新生活が始まり、お弁当デビューされた方も多いのではないでしょうか? おかずを作って、お弁当箱に詰める作業って意外と大変ですよね。そこでご紹介したいのが、朝の限られた時間で、パパッと詰められてしかもごちそう感のある「のっけ弁当」。彩り豊かなお弁当作りがお得意の料理家のSHIMAさんに、のっけ弁当のコツを伺いました。
[ INDEX ]
- ・のっけ弁当とは
- ・SHIMAさん流のっけ弁当のコツ
- ・のっけ方レッスン
- 「塩サバのっけ弁当」
- 「ハンバーグのっけ弁当」
- ・のっけ弁の小さなおかずレシピ
のっけ弁当とは
ごはんとおかずを別々に詰めるのではなく、丼のように白ご飯の上に好きなおかずをのせたお弁当。ご飯を敷き詰めたら後はのせていくだけなので、隙間おかずを考える悩みから解放される上に、見た目も豪華!しかもごはんにほど良く染みたおかずの味わいも楽しめます。
SHIMAさん流
のっけ弁当のコツ
お弁当は手軽に華やかにがモットーのSHIMAさん。料理YouTuberとして、日々ブログやYouTube、インスタグラムでは解説付きのレシピを日々更新されています。今回は、SHIMAさん流の手軽に華やぐのっけ弁当のコツを教えてもらいました。
コツ1)ご飯はできるだけ隠す
お弁当全体に敷き詰めたご飯が見えなくなるくらいおかずをのせていくことで、ボリュームがでておいしそうに仕上がります。メインのおかずはなるべく大きいまま、ドーンと真ん中に乗せるとインパクトが出て華やかに。
コツ2)ご飯がすすむ味付けのおかずをチョイス
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コクや甘辛い味付けが効いたもの、塩味や酸味のあるものなど、白ご飯に
味がうつってもおいしいサブおかずをチョイス。味が混じってもOKなものを、
隣同士に並べます。マリネや塩昆布漬け、味玉など、前日に下ごしらえでき
るものにしておけば、翌朝はパパッとのせるだけの手軽さに。
コクや甘辛い味付けが効いたもの、塩味や酸味のあるものなど、白ご飯に味がうつってもおいしいサブおかずをチョイス。味が混じってもOKなものを、隣同士に並べます。マリネや塩昆布漬け、味玉など、前日に下ごしらえできるものにしておけば、翌朝はパパッとのせるだけの手軽さに。
コツ3)カラフルな色合わせを意識
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白・黒・赤・緑・黄・紫の、6色のおかずをできるだけのせることで、栄養
バランスが良くなるのはもちろん、見た目も「おいしそう」な仕上がりに。
隣り合うおかずは、同じ色のものや近しい色のものは避け、カラフルに
見えるようにひと工夫を。
白・黒・赤・緑・黄・紫の、6色のおかずをできるだけのせることで、栄養バランスが良くなるのはもちろん、見た目も「おいしそう」な仕上がりに。隣り合うおかずは、同じ色のものや近しい色のものは避け、カラフルに見えるようにひと工夫を。
のっけ方レッスン
おかずの並べ方をちょっと工夫するだけで、お弁当の「おいしそう」度がグンと上昇!数種類のおかずや添え物、一体どういう風に並べたらいいのでしょうか?華やかに見えるのっけ方とおかずの選び方を SHIMAさんにおしえていただきました。
のっけ弁おかず1
「塩サバのっけ弁当」
今回作ったのは、お弁当の定番「塩サバ」が主役ののっけ弁です。ごはんによく合う「炒り玉子」、前日に作って味がしっかり染み込んだ「にんじんマリネ」と「紫キャベツのマリネ」、塩昆布のうまみの効いた「無限ピーマン」をのっけたら、サバの塩焼きをどんと乗せた存在感たっぷりのお弁当です。作り置きのおかずを上手に利用して、時短で済ませます。
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1.白ご飯を軽く敷き詰める
お弁当の半分程度の高さまで白ご飯を敷き詰めます。
おかずの重みでご飯が詰まるので、軽く盛る程度で十
分。ご飯をしっかり冷ましてから、おかずをのせます。
1.白ご飯を軽く敷き詰める
お弁当の半分程度の高さまで白ご飯を敷き詰めます。おかずの重みでご飯が詰まるので、軽く盛る程度で十分。ご飯をしっかり冷ましてから、おかずをのせます。
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2. 炒り玉子をのせる
炒り玉子とご飯は相性抜群!ご飯と一緒に食べたい、
彩りもきれいな存在感のあるおかずを最初にのっけま
す。そうすることで、全体のバランスを考えやすくな
ります。
2. 炒り玉子をのせる
炒り玉子とご飯は相性抜群!ご飯と一緒に食べたい、彩りもきれいな存在感のあるおかずを最初にのっけます。そうすることで、全体のバランスを考えやすくなります。
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3.対角線上には、色合いの違うおかずを
