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できるだけ手づくり 万能調味料「塩レモン」の時短レシピ。相性のいい料理に添えて味変!

カットしたレモンを皮ごと塩に漬けて発酵させる調味料「塩レモン」。料理に加えると、爽やかなレモンの香りとまろやかな塩気、そしてほのかな苦みがプラスされ、一味違う味わいに。ただ手作りすると成熟期間が長いので、すぐに食べられないのがネック。今回は2~3日漬ければすぐに使える塩レモンレシピを、福岡県近郊で料理店を営むももさんに教えてもらいます。

▲ 白壁の店内とは対照的な黒壁のキッチン。ももさんは、いつもキッチンに立って黙々と何かをつくっています


INDEX

「塩レモン」とは?

「塩レモン」の作り方

「塩レモン」と合うおすすめの組み合わせ

作ってみよう!手作り調味料レシピ


「塩レモン」とは?

カットしたレモンを皮ごと塩に漬けて発酵させた調味料で、主に中東(モロッコ)やインドなどでよく使われています。肉料理や鍋料理などに少量加えるだけで、いつもの味がワンランクアップ。炒め物やドレッシングなど、さまざまな料理に合います。

ももさんに教わる調味料 Recipe

熟成期間が短くてもOK
みじん切りの「塩レモン」

調理時間:約10分

※成熟期間を除く

ざく切りにカットしたレモンを漬けるのが一般的ですが、うちでは細かいみじん切り。熟成期間が短くてもすぐに使えるのと、ペーストに近いのでそのままスプーンですくって炒め物やソースに混ぜたり、手軽に料理に使えます。レモンをまるごと使うので、できれば国産のレモンがおすすめですが、手に入りにくい場合はよく洗ってから使いましょう


塩レモンの材料(2人前)

レモン…大2個(約300g)
塩…大さじ1(15g)

塩レモンの作り方

1.レモンの種を取る

レモンのヘタを切り落とし、縦4つに切る。さらに中心のワタ(白い部分)を切り落として箸などで種を取り除く

■ 縦に切って中心から種を掻き出す

4つ割の段階でしっかりと取り除いておきましょう。縦にカットして、箸などで種だけを掻き出すようにすると取りやすいです。

2.レモンをカットする

レモンを小さめのざく切りにする。

■ 果汁もすべて使うので捨てないで

フードプロセッサーがない場合は、できるだけ細かいみじん切りにします。果汁もすべて使うので、まな板の上にたまった汁もボウルなどに移しておきましょう

3.レモンと塩を混ぜる

カットしたレモンと塩を、細かいみじん切りになるまでフードプロセッサーにかける

■ 目安はペースト状の一歩手前くらい

粘り気が出るわけではないので、極細かみじん切りになればOKです。フードプロセッサーがない場合は、すり鉢などで練るように混ぜ合わせます(フードプロセッサーの性能により、どろっとした仕上がりになる場合もありますが問題ありません)

4.完成

完成したら、熱湯で消毒した保存容器に移して冷蔵庫で保存しましょう。

■ 熟成させればさせるだけ深い味わいに

細かくカットされた状態なので、2〜3日寝かせればすぐに使えます。1ヶ月ぐらいおくとより熟成され、風味や味わいが増してさらに美味しくなります。我が家はみんな、お肉につけるだけのごくシンプルな食べ方が大好き

ということで、さっそくお肉と合わせて頂いてみました。

合わせたのは、ももさん自家製の鶏ハム。しっとり柔らかい鶏ハムの旨みと、レモンの酸味と塩加減がなんとも爽やかな一品。作り立てなのでレモンの酸味が立っていますが、それはそれで鶏ハムにはよく合います。保存期間も長いので、いろいろなレシピに試してみたいものです。

> 鶏ハムのレシピはこちら

〜塩レモンと合うおすすめの組み合わせ〜

その1.タルタルソースに

塩レモン+マヨネーズ

塩レモンとマヨネーズを合わせれば、簡単タルタルソース風に変身。
えびフライ、チキン南蛮などにおすすめです。

その2. お鍋に「お鍋に」

お鍋に塩レモン

年中食べたくなるあっさりとした塩レモン鍋。
鶏ガラだしのおつゆをベースに、塩レモンをプラス。豚肉や季節の野菜をいれて煮込めば完成です。

その3. チキンソテーに

チキンソテーに塩レモン

鶏もも肉に塩レモンをまぶして下味をつけたら、あとは焼き上げるだけ。
さわやかな酸味が食欲そそる旨味たっぷりのソテーが完成します。唐揚げの下味にもおすすめです。

その4. パスタに

クリームパスタや和風パスタの仕上げに塩レモンをプラス。
塩こしょう感覚で使うだけで、旨味たっぷりのパスタに変身します。

その5. サラダに

塩レモンはドレッシング代わりにも。いつものサラダにプラスするだけで、カフェ風おしゃれサラダに。

その6 ドリンクに

塩レモンにはちみつを加えて炭酸水で割れば、レモンスカッシュに。水で割れば自家製スポーツドリンクのできあがり。夏の塩分補給におすすめです。

▲ お店には、地元の人がつくった野菜が集まってくる。レモンがたくさん手に入ればレモン塩やレモンケーキができるし、柿が集まれば柿のタルトになる。その日その時期に手に入る食材を組み合わせるももさんのアイデアは、日々の経験のなかから生まれる。

( SATETO編集部 堀尾 )

教えてくれたのは

中山百代
福岡県糟屋郡で飲食店を営む二児の母。
地元でとれた食材や季節の素材を中心に、ごはんや加工品をつくって提供されています。

作ってみよう!手作り調味料レシピ

作り置きしておけばいろいろな料理に使える、手作り調味料のレシピをご紹介します。お肉のソースやサラダなどにぜひ活用してくださいね。

万能調味料!
「ねぎ塩だれ」

ネギと生姜がザクザクたっぷり入った具沢山のネギ塩だれ。火も使わず、ボウルのなかで調味料と混ぜ合わせるだけで完成する上、日持ちもするという嬉しいポイントがたくさんです。焼肉はもちろん、蒸し鶏と合わせたり、焼きそばに混ぜてみたりと、あらゆる料理に旨みをプラスしてくれます。

簡単に手作り
「ほぼ玉ねぎのドレッシング」

玉ねぎがあればすぐに作れるドレッシング。使う油はほんの少し。ほぼ野菜だけで完成します。サラダはもちろん、ステーキやソテーのソースとしても活躍。冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できるので多めにつくってストックしておくと重宝します。

冷凍保存OKの
「春菊ソース」

春菊をたっぷり使ったソースは、いろいろな料理に使えて、冷凍保存もできるのでとっても便利。チーズや松の実と合わせてペーストにすることでバジルソースのようになって、お肉料理やパスタなど使い道が広がります。春菊独特の香りも和らぐので、春菊が苦手でもそんなに気になりません。

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