このページの先頭です

お料理レター 旬の魚を、おうちで一夜干しにしてみませんか?

せっかくだったら、台所に立つ時間も楽しみながら過ごしたい。そんな毎日の欲求を満たしてくれそうなアイディアが、料理家のみなさんから届きました。今こそおすすめしたいレシピ、食材の活用方法、ちょっとした息抜きの仕方など、すぐに実践できる知恵をいただきましょう。


\ Letter From /

 サカナグミ 本田淑子さん

サカナグミ 本田淑子さん 

新鮮な魚介の宝庫「九州」に暮らす私たち。せっかくならば「魚のある食卓」で日々の健康を願いたいものです。今日ご紹介するのは、秋に旬を迎えるカマス。西日本を中心に馴染みの深い魚です。福岡県の久留米市では、秋のおくんちで五穀豊穣を願った「かます寿司」を作る文化もあるほどです。今回は、このカマスを使って自宅で手軽にできるレシピをご紹介します。新米と一緒に頬張ると、もう最高ですよ。
新鮮な魚介の宝庫「九州」に暮らす私たち。せっかくならば「魚のある食卓」で日々の健康を願いたいものです。今日ご紹介するのは、秋に旬を迎えるカマス。西日本を中心に馴染みの深い魚です。福岡県の久留米市では、秋のおくんちで五穀豊穣を願った「かます寿司」を作る文化もあるほどです。今回は、このカマスを使って自宅で手軽にできるレシピをご紹介します。新米と一緒に頬張ると、もう最高ですよ。

ご紹介するのは

【自宅でつくる干物】カマスの自家製一夜干し

【干物アレンジの主菜】カマスと新生姜のカボス寿司

【旬の野菜でつくる副菜】なすとエリンギの中華風

 

自宅で作れる
『カマスの一夜干し』

生で手に入れたカマスを塩焼きにして食べるのもいいですが、干物にしてもまた違ったおいしさが楽しめます。 今回は、そんなカマスを自宅で簡単に一夜干しにする方法をご紹介します。魚から余計な水分を出すことで生臭さが取れ、味がしまって旨みが凝縮します。

材料(2人分)

カマス…2尾
立て塩(塩水のこと)…1カップ (水200mlと塩大さじ1を合わせてよくかき混ぜておく)
大根おろし…適量
※立て塩は調理法によって塩分量が異なります。今回は塩分量10〜15%を目安にしています

作り方

1. カマスはウロコを取って背開き(※)にして内臓を取り除き、水洗いして水気を拭き取る。

2. 1を「立て塩」に30分ほど漬け込み、さっと水洗いして水気を拭き取る。

3. 2を皮を下にしてバットに並べて冷蔵庫で半日ほど乾かす。

4. 3を魚焼きグリルかクッキングシートを敷いたフライパンで、こんがりと焼き目がつくまで焼いたらできあがり

※背開きとは?

魚の背から刃を入れて割り、腹側の皮を残して開くこと。上の写真のような開き方です

ポイント・コツ

1)しっかりと乾燥させるために、ラップなどはせずに冷蔵庫へ入れます。冷蔵庫が臭くなりそうですが、やってみてください(笑)案外なりませんよ!

2)大根おろしがあるとおいしさが全然違うので、手に入れば大根おろしは必須! 手間を惜しまないという方には、「焼きキノコのおろしポン酢和え」もなかなかオツですよ♪


 

新米の時期にぜひ作りたい
『カマスと新生姜のカボス寿司』

カマスを一夜干しにしたら、スタンダードに焼き魚としていただくのもいいですし、身をほぐしてアレンジもおすすめ。新生姜やカボスなどの“季節の出会いもの”と合わせても最高においしいです!

材料(2人分)

カマスの一夜干し…1尾
ごはん…約2膳分
新生姜…1片
みょうが…2個
大葉…4枚
カボス果汁…1個分
砂糖…小さじ1程度

作り方

1. 焼いたカマスの一夜干しの頭と骨を取り除き、身をほぐす。

2. 新生姜、みょうがはみじん切りに、大葉は千切りにする。

3. カボス果汁にお好みで砂糖を少し加える。

4. ごはんに1・2・3を一緒に混ぜる。

ポイント・コツ

塩味が効いた干物が味のアクセント!ご飯は少し固めに炊いて、薬味やカボス果汁をお好みでたっぷりと混ぜてくださいね。


 

レンジささっと旬の副菜
『なすとエリンギの中華だれ』

カマス料理にもう一品、合わせたいのは、やはり秋らしい旬のお野菜。ごま油の風味で箸の止まらない一品です。

材料(2人分)

なす…1本
エリンギ(大)…1本
生しいたけ…2本
 
(A)
白ネギ(みじん切り)…約10センチ
おろし生姜…小さじ1/2
おろしにんにく…小さじ1/2
しょうゆ…大さじ1
酢…大さじ1
砂糖…小さじ1/2
ごま油…小さじ1

作り方

1. なすとエリンギは5センチくらいの棒切りに、生しいたけは(石突を取り)半分に切る。

2. 耐熱皿に1を並べ、ラップをしてレンジ(600w)で3分加熱する。下と上をひっくり繰り返すように混ぜ、さらに1分ほど、しんなりするまで様子をみながら加熱する。

3. (A)の材料をすべてボウルで混ぜ合わせて中華だれを作る。

4. 2の野菜から出た水分を切り、冷めないうちに3のたれに漬け込む。

ポイント・コツ

なす料理は油をたくさん使いがちですが、レンジで加熱しておくと少量の油でも十分。お好みでコチュジャンを加えれば、ごはんのお供やお酒のつまみにも最適です。熱いまま食べても、冷蔵庫で冷やして食べてもおいしいので、その日の気温や気分に合わせてみてください。

サカナグミ 本田淑子
福岡市にある長浜鮮魚市場の魚を扱うプロや料理人とコラボし、サカナグミを結成。料理教室やスーパーなどで魚食普及活動を展開中
  • コープ九州資料請求はこちら

関連する商品

商品一覧を見る

\ この記事をシェアする /

この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。
※こちらはご覧いただきました記事に関するご感想をお聞かせいただくことを目的としております。商品等個別のお問い合わせにつきましては、正確に調査・回答させていただくために、こちらのフォームをご利用ください。