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できるだけ手づくり 魚をおろして、揚げたてをパクッ。子どもとつくる アジフライバーガー

子どもが大好きなハンバーガー。好きな具をはさむだけでできるので、たまには一から手作りするのもいいですね。今回はサクサク衣のアジフライにとろとろのタルタルソースをのっけた、食感も楽しいフィッシュバーガーを子ども達と作ります。しかも、魚をおろすところから始める本格派! 教えてくれるのは魚をこよなく愛し、福岡を拠点に『サカナグミ』として食育活動をされている本田先生です。

▲ 子どもから大人まで、もっと魚料理を食べて欲しい!と幅広く活躍されている本田さん。


recipe

アジの3枚おろしから挑戦!
「アジフライバーガー」

大ぶりのアジフライをはさんだハンバーガーはボリューム満点。魚を3枚におろすところから挑戦します。ハードルが高い?いえいえ。手順を踏めば、子どもだってできるんです。挑戦するのは小学3年生の3人。さて、上手にできるでしょうか?

\ 本田さんからのひとこと /

衣がサクサク、身はフワフワのアジフライをはさんだハンバーガー。手作りの良さはこの食感にあります。魚とフレッシュ野菜の組み合わせは、栄養バランスも◎。アジを3枚におろすのは一見難しそうですが、慣れてしまえば大体どの魚にも対応できます。残った骨を油で揚げれば、“骨せんべい”もできあがり!頭から骨まで丸ごと一匹食べれちゃいますよ。

材料(4人分)

アジ…2匹
ハンバーガー用のパン…4個
キャベツ…4枚
トマト(輪切り)…1個
塩…少々
ほか好みの野菜など
 

[A 衣]
パン粉…大さじ4
小麦粉…大さじ4
卵…1個
水…大さじ2
塩こしょう…少々
 

[B タルタルソース]
ゆで卵(白身はみじん切り・黄身は細かくほぐしておく)…2個
たまねぎ(みじん切り)…1/4個
マヨネーズ…大さじ5
塩コショウ…少々
レモン…適量
お好みでパセリやピクルスなど

下準備

・キャベツを千切りにし、塩で下味をつける
・[B]の材料を混ぜてタルタルソースを作る

作り方

1. アジを三枚におろす

★おろし方を動画でチェック!

① ウロコとゼイゴを取る
ウロコとゼイゴは尾から頭に向かって削ぎ取り、頭を切り落とす。

本田さんに教わったポイント:
■ 包丁の角度に気をつける
ウロコは包丁の刃を立て、ゼイゴは包丁を寝かせて削ぎ取ります。尾から頭に向かって包丁を動かしましょう。

② 内臓を取って、水で洗う
お腹を切って内臓を取り出したら、水で血合いを洗って水気をしっかり拭く。

本田さんに教わったポイント:
■ 洗うときは指や歯ブラシを使うと便利
背骨の脇の薄い膜を包丁で破って血合いをきれいに洗い流しましょう。
■ 魚もまな板もしっかり洗って拭き上げる
まな板も流水で洗って拭きあげます。この後は一切水気に触れません!硬くしぼった濡れ布巾があると便利ですよ。

③二枚におろす
腹側から包丁を入れ、中骨に添って身を切り離す。背側も同様に。最後に尾から頭に向かって包丁を入れて身を切り離す。

本田さんに教わったポイント:
■ 一度に切ろうとしない
包丁を入れる際、まず手がかりとして皮に切り目を入れる気持ちで軽く包丁を入れ、そこから包丁を深く入れていきましょう。包丁の先が背骨に当たっているのを感じながら入れると上手くいきます。

④ 三枚におろす
魚を裏返して同様に、今度は背側→腹側の順に包丁を入れて身を切り離す。最後に腹骨や小骨を取り除く。

本田さんに教わったポイント:
■ 骨に添って包丁を斜めに
腹骨は骨に添って斜め切れ込みを入れて取り除きます。小骨は骨抜きを使うと便利ですが、V字に切り込みを入れて取り除く方法もあります。
■ 「腹→背→背→腹」の順に
魚を三枚におろす時は、「腹→背→背→腹」の順に切ると覚えておくと便利です。

>みんなで挑戦!!「アジの三枚おろし」記事はこちら

2.衣を付けて揚げる

ボウルに小麦粉・卵・水を入れて衣液を作り、塩こしょうをしたアジをくぐらせてパン粉をつける。170度の油できつね色になるまで揚げる。

本田さんに教わったポイント:
■ 細かいパン粉がオススメ
パン粉をしっかりつけることで、サクサク感が増します。アジフライのみでいただくときは、生パン粉でふんわりサクッと。バーガーにするときは、細めのパン粉でカリカリっとさせるのがポイントです。
■ 余熱で火を通す
余熱で火を通すくらいの気持ちで揚げると、身がフワフワに仕上がります。

3.好みの具を挟む

パンをトースターで軽く焼き色をつけ、キャベツやスライストマトなど好みの野菜、その上に油を切ったアジフライを乗せる。タルタルソースをたっぷりとかけてパンではさむ。

本田さんに教わったポイント:
■ 水気をしっかり切る
野菜の水分はしっかり切っておきましょう。キャベツの千切りには塩で下味をしておくとさらにおいしくなりますよ。
■ 好みの野菜やパンでも
ベビーリーフやレタスなど、好みの野菜を使っても。またロールパン、ホットドックパンでももちろんおいしくできます。
■ パンは軽くトーストすると◎
はさむ前にパンを軽くトーストしておくと、サクサクっとした食感が楽しめます。

4.ピックを刺して完成!

▲ 竹串とマキシングテープを使った手作りピックを刺して、カラフルなペーパーで演出すれば子ども達も大喜び!ポテトやスープ、果物も添えるとさらにテンションが上がります。

 揚げるついでにもう一品!

残った中骨を捨てるのはもったいない!油で揚げて“骨せんべい”にしちゃいましょう!

中骨の水気をペーパーで拭いたら、150℃の低温できつね色になるまで何度か返しながら素揚げします。10分ほど時間を掛けてじっくり揚げるのがポイント。骨の回りから泡が出なくなってきたら、最後は高温で1分ほどカリッと揚げて。油を切って塩を振れば、香ばしい骨せんべいのできあがり!カルシウム満点でおやつ&おつまみに最適です。


正直、魚をまるごと一匹買うのはちょっとハードルが高かったのですが、子ども達はすごく楽しんで作っていて、親が思っている以上にけっこうやれるもんだなと感心しました。忙しい時は、揚げるだけの冷凍あじフライ等がもちろん便利ですが、休日など時間があるときに、子どもと一緒に作ってみるといいですね。魚も丸ごと食べられるし、自分でおろしてみるとイイコトいっぱいです。
(SATETO編集部 佐藤)


教えてくれたのは

サカナグミ
本田淑子さん
福岡市にある長浜鮮魚市場の魚を扱うプロや料理人とコラボし、料理教室やスーパーで子どもを中心に魚食普及活動を展開中。
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