1週間のお弁当作りのコツを3回に分けてご紹介するシリーズ第2弾。ちょっぴり疲れが出始める、週の真ん中水曜日は、ごはんが主役の3色弁当にしましょう!冷凍可能な具材はあらかじめ作って冷凍しておけば、冷ましたごはんに乗せるだけでOK。他のおかずも、冷凍食品や電子レンジだけで作るレシピを上手に活用していきます。
▲ 教えてくれたのは、料理家のSHIMAさん。フードディレクターとして日々ブログやインスタグラムにレシピを更新されています。SHIMAさんのインスタグラムはこちら
- 1週間のお弁当献立 INDEX
- Vol.1 週初め編(月・火曜日)
- Vol.2 週真ん中編(水曜日) ←今回はここ
- Vol.3 週末編(木・金曜日)
週初めのお弁当献立
・ブロッコリー(彩り)
\ 週初めのお弁当のポイント /
疲れが出てくる水曜日は、ごはんが主役!複雑な盛り付けを考えなくていいのと、おかず少なめで済ませます。メインのおかずは冷凍食品を上手に使ってアレンジすれば、彩りも栄養もばっちり。レンチンだけとは思えない本格おかずが完成しますよ。えのきツナそぼろとにんじんしりしりは冷凍保存OK。多めに作って冷凍保存しておけば、いざという時の一品に役立ちます。味付けは焼肉のたれや白だしが大活躍です。
えのきツナそぼろ
味付けは「焼肉のたれ」のみ。冷凍すれば1週間は持つので、多めに作っておけばごはんのお供に大活躍です。
えのきツナそぼろの材料(作りやすい量): 調理時間約10分
- えのき…200g
- ツナ缶(オイル漬け)…1缶(70g)
- 焼肉のたれ…大さじ3
えのきツナそぼろの作り方
① フライパンにツナ缶(オイルごと)、2cmくらいの長さに刻んだえのき、焼肉のたれを入れ、全体を混ぜ合わせる。
② 中火にし、水分がなくなるまで炒め合わせる。
えのきツナそぼろの調理のポイント
■火を付ける前に材料を混ぜ合わせる
火を付ける前に材料をすべて混ぜ合わせて、ツナのオイルとえのきをしっかりと絡めておきます。火を付けたら汁けがなくなるまで炒め合わせましょう。
■キノコ類ならなんでもOK
しめじ・しいたけ・エリンギでも同じようにできます。
■冷凍保存で1週間
冷凍する場合はバッドなどに広げて冷まし、食品保存袋に入れて、使いやすい量に分けてから冷凍庫へ。使う時は前日に冷蔵庫に移して解凍し、一度レンジで温めて使いましょう。
レンチン炒り卵
材料を混ぜたら、あとは電子レンジにまかせるだけの簡単炒り卵。卵をほぐしてごはんに乗っけるだけで彩りもよくなります。
レンチン炒り卵の材料(作りやすい量):調理時間:約2分
- 卵…1個
- みりん…小さじ1
- 白だし…小さじ1
レンチン炒り卵の作り方
① 耐熱ボウルに卵、みりん、白だしを入れてしっかりと混ぜる。
② ラップをせずに、電子レンジ(600W)1分10秒加熱し、熱いうちにほぐす。
彩り肉だんご
コープの冷凍食品「お弁当用肉だんご」と「イタリア産5種の彩りグリル野菜」を活用したおかずです。レンチンしてあわせるだけの手軽さながらも、甘酸っぱい肉だんごのたれがしっかり絡んで立派な一品に変身!
