煮物やお味噌汁などで大根を使った際に出る、皮。ついつい捨ててしまいがちですが、無駄にせず、その良さを生かして副菜にしてみませんか?「もったいないから」だけじゃなく、おいしくて簡単なのも何よりうれしいポイントです。
▲教えてくれたのは、料理家の松竹智子さん。 旬の野菜を中心に、日々の食卓に取り入れやすいレシピを提案されています。
ストック素材をプラスして手軽に♪
大根の皮とひじきの酢の物
乾燥ひじきや冷凍うす揚げなどのストック食材を上手に組み合わせた、食感が楽しい酢の物です。それぞれが持つ風味を生かした味わいは、ついつい箸が進むおいしさ。大根の皮が出たら、捨てずに試してみてはいかがでしょう?
\ 松竹さんコメント /
大根の皮は歯ごたえも風味もいいので、我が家では皮も捨てずに使って副菜にしています。合わせるのはストック食材。ひじきや油揚げと聞けば煮物のイメージですが、酢の物にするとまた違ったおいしさが生まれます。
材料(2人分)
- 大根の皮…1/3本分
- 乾燥ひじき(水戻し前のもの)…大さじ1(5g)
- 油揚げ…5g(1/2枚分)
- 醤油…小さじ2
- (A)
- 砂糖 大さじ2
- 酢 大さじ2
- 白すりごま 適量
〈下ごしらえ〉
- ・ひじきは水で戻してざるに上げ、水気を切っておく。
- ・生のうす揚げを使用する場合は、油抜きして短冊切りにする。
作り方
1.皮を切る
大根の皮をよく洗って水気を切り、千切りにする。
2.塩もみする
1をボウルに入れて塩少々(分量外)を軽く振りかけ、手で揉むように混ぜ合わせる。5〜10分ほど置いて、塩が大根に馴染んだら軽く絞って水気を切る。
■塩をする時間は加減して
厚め・薄めなど、皮の厚さや大きさによって塩の入り具合は異なります。5分ほど経ったら味をみて、塩がしっかり馴染んだなと思ったら絞ります。
3.ひじきを炒める
水戻ししておいたひじきをフライパンで炒める。水っぽさがなくなったら火を止め、醤油を回しかけてボウルなどにうつして冷ます。
4.油揚げを炒める
フライパンに残った醤油をキッチンペーパーなどで拭き取ったら、そのまま油揚げを炒めて焼き色をつける。
■カラッとさせるのがコツ
油はひかずに炒ることで、カリッとした食感と香ばしさが生まれるとともに、大根やひじきとの味なじみも良くなります。
■余分な油はとる
油揚げから余分な油が出たときは、キッチンペーパーなどで拭きとります。
5.和える
2の大根、3のひじき、4の油揚げをボウルなどに入れて軽く混ぜたら、(A)の砂糖と酢、すりごまを加えて全体を和える。
6.完成
立派な副菜ができあがりました!
このレシピで使えるコープ関連商品
さっぱりとした甘酸っぱさが、コリコリ食感の大根の皮と香ばしい油揚げによく絡んで、何気に箸が止まりません。このために大根を買ってきてしまいそうです(笑)。
(SATETO編集部 堀尾)
教えてくれたのは
- 松竹智子
- 料理家。福岡市内で料理教室や食のイベントをおこなう「深草」を主宰。フードスタイリストとして、食品関係企業のレシピ提案やスタイリングなども数多くおこなっています。
この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。
※こちらはご覧いただきました記事に関するご感想をお聞かせいただくことを目的としております。商品等個別のお問い合わせにつきましては、正確に調査・回答させていただくために、こちらのフォームをご利用ください。