ソースにすることで、春菊の使い道がぐんとひろがる
鍋に入れたりおひたしにしたりが定番の春菊ですが、それ以外の使い道ってなかなか思いつきませんよね。そこで今回ご紹介するのは、春菊をたっぷり使ったソース。お肉やお魚、パスタなどに幅広く使えて、冷凍保存もできるのでとっても便利。春菊独特の香りも和らぐので、春菊が苦手でもそんなに気になりません。教えてくれるのは、福岡県で飲食店を営むももさんです。
▲ 福岡県近郊にあるももさんのお店では、日々、季節の食材を使ったさまざまなレシピを味わうことができます
必要なのはミキサーだけ
冷凍保存もOKの春菊ソース
チーズや松の実と合わせてペーストにすることでバジルソースのようになって、お肉料理やパスタなど使い道が広がります。春菊が旬の時期には、うちのお店でも大活躍のソースです
材料(作りやすい分量・約2〜3人前)
- 春菊(葉先の柔らかい部分のみ)… 約100g
- にんにく(すりおろし)…1/2片分
- 松の実…5g
- パルメザンチーズ…大さじ2
- オリーブオイル…150cc
- 塩 小さじ…1/4
作り方
1.材料をミキサーにかける
春菊はよく洗って葉の部分のみをちぎる。すべての材料をミキサーに入れて撹拌する。
ももさんに教わったポイント:
■ 春菊は葉の部分だけを使います
春菊の茎の部分には独特の苦みがあるので、先の柔らかい葉の部分だけを使います。残った茎は鍋に入れたりおひたしにして食べましょう
■ 松の実がない場合はほかのナッツ類でもOK
松の実の脂分によってソースに特有のコクが生まれます。手に入りにくい場合は、カシューナッツやくるみなどのナッツ類でも構いません
2.保存容器にうつして完成
※清潔な容器にて保存の上、1週間以内に使い切ってください
ももさんに教わったポイント:
■ 冷凍の際は袋に入れて平らにしておくと便利
たくさん作って冷凍保存する際は、ジップ付きの袋などに入れて空気を抜き、平らにして冷凍すれば、使いたいときにパキッと折って、使いたい分だけ使えます。1カ月を目安にお召し上がりください
すべての材料をミキサーにかけるだけで、あっという間に完成する春菊ソース。さっそくお肉とパスタにかけていただいてみました。
パルメザンチーズと松の実の効果でしょうか。鍋やおひたしで食べるときの春菊特有の香りは和らぎ、イタリアンのような風味で想像以上によく合います。お魚料理や温野菜にかけたり、ピザソースとして塗ったりと、まさにバジルソースのような感覚で色々な料理に使えるそうです。春菊らしい香りはきちんと残っていますので、春菊好きな方もご安心を。
▲ 春菊の季節になると、ももさんのお店に春菊ソースが並びます。ソースを使用した料理を食べた人が次々に買って行くほどの人気ぶり
( SATETO編集部 堀尾 )
教えてくれたのは
- 中山百代
- 福岡県糟屋郡で飲食店を営む2児の母。
地元でとれた食材や季節の素材を中心に、ごはんや加工品をつくって提供されています。
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