タイの人気料理「ガパオライス」を自宅で作って、アジア気分を楽しみませんか?特有の風味が特徴のナンプラーと、香り高いバジルを使ったエスニックな料理は、日本食とは違う独特な味わいが魅力です。今回は鶏むね肉を大胆にカットして、ヘルシーながらも食べ応えもある一品に仕上げましょう。目玉焼きの黄色、パプリカの赤、バジルの緑の鮮やかな彩りに、食べる前から元気をもらえそう!
▲ 教えてくれたのは、料理家のSHIMAさん。フードディレクターとして日々ブログやインスタグラムにレシピを更新されています。SHIMAさんのインスタグラムはこちら
タイの定番料理をおうちで気軽に
鶏むね肉のなんちゃってガパオライス風
タイの家庭料理の代表、ガパオライス。爽やかな香りが特徴の “タイ風焼き飯”に、お好みでトロリとした半熟卵焼きを混ぜていただきます。タイ料理に欠かせないのがナンプラー。魚を発酵させた魚醤で、少し塩分が強く、クセのある独特な味が特徴です。これを加えるだけで一気にエスニックな味に!最近では日本の家庭でも使われるようになりましたが、まだまだ常備している人は少ないのでは? ナンプラーの代用レシピも一緒にご紹介しますので、ぜひ作ってみてくださいね!
\ 「簡単ガパオライス風」をもっと楽しむには /
本場では「ガパオ(別名ホーリーバジル)」の葉を使うことから“ガパオライス”を呼ばれています。また柑橘系の「コブミカンの葉」を使うのも特徴ですが、日本では手に入りにくいため、今回はバジルとレモン果汁を使って作ります。もしこの2つが手に入ったら、ぜひ作って本場の味を楽しんでみてください!
今回は鶏むね肉を粗いミンチ状にして食感良くしていますが、ひき肉を使ってももちろんOKです。
「簡単ガパオライス風」の材料(2人分)
- 鶏むね肉…200g(鶏ひき肉でも可)
- 玉ねぎ…1/2個(100g)
- 赤パプリカ…1/2個(100g)
- バジル(なければ大葉でも可)…20g
- レモン果汁…小さじ1
- おろしにんにく・おろししょうが…各小さじ1(チューブ約2センチ)
- オリーブオイル…大さじ1
- 唐辛子…2本
- ☆ナンプラー…大さじ1と1/2
- ☆オイスターソース…大さじ1
- ☆砂糖…小さじ1/2
- ごはん…360g~400g
- 目玉焼き2個(お好みで)
ナンプラーがない時はこの材料で代用可能!
薄口醤油+するめ
薄口しょうゆ100㏄とスルメイカ(あたりめ)10gを、清潔な保存容器に入れて一晩漬け込んでおく(今回のレシピに加える場合は大さじ2)。
◎ほんのりイカの風味が効いて、ナンプラーよりマイルドな味。冷ややっこやチャーハンの味付けにオススメ。
薄口醤油+オイスターソース
薄口しょうゆとオイスターソースを6:1で混ぜ合わせる。(今回のレシピに加える場合は大さじ1と1/2)
◎オイスターソースのコクが美味しい!
「簡単ガパオライス風」の下準備
・ 玉ねぎとパプリカは1㎝くらいの角切りにしておく
・ バジルの葉は荒く刻んでおく
「簡単ガパオライス風」の作り方
1.鶏むね肉を叩く
鶏むね肉を包丁で叩いて、1㎝くらいの粗いミンチ状にする。
2.炒める
フライパンにオリーブオイルと唐辛子を入れて温め、1、おろしにんにく、おろししょうが加えて、中火で炒める。
■ひき肉ににんにくとしょうがを乗せてから炒める
チューブタイプのにんにくとしょうがは水分を多く含むため、熱したフライパンに直接入れると弾け飛んで危険!ひき肉の上に乗せた後に、全体を炒めるといいですよ。
3.野菜を加える
鶏むね肉に火が通ったら、玉ねぎと赤パプリカを加えてさらに炒める。
4.味付けをする
野菜がしんなりとしたら☆のナンプラー、オイスターソース、砂糖を加えて、汁気が無くなるまで炒める。
5.バジルを加える
刻んだバジルを加えて全体を混ぜ、火を止める。レモン果汁をかける。
違う味を楽しむコツ:
■大葉でも代用可
バジルの代わりに大葉にしても美味しくいただけます。
6.(お好みで)目玉焼きを作る
別のフライパンに少し多めに油を引き、卵を割り入れ、半熟の目玉焼きを作る。
■少し多めの油で作る
フライパンに少し多めに油を引いて卵を割り入れ、黄身が白くなり始めたら弱火します。後はお好みの焼き加減で。卵白の周りに少し焦げ目がつくまで焼くのがオススメ。
7.完成
ナンプラーとバジルが香る、ガパオライスの完成!独特の酸味と香味が絡み合うエスニックな味わいは、クセになりそうなおいしさです。唐辛子を外せば、子どももOK。包丁でカットした鶏むね肉も食べ応えがあって満足感もあります。ぜひ自宅でアジア気分を味わってくださいね!
このレシピで使えるコープ関連商品
大好きなタイ料理を自宅で味わえるのはうれしい限り。子どもにはナンプラーの味は無理かな?と思ったのですが、作ってみると思いのほか「美味しい!」と完食していました。食べ慣れない味が、逆に新鮮だったのかもしれません。ちょっとオシャレなカフェ飯が楽しめそう♪
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは
まだまだある!自宅で再現できるタイ料理レシピ
独特の風味が食欲を刺激するタイ料理は、日本人好みの味が多くあります。タイ料理の中でも、子どものランチにピッタリな炊飯器で作るご飯レシピと、ビールが恋しくなる、おつまみにピッタリな唐揚げレシピの2つをご紹介します。
和風ドレッシングがしっとりの鍵
「エスニックな蒸し鶏のっけごはん」
炊飯器に具材を入れてスイッチオン!で完成する、エスックな蒸し鶏のっけごはんのカオマンガイ。和風ドレッシングに鶏ムネ肉を漬け込んで、しっとり感とやわらかさを引き出します。味付けはコンソメと塩コショウのみ。3種のソースを合わせて楽しみましょう。
下味が決め手!
「鶏むね肉のエスニック唐揚げ」レシピでタイ屋台気分
タイの屋台でよく食べられるポピュラーなガイトート(タイ風鶏唐揚げ)を、鶏のむね肉を使って作ります。一口サイズの鶏むね肉を隠し味のナンプラーとハチミツに漬け込んで、多めの油で揚げ焼きに。甘辛いスイートチリソースにつけていただけば、さらにエスニックな味が楽しめます!
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