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献立いろいろ 熱々トロトロを召し上がれ お餅と白菜のトマトグラタン

寒い季節に食べたくなるのが、お餅。どうせなら、焼き餅やぜんざいだけではなく、もっと違うアレンジも試してみたいものです。前回のお餅アレンジ〈おやつ編〉に引き続き、今回はおかずになるお餅レシピをご紹介します。教えてくれたのは、福岡県で飲食店を営む香月夫妻。

▲ 福岡県内で飲食店を営むかたわら、お弁当やケータリングを通して野菜中心のお料理を提供されている香月夫妻。


香月夫妻に教わる お餅アレンジRecipe

お餅も煮込んだ野菜もトロトロづくし
「お餅と白菜のトマトグラタン」

香月夫妻が教えてくれたのは、お餅が主役のトマトグラタン。具材はもちろん、通常ならチーズが使われるトッピングにまでお餅が使われています。じっくり煮込んだ白菜や玉ねぎなどの野菜が、たっぷりいただけるのもうれしいポイント。トマトソースに味噌でコクをプラスすることで、チーズがない物足りなさは不思議と感じません。

\ 香月夫妻のひとこと /

お餅って日本の伝統食のようでいて、洋食にも案外合うんです。わが家ではホワイトソースのグラタンによく入れますが、今回はトマトベースに仕上げました


材料 (4人前)
切り餅…4個(グラタンの具用)
切り餅…1〜2個(トッピング用)
玉ねぎ…小1個(約100g)
白菜…200g
にんにく…1片
しょうが…1片
塩・こしょう…少々
オリーブオイル…少々
(A)
トマト缶(ダイス)…1缶(400g)
だし汁…200cc
味噌…20g
ローリエ…1枚
 

作り方
1.材料をカットする

餅はブロック状(トッピング用は薄めのスライス)、白菜と玉ねぎは1センチ幅にカット、にんにくと生姜はみじん切りにする。

香月さんに教わったポイント:
■ 玉ねぎは繊維を断ち切るようにカット
玉ねぎは繊維に沿って切るのではなく、繊維を断ち切るようにカットすると、味も馴染みやすく甘みが出やすくなります。特に煮込み料理にはこの切り方がおすすめです

2.にんにく、しょうがを炒める

鍋ににんにく、しょうが、オリーブオイルを入れて火をつけ、弱火で熱しながら炒める。

香月さんに教わったポイント:
■ にんにくは冷たい鍋に
最初から鍋が熱いと、にんにくが焦げる原因になります。にんにくとしょうがをオリーブオイルになじませてから弱火にかけ、じっくりと香りを出しましょう

3.玉ねぎを炒める

にんにくの香りが立ってきたら玉ねぎを加え、弱火でさらに炒める。

香月さんに教わったポイント:
■ ここで塩をひとつまみ
玉ねぎがしんなりしてきたら塩をひとつまみ入れることで、甘みがぐっと引き出されます

4.白菜を炒める

玉ねぎがしんなりしてきたら、白菜を加え、弱火でさらに炒める。

5.煮込む

(A)の調味料を加えて軽く混ぜ合わせ、表面がフツフツしてきたら蓋をして弱火で20分ほど煮込む。

6.餅を焼く

トースターでお餅が柔らかくなるまで焼く(1000wのトースターで約4〜5分)。

香月さんに教わったポイント:
■ アルミホイルを敷くとくっつきにくい
焼けた餅がトースターの網にくっついて後片付けが大変になることがありますが、あらかじめアルミホイルを敷いておくと、くっついてしまうのを防げます

7.耐熱皿に盛って焼く

耐熱皿にトマトソース、餅、トマトソースの順に重ね、最後にトッピング用の餅をのせてトースターで焼き目をつける。

8.完成

パリッとした表面のお餅をスプーンで崩しながら具をすくうと、とろ〜り柔らかいお餅がゴロッと入っています。お餅のとろみがトロトロに煮込んである白菜、玉ねぎと良い感じに絡んでいました。


お餅をトマトグラタンに入れる発想は初めてでしたが、思った以上に味にまとまりがあり、新しい発見になりました。お餅を食べる機会がとくに多いこの時期。たまにはこうやってアレンジしてみるのも楽しいですね。
( SATETO編集部 堀尾 )

教えてくれたのは

香月恵嗣・千代子
お料理全般は恵嗣さん、お菓子は千代子さん担当。恵嗣さんが福岡県で飲食店を営むかたわら、お二人で野菜や大豆食品を中心とした料理を、ケータリングやお弁当などで提供されています。一男一女との4人家族。
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