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お買い物のちょっと前 「おいしいお肉を食べてほしい」食卓へ思いをつなぐ、担い手リレー

農家と家畜と地域をめぐる“循環型農業”で育てられたコープのお肉。実は、牛や豚が農場を出た後にも新たなストーリーが待ち受けています。のびのびと育った牛や豚が一体どんな旅路を経て、今日の食卓にたどり着くのか。
そのヒントは、あなたの元へ届いたお肉のパックにも残されています。さあ、お料理のほんのすこし前、ちょっとお手に取って眺めてみてください。

「おいしいお肉を食べてほしい」
食卓へ思いをつなぐ担い手リレー

コープで扱う産直肉には、生産者だけでなくたくさんの人々が携わっています。お肉を加工したり、パッキングしたり、宅配したり…。あなたの食卓までの道のりを考えてみると、生産者と消費者の間に新たな循環のカタチが見えてきませんか?
その一例としてコープで扱っている産直肉「東伯牛」の牛肉についてご紹介します。

※エフコープの産直品の一例としてご紹介しております。各生協により産地や製造会社は異なります
※東伯牛は、エフコープ・コープさが生協・生協くまもと・コープおきなわでのお取り扱いがございます。


安全なお肉をめぐる担い手リレー
〜コープの産直牛「東伯牛」の場合〜

コープで扱う商品の中でも30年間ロングセラーとなっているのが鳥取県東伯郡で育つ「東伯牛」です。広大な自然が広がる大山のふもとで育ったホルスタイン牛は、とろけそうなほど濃厚なうまみと甘味が魅力。そんな東伯牛のおいしさをどのようにキープして組合員の食卓までお届けするのか。その行程を追ってみましょう。

\ お肉を育てます! /

【生産農場】
株式会社 西日本ジェイエイ畜産
大成養牛農場、杉地養牛農場、岩船養牛農場[鳥取県東伯郡]

鳥取県の真ん中、東伯郡琴浦町。国立公園大山を望む風光明媚な場所が東伯牛の故郷です。
サツマイモの粉末を加えた指定配合飼料「びーふあっぷ」やオリジナルにブレンドした飼料を餌に、大山山麓の地下水、そして清潔で風通しのよい牛舎でストレスなくのんびりと育てられています。
牛の餌となる藁は、県内の稲作農家から取り寄せ、その農家には牛の堆肥を使ってもらう、敷料の一部には県内産の間伐材のおが粉を利用するなど、循環型農業にも力をれているそうです。
「肥育期間ごとに飼料の品質や量に注意を払って健康に育てています。 牛にストレスがかからないことを第一に、エサは毎日決まった時間に与え、牛舎は毎日清掃を行います。寝床のおが粉も適度に交換し、徹底した健康観察をして飼養管理をするなど、組合員の皆さんにおいしいお肉を食べていただけるように365日休みなしで愛情を込めて育てております」

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\ お肉に加工します! /

【と畜・加工】
鳥取県食肉センター[鳥取県西伯郡]

東伯牛は通常の肥育期間よりも、約2ヶ月長い15ヶ月ほどで出荷されます。農場を出てから同じ県内にある「鳥取県食肉センター」へ運ばれます。と畜された後に皮や内臓を取り除き、さまざまな部位に分けられます。
「こちらに届いた牛は個体識別番号で情報を共有し、徹底管理しています。コープで扱う東伯牛は通常の1.5倍の時間をかけてていねいに分割成形しているのが特徴。こうすることで、ご家庭での食品ロスが減るように心がけているんです。成形後には、農場名や加工期間などのデータが分かるバーコードを付けていますので、ぜひ検索してみてください。どこで生まれ育って、どう移動したかが分かりますよ」

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\ 商品へ仕上げます! /

【商品製造】
みやこハム株式会社[福岡県豊前市]

食肉として各部位に切り分けられたお肉は福岡県の工場まで運ばれます。ここでは冷凍とチルド(冷蔵)に振り分けられた後に、カットされて計量後、トレーに盛り付けて包装。さまざまなチェックを経て出荷されます。こちらの会社では、福岡フードバンクに加入し、子ども食堂に肉の提供を行うなど地域にも親しまれているそうですよ。
「鮮度を保つために、作業時の肉の温度管理を徹底しています。例えば、チルドでは、肉温を5℃以下に、冷凍では氷点下を超えないように細心の注意を払っています。また、加工中も目視での確認や金属探知機などで異物混入がないよう徹底しています。産地生産者の皆さんの思いを届ける大事な役目ですので、品質にはとことんこだわっていますね」

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\ 企画してご案内します! /

コープ九州・エフコープ[福岡県糟屋郡]

製品として仕上がったお肉も、組合員さんへ知ってもらわなければ意味がありません。コープでは、お肉のおいしさがより伝わるようなカタログの企画制作を担うほか、安心してご利用いただけるように生産者から流通の各行程への点検や確認もおこなっています。
「品質管理については、生産者と一緒に育て方などの確認をして自分の目で実際に確かめることが大事な使命だと考えています。その結果は、毎月開催される産直委員会にて共有しています。また、生産~流通まで関係者が集まる会議を年4回開催し、お互いが顔を合わせて品質や安全性を再確認しています」。


\ お届けします! /

物流センター・支所・センター

ご注文いただいたお肉は、エフコープの配達スタッフの手によって組合員さんのもとへ配送します。物流センターで入荷したお肉を仕分け、お届けまで商品の品質を保つ最適な温度で管理。組合員さんに一番近い存在だからこそ、明るく親しみが持てる対応も心がけています。
「冷凍品は-20℃に管理されている冷凍セットセンターで、入荷から出荷まで一括管理。配送時も保冷箱に-30℃の冷凍蓄冷剤や保冷効果のあるアルミシートをセットしています。」


\ おいしくいただきます! /

組合員の皆さん

ステーキや焼肉はもちろん、炒め物や煮物、カレーと、いろいろな調理法でどうぞ


\ 組合員の声を届けます! /

コープ九州・エフコープ[福岡県糟屋郡]

コープでは、皆さんの元に商品が届けられた後も継続して、品質の向上に取り組んでいます。「私たちも東伯牛の一ファンとして、組合員さんにまずは食べていただきたい」とフェスタ等では試食を積極的に行なっています。アンケートで組合員さんのご意見をいただくほか、組合員・スタッフとの産地交流会を開催するなど生産者との架け橋となる活動にも取り組んでいます。
「イベントなどを開催し、生産者と組合員さん達の交流を通してお互いを理解しあえる関係作りにも取り組んでいます。生産者の皆さんの想いを知っていただくことで、お肉の味もよりおいしく感じてもらえるのではないでしょうか」


東伯牛の旅を追ってみると、必ずしも食卓で食べられるまでがゴールではないということに気付きます。皆さんのご意見を、生産者や加工業者、コープに伝えてもらうことで、さらなる味の向上や新しい商品開発に反映されるのです。たくさんの想いをのせて届くお肉、そこにあなたの想いが加わることで、また一歩進んだ“おいしさの循環”につながるのではないでしょうか。

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