今日は野菜が主役
料理家コンドオミユキさんの定番おかずサラダ
野菜をたっぷり使ったメニューが大好きな、コンドオさんのお宅では、たびたびサラダが食卓の主役になっているそうです。野菜自体が持つうま味や、鮮やかな色合いを存分に楽しみながらも、ボリュームもしっかり。パパッと作れて、ひと皿で大満足。そんな食卓のメインになる野菜メニューを教えてもらいました。
▲ 「野菜大好き、お酒も好き」というコンドオミユキさんのお料理は、いつも野菜たっぷりで、どことなくお酒がすすむ味付けが多い。
ブロッコリーのシャキシャキ食感が決め手
チキンと野菜のボリュームサラダ
コンドオさんが教えてくれたのは、見た目の華やかさに加え、ゴロリとした食感が楽しいチキンサラダです。下味をしっかりつけた鶏もも肉を漬け汁ごと焼き、フライパンからそのままジャッとお野菜にかけていただきます。
驚いたのが、ブロッコリーの食感と味。茹でるとベチャっとなりがちな「花蕾」の部分は、シャキッとした粒感がありながら、茎までちゃんと柔らかい。しかも、ドレッシングがいらないほどのうま味がしっかりと出ているのです。どうやら、ブロッコリーの茹で方にもひと工夫あるようです。
今でも、手早く食卓を盛り上げたい時に作ります。夫も肉を一緒に和えていると野菜がすすむみたいで、好評です。
材料(2人分)
- ブロッコリー…中1房
- ミディトマト…4~5個
- ベビーリーフやレタス…適宜
- 【 A 】
- 鶏もも肉角切り…200g
- 塩、コショウ…適宜
- ニンニクみじん切り…1カケ分
- バジル(刻む)…2~3枚(ドライでも可)
- オリーブオイル…大さじ4
- 【 B 】
- レモン汁…1/2個分
- 塩、ブラックペッパー…適宜
コンドオさんからのアドバイス:
今回は仕上げの彩りにブロッコリースプラウトを1パック使いました。カイワレや大葉などお好みのトッピングで楽しんでください。
作り方
1.鶏肉に下味をつける
Aを全てビニール袋に入れて和え、10~15分ほど置いておく。
2.ブロッコリーを茹でる
ブロッコリーは小房に分けて、茎に十字の切り込みを入れる。沸騰したお湯に多めの塩を加え、少量ずつ茹でたら、ザルにあげておく。
コンドオさんからのアドバイス:
パスタを茹でる時の要領で、お湯と塩はたっぷりめに。茎に十字の切り目を入れて、サッと茹でるとおいしく茹で上がります。お湯の温度が下がらないように、3房ずつくらい入れるのがポイント。沸騰した状態で茹で、茎の十字が開いてきたら茹で上がりです。
3.野菜を切って、皿に盛る
トマトはひとくち大に切って、ベビーリーフ、レタスとともに器に盛り付けておく。トッピング用のブロッコリースプラウトは根をカットする。
4.鶏肉を焼く
1をフライパンで炒める。
コンドオさんからのアドバイス:
パリッと焼くために皮目から焼きましょう。
5.オイルごと野菜にかける
焼きあがったら、オイルごと3に回しかける。Bをかけてスプラウトをトッピングしたら完成です。
コンドオさんからのアドバイス:
■ 鶏肉オイルで野菜がすすみます
単に野菜をふんだんに使っただけのサラダでは物足りなさを感じますが、こんがりと焼けた鶏肉が入ったことでボリューム感がアップします。鶏肉のうま味たっぷりのオイルが野菜に絡んで、それだけでソース代わりになります。レモンと塩コショウのシンプルな味付けでも十分に満足感がありますよ。
皮目からカリッと焼いた鶏肉、シャキシャキ食感のブロッコリー。いろんな味わいと食感がアクセントになった、ひと皿で満足感たっぷりのサラダでした。茹でるのも焼くのも、フライパン一つでできる手軽さがまたよし! 朝のうちに鶏肉の下味をつけておけば、忙しい日の一品完結メニューとして役立ちそうです。
( SATETO編集部 いはら )
教えてくれたのは
- 料理家 コンドオミユキ
- イートプランナーとして、レシピ制作や食品撮影スタイリング、器のコーディネート等を中心に活動。イラストレーター、美容家としての一面も持ち、「食」と「美」を中心とした「暮らしを楽しむ提案」を発信している。コープ組合員歴16年、「ただの炭酸水」がお気に入り。
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