます。
繊維状に切ったかにかまを束ねて、表面を着色してシートで丸めれば、おなじみの姿になります。
繊維状のすり身約100本が束ねられていますが、その技術は企業秘密。他社がいまだに真似できない技が隠されているそうです。
これこそが「まるでかに身」のほぐれ感を実現させている、門外不出の技!
これこそが「まるでかに身」のほぐれ感を実現させている、門外不出の技!
3)手作業で丁寧に袋詰め
完成した「かに風味かまぼこ」は、1本1本すべて手作業で袋詰めされています。
商品がきれいに袋詰めされているか丁寧にチェックして入れていらっしゃいました。
商品がきれいに袋詰めされているか丁寧にチェックして入れていらっしゃいました。
真空パックにしたら金属探知機や重量チェッカーを経て約35分の殺菌加熱を。その後はプールのような水槽でゆっくりと冷やされます。
完成です!
社長も毎朝「かに風味かまぼこ」を試食して、品質に変化はないかチェックをしているんですよ。
社長も毎朝「かに風味かまぼこ」を試食して、品質に変化はないかチェックをしているんですよ。
え!毎日?!社長さん、すごいね!
え!毎日?!社長さん、すごいね!
すごく贅沢な材料を使っていることに加え、秘密の技術や工場の方々の丁寧な作業のおかげで「かに風味かまぼこ」ができていたなんて、そりゃおいしいわけね!
早速明日も食べたくなっちゃった。
すごく贅沢な材料を使っていることに加え、秘密の技術や工場の方々の丁寧な作業のおかげで「かに風味かまぼこ」ができていたなんて、そりゃおいしいわけね!
早速明日も食べたくなっちゃった。
うんうん!もっと食べたーい
うんうん!もっと食べたーい
立派な名脇役!かに風味かまぼこレシピ
本物のかによりも値段的にも手に入れやすいのはもちろん、くせのない味わいなのでさまざまなレシピに取り入れやすい「かに風味かまぼこ」。早速今夜の夕食に、かに風味かまぼこを使った料理を作りませんか。
困ったときのもう一品にまな板いらずの
「中華サラダ」
くたっとなったレタスと、コリコリ食感のザーサイが楽しい中華サラダ。ザーサイの塩味と、かに風味かまぼこのうま味をしっかりといかして最小限の味付けに。ラー油のピリ辛な刺激がお酒のつまみにもぴったり。
5分で完成!白菜とカニカマのナムル風レシピ
和えるだけの簡単副菜
シャキシャキとした食感をいかすために、塩もみせずそのまま使った白菜と、ふんわりとしたかに風味かまぼこの食感のコントラストが魅力。ごま油とにんにくの風味がたまなく食欲をそそる一品です。
こんな唐揚げの食べ方あったんだ!
「鶏唐揚げの野菜たっぷりあんかけ」
家の冷蔵庫にある野菜をあんかけにして、唐揚げにかけていただきます。かに風味かまぼこを加えることでうま味がプラスされるだけでなく、彩りを添えてくれます。唐揚げが余ってしまった時はもちろん、野菜も一緒に採りたい時にもおすすめです。
今回ご紹介したコープ商品
かに風味かまぼこを買うことは滅多になかったのですが、コープのかに風味かまぼこを知ってしまってからは、ついつい手が伸びるようになりました。子どもたちもパクパク食べますし、意外とどんなメニューにも使えてとっても便利!大崎水産さんの徹底した品質管理や、かに風味かまぼこに対する熱意にも脱帽です。
(SATETO編集部 寺尾)
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