モンブランといえば、栗を使った秋のイメージですが、春らしいいちごのモンブランはいかがですか? たっぷりと絞ったクリームは、ホワイトチョコ入りのクリームの上に、丁寧に裏ごししたいちご入りのクリームを重ねた2層の贅沢仕上げ。しかも中にはいちごが丸ごと1個隠れています。見た目も可愛らしいスイーツで、陽気な春のおやつタイムにピッタリ!
▲ 料理家の宮村ゆかりさん。レシピ考案·監修(はぎトッツォ、ドルチェかき氷、その他多数)、福岡千早のアトリエにて料理教室「ミヤムの恋するcooking、」外部講師、ケータリング、栄養教諭としても活躍中。
いちごとホワイトチョコの2層クリームが絶品!
「いちごのモンブラン」
今回の主役はモンブラン。だからこそ土台の部分は市販のロールケーキを使って簡単に作ります。ロールケーキの上にいちごをのせたら、ホワイトチョコ入りのクリームと優しいピンク色のいちごクリームでいちごを包み込みます。金口からたっぷりのクリームを絞り出す工程が、今回のレシピの見せ場です。ぜひパティシエ気分で作ってみてくださいね。
\ 「いちごのモンブラン」レシピのポイント /
いちごクリームは市販のジャムでも作れますが、せっかくなら旬のいちごをたっぷりと使って手作りしましょう!余ったらヨーグルトに入れるといいですよ。クリームを絞る口金はできればモンブラン用がおすすめですが、なければ星形や細めの丸口でもOK。手に入りやすいものを使ってくださいね。ロールケーキは、今回は抹茶を使いましたが、プレーンやチョコなどお好みのもので作ってみてくださいね。カップケーキやマフィンでもかわいく仕上がりますよ。
「いちごのモンブラン」材料(5個分)
- 【いちごクリーム】
- いちご…50g
- 砂糖…20g
- 生クリーム…100g
- ゼラチン…1g
- 水…8g
- 【ホワイトチョコクリーム】
- ホワイトチョコレート…30g
- 生クリーム…100g
- 【土台】
- いちご…5粒
- 抹茶のロールケーキ(市販)…5切れ(高さ3cmほどでカット)
「いちごのモンブラン」に使う道具
・口金…モンブラン用・丸口の2種
・絞り袋
「いちごのモンブラン」の下準備
・いちごは洗って水分を拭き、1/4にカットしておく。
「いちごのモンブラン」の作り方
【いちごクリーム】
1.いちごを煮詰める
鍋にカットしたいちごと砂糖を入れ、中火にかける。半分の量になるまで煮詰める。
■ 鍋底が見えるまで
いちごの量が半分になり、ゴムベラを動かして鍋底が見えるくらいになればOK。
2.裏ごしする
鍋を火からおろし、1をザルで裏ごしする。そのまま冷ます。
■ 裏ごしで滑らかに
生クリームと合わせて金口から絞り出す時に通りやすくするために、裏ごしして滑らかにしておきます。ザルや味噌こし器を使うと便利ですよ。
3.ゼラチンを溶かす
小さな耐熱皿に水を入れ、粉ゼラチンを振り入れてふやかす。500Wの電子レンジでラップはせずに10秒ずつ加熱して、様子を見ながら溶かす。マドラーなどで混ぜ、溶け残しがあれば余熱で溶かす。
■ 電子レンジで様子を見ながら
ゼラチンは沸騰厳禁!電子レンジで加熱する際は、沸騰して溢れないように気をつけてください
4.生クリームを泡立てる
生クリームを6分立てに泡立てする。2の裏ごししたいちごを加えて、全体を混ぜ合わせる。
■ 6分立ての目安
泡だて器を持ち上げると、ゆるゆると流れ落ち、泡立て器の跡がゆるく消えるくらいが6分立ての目安です。
5.ゼラチンを加える
溶かしたゼラチンを加え、すぐに泡立て器で9分立てになるまで泡立てる。できあがったら、モンブランの金口をつけた絞り袋に入れておく。
■ 9分立ての目安
泡だて器を持ち上げ、しっかりと角が立つくらいが9分立ての目安です。
■ 手早く混ぜる
ゼラチンを入れたら固まってくるので、すぐに混ぜましょう。絞りやすい硬さになるまで泡立てます。
【ホワイトチョコクリーム】
6.ホワイトチョコを溶かす
ホワイトチョコを細かく砕き、ゼラチンを溶かした時と同様に、電子レンジ500Wで10秒ずつ加熱し、様子を見ながら溶かす。湯煎で溶かしてもOK。
7.生クリームを泡立てる
生クリームを8分立に泡立てる。6の溶かしたホワイトチョコを加え、さらにしっかりと9分立に泡立てる。できあがったら、丸金口をつけた絞り袋に入れる。
■ 8分立ての目安
泡だて器ですくい上げると角が立ち、やわらかくお辞儀するくらいが8分立ての目安です。
■ 角が立つくらいまで
ホワイトチョコを加えたら、しっかりと角が立つまで泡立てます。
8.ホワイトチョコクリームを絞る
ロールケーキの上に7のホワイトチョコクリームを絞って土台を作り、その上にいちごをのせる。上からもう一度7を絞っていちごを包み込む。
■ 見えなくなるまで覆う
最後にフォークやナイフの背を使って、下から上に動かしながら、いちごが見えないように覆います。
9.いちごクリームを絞る
5のいちごクリームを外側から、グルグルと全体を包むように絞り出す。
■ 絞り袋を立てるように
絞り袋は横に倒さずに、縦に持ってゆっくりと円を描きながら絞り出すとキレイに絞れます。
10.完成!
好みの大きさにカットしたいちごを上にトッピングしたら、モンブランのできあがり!抹茶ロールケーキとのコントラストもキレイです。いちごクリームを一から手作りできるのは、いちごが手に入る今の時期だけ。贅沢に作ってみてください!
このレシピで使えるコープ関連商品
絞り袋を手に持って、慎重にクリームをグルグル。キレイに絞れた時の気分は上々です!淡いピンク色のいちごクリームがとっても春らしく、おもてなしや手土産にもピッタリ。ひな祭りのスイーツにもいいですね。
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは
- 料理家 宮村ゆかり
- 栄養士・栄養学教諭・調理師。料理教室「ミヤムの恋するcooking」では、ロースイーツやスパイスカレーなど、一見難しそうな料理を家庭でも楽しく作れるメニューを提案。
いちごで映えスイーツレシピ
旬のいちごが手に入ったらぜひ作りたい、いちごレシピをご紹介します。どれも意外と簡単にできるレシピばかり。見た目も華やかなのでついついSNSで自慢したくなるスイーツばかりです。
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いちごミルクレープ
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ミルフィーユ風グラスパフェ
思い立ったらサッと気軽に作れるスイーツレシピがあるとちょっとうれしい。そんな方にぴったりなのが、カスタードクリームは作らずに混ぜるだけの簡単クリームで代用した、気負わず作れる小さなグラスパフェ。お子さん一人でもチャレンジできる手軽さが魅力です。
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