彩り肉だんごの材料(作りやすい量):調理時間:約5分
- COOPお弁当用肉だんご(甘酢あん)…小包装2袋
- COOPイタリア産5種の彩りグリル野菜…70g
彩り肉だんごの作り方
① 冷凍の肉だんごは、パッケージの表示通りに加熱する。
② 冷凍のグリル野菜を耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で1分30秒加熱する。
③ ②の容器に①を加えてあえる。
※肉だんごを電子レンジで温める際は、表示通りに袋に切れ目を入れてから加熱してください
人参しりしり
お弁当の彩りにピッタリの、にんじんしりしり。ツナ缶はオイルごと加えることで旨みたっぷりに仕上げます。普段のおかずとして作って冷凍しておけば、朝は温めるだけでOK。
人参しりしりの材料(作りやすい量):調理時間約10分
- にんじん(千切り)…200g
- 卵…1個
- ツナ缶(オイル漬け)…1缶(70g)
- 白だし…大さじ1/2
- サラダ油…大さじ1
人参しりしりの作り方
① フライパンに油をひいて熱し、千切りにしたにんじんとツナ缶(オイルごと)を入れ、しんなりするまで炒める。
② 溶いた卵を加えて炒め、白だしで味付けする。
3色ごはん弁当を詰めていきましょう
ごはんやおかずが冷めたら、お弁当箱に詰めましょう。三色ごはんをきれいに見せるポイントは、先におはしでガイドラインをつけておくこと。そうすると具材がのせやすくなります。
〈詰め方のポイント〉
その1. ごはんは斜めに詰める。
その2. おかずを全体的に少な目に入れて土台を作る
その3. 全種類詰め終わったら全体のバランスを見て再度おかずを加えていく。
①ごはんは斜めに詰め、バランなどで仕切る。
①ごはんは斜めに詰め、バランなどで仕切る。
②おかずカップに半分くらい入れた「彩り肉
だんご」「にんじんしりしり」を詰めて土台
を作る
②おかずカップに半分くらい入れた「彩り肉だんご」「にんじんしりしり」を詰めて土台を作る
③おかずカップの「彩り肉だんご」と「にんじ
んしりしり」に、それぞれおかずを追加して
いく。
③おかずカップの「彩り肉だんご」と「にんじんしりしり」に、それぞれおかずを追加していく。
④隙間にブロッコリーを詰める。
④隙間にブロッコリーを詰める。
⑤お箸を使ってごはんを3等分にする目安を
付ける。
⑤お箸を使ってごはんを3等分にする目安を付ける。
⑥「レンチン炒り卵」を乗せる。
⑥「レンチン炒り卵」を乗せる。
⑦反対側に解凍した冷凍むき枝豆を乗せる。
⑦反対側に解凍した冷凍むき枝豆を乗せる。
中央に「えのきツナそぼろ」をのせたら完成!
3色ごはんを詰める時のコツ
3色ごはんにするときは、ごはんの量を少な目にして上に具材を乗せるスペースをつくっておき、盛り付けの一番最後に具材を乗せるときれいになります。茶色い具材は真ん中にいれると見た目がきれいにまとまりますよ。鶏そぼろや鮭フレークなど色々なバージョンで3色作ってみてくださいね。
このレシピで使えるコープ関連商品
\ 気を付けたい!お弁当作りの食中毒対策 /
お弁当作りで気になるのが食中毒。特に暑くなるこれからの時期、食中毒対策をしっかりと行いましょう。
一番の大敵は「水分」
食中毒の一番の原因は「水分」。十分に冷めていないおかずやご飯を詰めると、お弁当の中に水滴がついてしまいます。おかずはもちろん、ごはんも一度バッドなどに移して冷ましてから詰めます。冷凍食品で、自然解凍で食べられる商品はお弁当にオススメです!炊き込みごはんは水分が多く傷みやすいので、お弁当には不向きです。また肉や魚は片栗粉を多めに使って揚げる、煮物などは水分をしっかり除いたりとろみをつけるなど、水分が出ないひと工夫を。
生ものをそのまま入れる時は注意!
ハム・チーズ・ちくわなどを生のまま入れて常温保存することは避けましょう。使う時は、加熱調理をしてから入れるようにします。生野菜もちょっとした工夫を。きゅうりは水分が出やすいので、中の種を取ったり、塩揉みをして絞ったりしてから入れるなど、ひと手間加えると安心です。レタスなどの葉物野菜を仕切りとして使う場合は、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭きましょう。またお弁当によく入れるミニトマトは、ヘタを取り、カットせずにそのまま入れます。
手でさわらない
詰める前に手をしっかりと洗って消毒しましょう。おにぎりはラップで包みながら握る、おかずを詰めるときはお箸を使うなど、食材を衛生的に詰めるように気をつけましょう。
雑菌シート・保冷剤などを活用
保冷バックやおかずの上に乗せる除菌シートなど、食中毒対策グッズを上手に使いましょう。また、お弁当を温度が上がる場所や直射日光の当たる場所におかないことも大切です。
お弁当づくりの衛生管理のコツをもっとくわしく!
愛情を込めたおかずの仕上げに、菌の繁殖をおさえるひと工夫をプラスすることが、お弁当上手の秘訣。食品衛生おじさんと一緒に食中毒の防止法をおさらいしましょう!
色別!お弁当簡単おかず30選
見栄えのいいお弁当に仕上げるコツは、手のこんだおかずを作ることではなく”色使い”が鍵。「赤・黄・緑・茶・白・黒」の5色をそろえておけば、手間をかけなくても華やかなお弁当が完成します。バランの変わりにレタスを使うなど、緑を多めに入れることで、彩りが良くなるだけでなく、自然と栄養バランスも整いますよ。
冷凍食品のダブル使いは目からウロコ。冷凍のグリル野菜は彩りもよく、栄養も摂れてとっても便利ですね。冷蔵庫に余りがちな焼肉のたれだけで作る「えのきツナそぼろ」は早速作って冷凍しました!普段の食卓にも活躍しそうです。
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは
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