
中国語で“青椒肉絲”と書く「チンジャオロース」は“絲”の文字通り、野菜や肉を細切りにしてフライパンでサッと炒める人気の中華料理です。本来ならピーマン、牛肉、たけのこを使いますが、料理家の宮崎さんが提案するのは「牛肉→ささみ」「たけのこ→じゃがいも」に置き変えたコスパ最高のチンジャオロース。カロリー控えめで、しかもお財布に優しい、給料日前のお助けレシピです。

▲教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。現在オンライン料理教室を開催中。

下準備したら、一気に炒めて5分で完成
シャキッと食感「チンジャオロース」

ひと皿で野菜もお肉も摂れるチンジャオロースは、具材のシャキシャキ具合や、ささみのやわらかな食感がおいしさのポイント。事前に調味料を合わせておく、具材をカットしておく…など、下準備をしっかりしておくことが大切です。作り始めたら一気に炒めて仕上げましょう。
\ 「チンジャオロース」を作る際のポイント /
下準備さえしておけば、約5分できる簡単スピードメニュー。パサつきがちな「ささみ」は筋切りして調味料と合わせるだけで、やわらかな食感に。オイスターソースが家庭にないという声に応えて、ウスターソースで作るレシピにしました。もちろん、オイスターソースがあれば使っても◎


「チンジャオロース」の材料(4人分)
- じゃがいも(メークイン)…200~250g(2~3個)
- ささみ …4本(約200g)
- ピーマン(赤・緑)…各1個(1個約40g)
- しょうが・にんにく(すりおろしチューブ)…各小さじ1
- ごま油…小さじ2
- ★調味料①
- ・酒…大さじ1
- ・しょうゆ…大さじ1
- ・ウスターソース…大さじ1
- ・砂糖…小さじ1
- ★調味料②
- ・酒…大さじ1
- ・片栗粉…大さじ1
中華料理はスピードが命!「チンジャオロース」の下準備
手際よく炒めてシャキッとした食感にするには、4つの下準備を先に終わらせておきましょう。
その① 調味料①を混ぜ合わせておく
その② じゃがいもは千切りして水にさらし、キッチンペーパーで水気を拭く
その③ ピーマンは繊維に逆らって千切りする

その④ ささみはキッチンペーパーで水分を拭いて筋を取り、細切りにし、調味料②と合わせておく
[ ささみの筋の取り方 ]

筋に沿うように両側に包丁で浅く切り込みを入れる。
筋に沿うように両側に包丁で浅く切り込みを入れる。

筋が下になるように裏返して置き、包丁の背を使って
反対側へ動かしながら筋と身を剥がす。
筋が下になるように裏返して置き、包丁の背を使って反対側へ動かしながら筋と身を剥がす。

包丁の背をまな板にくっつけて、包丁を上下に動かし
ながら剥がすのがポイント。
包丁の背をまな板にくっつけて、包丁を上下に動かしながら剥がすのがポイント。

筋に沿って細切りする。
筋に沿って細切りする。
「チンジャオロース」の作り方
1.炒める
フライパンにごま油を入れ、しょうが、にんにくを入れて香りが出るまで弱火で炒める。ささみを入れて、お箸でほぐしながら中火で炒める。


2.具材を加える
ささみに完全に火が通る前にじゃがいもを入れる。じゃがいもが透き通るまで炒めたら、さらにピーマンを入れて炒める。

■火が通る前に
火が通り過ぎて固くなるのを防ぐため、ささみがまだ少し赤い状態(完全に火が通る手前)でじゃがいもを加えます。

3.調味料を加える
調味料①を回し入れ、中火で炒める。

■調味料を混ぜ合わせる
事前に用意しておいた調味料は、砂糖が下に沈んでいるので、一度お箸で全体を混ぜ合わせて加えましょう。
完成

炒めること約5分。あっという間に完成です。身近な食材で作れて、しかもフライパンひとつでパパッとできるチンジャオロースは、下準備さえしておけばあとは炒めるだけ。それぞれの具材の絶妙な食感を味わいましょう。
このレシピで使えるコープ商品
牛肉とたけのこが、ささみとじゃがいもで代用できるとは!冷蔵庫にある食材で作れて簡単、洗い物も少なくてあっという間にできます。何といってもお財布に優しいのが嬉しいですね。家族から「ささみがやわらかいね!」の感想が聞けて、なんだか大満足です。
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは

- 料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花 - 大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。
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