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たべもののきほん 牛を育てる生産者さんに聞く(1)九州生まれ福岡育ち 良質な飼料で育った「博多和牛」

私たちの食卓にのぼる牛肉は、出荷されるまでの期間、どのような環境でどのように育てられているのでしょうか。コープで取り扱っている牛肉の生産者に、牛を育てる環境や肥育における取り組みを教えていただきました。初回は、のどかな田園風景が広がる福岡県郊外の牧場で育てられる博多和牛をご紹介します。一定の品質を保持している証である「博多和牛」という称号は、いかにして生まれるのでしょうか。
※エフコープのみでの取り扱いとなります

私たちの食卓にのぼる牛肉は、出荷されるまでの期間、どのような環境でどのように育てられているのでしょうか。コープで取り扱っている牛肉の生産者に、牛を育てる環境や肥育における取り組みを教えていただきました。初回は、のどかな田園風景が広がる福岡県郊外の牧場で育てられる博多和牛をご紹介します。
一定の品質を保持している証である「博多和牛」という称号は、いかにして生まれるのでしょうか。
※エフコープのみでの取り扱いとなります

牛肉のきほん INDEX
1.栄養は? 部位の違いは何? 牛肉の基本を知りましょう
2.牛肉の素朴な疑問から、選び方、おいしさを逃さない保存方法まで。牛肉のあれこれをご紹介します
3.牛を育てる生産者さんに聞く(1)九州生まれ福岡育ち 良質な飼料で育った「博多和牛」←今回はここ
4.牛を育てる生産者さんに聞く(2)大山の自然の恵みに育てられた 鳥取県「東伯牛」
5.牛を育てる生産者さんに聞く(3)最高の環境が安全な牛を育てる ニュージーランド「オーシャンビーフ」

\ 答えてくれたのは /

博多和牛販売推進協議会 事務局

博多和牛はどのような環境で育っているのですが?

A. 福岡県の自然の中で育っています。

中心部では都市化が進む福岡県ですが、少し都会から離れるだけでまだまだ豊かな自然が残されています。産地の一つである福岡県南部には、筑後川の恵みを受ける筑後平野が広がり、たくさんの農産物も生産されています。こうした大自然のなかで、ストレスフリーに育てられているのが博多和牛です。

牛の資料の特徴についておしえてください。

A. 福岡県産の稲わらや米など、産地にも気を配っています。

牛は繊維質が多く容積も大きい稲わらや牧草を好んで食べます。博多和牛の場合も、米を収穫した後に出る稲わらは牛を育てる飼料として重要視しています。地元産の稲わらを選ぶ理由のひとつに、福岡県は良質な稲わらが豊富に手に入ることが挙げられます。またそのほか、とうもろこし、麦、ふすま、大豆などの飼料も独自に配合しています。

博多和牛を育てる上で心がけていることは何ですか?

A. とにかくストレスを与えないことです。

牛はとても繊細でストレスに敏感な生き物です。ちょっとした変化も見逃さないように、毎日の観察や決まった時間の餌やり、飲み水の管理など、極力ストレスがかからない環境を整えながら、年間を通して大切に育てています。そのほか、福岡県産の飼料を重視したり、九州の子牛を導入したりと、安心して食べてもらえる牛を育てることを心がけています。

博多和牛の肉質について教えてください。

A. 何といっても、やわらかさとジューシーさが自慢です。

福岡県内産の稲わらを主とした良質な飼料で育てられた、やわらかくてジューシーなおいしさが自慢です。「博多和牛」と呼べるのは、公益社団法人日本食肉格付協会が定めた3等級以上の肉質であることが格付けされたものだけです。味、質、量すべてにおいて高く評価を受けた証でもあります。

博多和牛のおすすめの食べ方を教えてください

A. 素材の味をそのままに味わってください。

素材の味を最大限に味わえる焼肉やステーキで召し上がっていただくのもいいですし、薄切りにしてすき焼きやしゃぶしゃぶなどもおすすめです。赤身の多いモモなどは、ローストビーフなどにもぴったりです。博多和牛ブランドが生まれて13年。良質な牛肉を提供するために日々飼育に取り組んでおります。私たちが愛情を込めて育てた博多和牛を、心ゆくまでご賞味ください。


福岡県と聞くと都市化が進む街のイメージが強いのですが、実は郊外に行くと自然もまだまだ多く残されています。そんな大自然の恵みを受けながら大切に育てられているのが、博多和牛なのですね。和牛には高級なイメージがあって頻繁に食卓に登場する機会はありませんが、特別な日はもちろん、ちょっと良いことがあった日などに贅沢してみるのはいかがでしょうか?
( SATETO編集部 堀尾 )

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1.栄養は? 部位の違いは何? 牛肉の基本を知りましょう
2.牛肉の素朴な疑問から、選び方、おいしさを逃さない保存方法まで。牛肉のあれこれをご紹介します
3.牛を育てる生産者さんに聞く(1)福岡県「博多和牛」←今回はここ
4.牛を育てる生産者さんに聞く(2)鳥取県「東伯牛」
5.牛を育てる生産者さんに聞く(3)ニュージーランド「オーシャンビーフ」
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