
生クリームや牛乳、砂糖などを熱してゼラチンで固めたパンナコッタは、ミルクの優しい風味とつるんとした食感がおいしいデザート。シンプルな味わいなので、ソースを加えてアレンジしても楽しめます。 今回は甘酸っぱいキウイソースをトッピングしたパンナコッタの作り方を、野菜ソムリエ上級プロの久保ゆりかさんに教わりました。

▲ 教えてくれたのは、野菜ソムリエ上級プロの資格を持つ、フードコーディネーターの久保ゆりかさん。身体の中からキレイになるレシピを得意とされています。

キウイソースが甘酸っぱい!
簡単!キウイのパンナコッタ

パンナコッタの基本的な作り方は材料を混ぜて温め、冷蔵庫で冷やし固めればできあがりという手軽さ。さらに今回作るキウイソースも、皮を剥いたキウイの実をすりおろすだけなのでとっても簡単です。ミキサーやオーブンなどの調理器具を使わず気軽に作れるので、お菓子作り初心者にもうってつけです。
\ 「簡単!キウイのパンナコッタ」を作る際のポイント /
パナコッタの魅力といえば、つるんとなめらかな食感です。今回は固まりすぎず、とろっとなるような食感になるような配合にしています。 食感よく仕上げるために、材料を混ぜた後にはザルでしっかりと漉して、溶けていないゼラチンのダマなどを取り除きましょう。ちょっぴり面倒かもしれませんが、このひと手間でぐっとなめらかなパンナコッタに仕上がります。また、冷やす前に粗熱を取っておかないと、脂肪分と水分が分離して2層になってしまうので、生地の温度を下げることも重要になります。


「キウイのパンナコッタ」の材料(4〜5人前)
- キウイ …1個
- 牛乳 …350㎖
- 生クリーム…200㎖
- きび砂糖…50g
- 粉ゼラチン…5g
- 水…30㎖
- ハチミツ…大さじ1
- レモン果汁…小さじ1
- セルフィーユ…適宜
「キウイのパンナコッタ」の作り方
1.粉ゼラチンをふやかす
水に粉ゼラチンを入れてふやかす。

2.パンナコッタの生地を作る
鍋に牛乳、生クリーム、きび砂糖を入れて80℃くらいに温め、火を止める。次に①を加えて混ぜ、ザルなどで濾す。



■沸騰させないように注意
ゼラチンは80℃以上に温めるとゼラチンが固める力が弱くなってしまうので、生地を温める時にはぐつぐつと沸騰させないように気をつけましょう。
3.冷蔵庫で冷やす
粗熱が取れたら容器に流し入れ、冷蔵庫に入れて冷やし固める。


■氷水で粗熱をとってもOK
生地を漉す際にボウルに氷水をあてて温度を下げてもOKです。粗熱が取れたかどうかは、ボウルを手に持ってぬるく感じるかで判断しましょう。
■満杯に入れないように
生地を容器に入れる際は、後からキウイソースを入れることを考えて3/4程度の量にしましょう。
■生クリームの種類によって固まり方が変わります
生クリームの脂肪量によって、固まる時間が変わってきます。様子を見ながら冷やしてください。
4.キウイソースを作る
キウイは皮を剥いてすりおろし、ハチミツとレモンを混ぜ合わせる。カットしたキウイをすり鉢に入れ、フォークなどで潰してもOK。


5.盛り付け
③が固まったら冷蔵庫から取り出す。キウイソースをかけ、セルフィーユを飾る。


白いパンナコッタに鮮やかなグリーンのキウイソースが映える、見た目にも涼しげな夏のおやつが完成!ミルクの優しい甘みを甘酸っぱいキウイソースが引き立てる、バランスの良さも魅力です。冷たくてつるんとした喉ごしとキウイの爽やかな酸味で、暑さで食欲が落ちている時でもさっぱりと食べられますよ。
「キウイのパンナコッタ」レシピで使えるコープ商品

成分無調整コープ牛乳(産地指定)
各地域の生協ごとに交流のある産地の生乳を、成分調整せずにそのまま殺菌・パック。
〈エフコープ・コープさが生協・ララコープ・コープおおいた〉日田・くじゅう地域〈生協くまもと〉阿蘇山麓北部〈生協コープかごしま〉大隅地域〈コープおきなわ〉沖縄県産生乳の生産量が減っているため、現在は熊本県産の生乳を原料としたコープ牛乳をお届けしています。
> もっと詳しく

ゼラチン 100g
お料理やデザートにいろいろ使える 豚から得られるコラーゲン由来のたんぱく質です。お好みの量が調整できるお徳用タイプです。お料理やデザートにどうぞ。
※2022年9月作成。商品・包装など、作成時から変更している場合があります。
> もっと詳しく
パンナコッタがこんなに簡単にできるとは知らなかったのでびっくり。冷凍するとシャーベットのような食感になるそうなので、暑い日のおやつに試してみたいと思います。キウイソースはヨーグルトやバニラアイスのトッピングなど、いろいろアレンジできるのも良いですね!
(SATETO編集部 山本)
教えてくれたのは

- 料理家 久保ゆりかさん
- 野菜ソムリエ上級プロの資格を取得し、書籍やWEB等へ掲載する料理撮影、フードコーディネート、各種メディアへの出演のほか、飲食店のメニュー監修、執筆、商品開発など、多方面で活動中。インスタグラムでも野菜や果物たっぷりのレシピを公開中。
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