炒り玉子の対角線上に紫キャベツのマリネをのせます
。隣り合う場所ではなく、対角線上に盛り付けていく
のがポイント。がらりと色味が違うおかずを配置する
ことでカラフルさがアップします。
3.対角線上には、色合いの違うおかずを
炒り玉子の対角線上に紫キャベツのマリネをのせます。隣り合う場所ではなく、対角線上に盛り付けていくのがポイント。がらりと色味が違うおかずを配置することでカラフルさがアップします。
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4.ご飯が進むおかずをプラス
塩昆布が効いた、ごはんによく合う「塩昆布の無限ピー
マン」をセレクト。これだけでも箸が止まらない味わい
ですが、ごはんに混ぜながら食べるとまた違ったおいし
さになります。手前にのっけてご飯と一緒にいただきま
す。
4.ご飯が進むおかずをプラス
塩昆布が効いた、ごはんによく合う「塩昆布の無限ピーマン」をセレクト。これだけでも箸が止まらない味わいですが、ごはんに混ぜながら食べるとまた違ったおいしさになります。手前にのっけてご飯と一緒にいただきます。
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5.のせる量は4等分ではなくラフに
もう一色は、にんじんマリネをセレクト。それぞれの
おかずをしっかり4等分してのっけるのではなく、大
小混じえてラフに入れることで、にぎやかな印象に。
ブロッコリーも添えてより華やかに!
5.のせる量は4等分ではなくラフに
もう一色は、にんじんマリネをセレクト。それぞれのおかずをしっかり4等分してのっけるのではなく、大小混じえてラフに入れることで、にぎやかな印象に。ブロッコリーも添えてより華やかに!
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6.メインは大胆に!
フライパンで焼いた、骨取りさばフィーレをドーン!
下に敷いたおかずがチラリと見えて、見た目にも楽しく
食欲そそる盛り付けが完成しました。余裕があれば、
枝豆ととうもろこしのピンチョスとミニトマトをONして
栄養と彩りをプラスしても。茶色くなりがちなお弁当が
一気に華やぎます。
6.メインは大胆に!
フライパンで焼いた、骨取りさばフィーレをドーン!下に敷いたおかずがチラリと見えて、見た目にも楽しく食欲そそる盛り付けが完成しました。余裕があれば、枝豆ととうもろこしのピンチョスとミニトマトをONして栄養と彩りをプラスしても。茶色くなりがちなお弁当が一気に華やぎます。
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SHIMAさんからのアドバイス
メインには、焼くだけで完成できる「骨取りさばフィーレ(うす塩)」を使用
。ほどよい塩味がご飯によく合う上に、骨がないからそのままご飯にまぶしな
がら食べられるのもいいですね。
SHIMAさんからのアドバイス
メインには、焼くだけで完成できる「骨取りさばフィーレ(うす塩)」を使用。ほどよい塩味がご飯によく合う上に、骨がないからそのままご飯にまぶしながら食べられるのもいいですね。
のっけ弁おかず2
メインを変えて洋風に
「ハンバーグのっけ弁当」
メインを変えてガラリとイメージチェンジ!黄色と緑のおかずは、ほうれん草とコーンの2色のバターソテーに変えて洋風な味わいに。お花畑のように色とりどりに敷き詰められたおかずの上に「CO・OP粗挽きミニハンバーグ」を並べます。隣にはスライスしたゆで玉子を2つ並べてかわいらしくアレンジ。食べ盛りの子どもなら、ハンバーグを3つにしてもいいですね。
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SHIMAさんからのアドバイス
粗挽きミニハンバーグは、レンジ加熱後に、ケチャップ大さじ1とウスターソ
ース大さじ1/2を混ぜたもので絡め、さっと焼きました。ケチャップをかけ
るだけでももちろんOKです。照焼にしてもごはんに良く合いますね。
SHIMAさんからのアドバイス
粗挽きミニハンバーグは、レンジ加熱後に、ケチャップ大さじ1とウスターソース大さじ1/2を混ぜたもので絡め、さっと焼きました。ケチャップをかけるだけでももちろんOKです。照焼にしてもごはんに良く合いますね。
のっけ弁の小さなおかずレシピ
お弁当の彩りにはもちろん、多めに作り置きしておけば夕食の一品にも大活躍。家にある素材をいろいろ使ってアレンジもできます。使い勝手抜群のお弁当おかずを教えていただきました。
ブロッコリーのちょこっとアレンジ2種
お弁当の隙間を埋めるのにぴったりなブロッコリーは、栄養が豊富なだけでなく、お弁当の彩りとしても便利。塩でサッと茹でただけでもいいけれど、いつもとちょっと違う味わいや食感が楽しめるアレンジです。冷凍ブロッコリーを使って、1ステップでパパッと作ります。
レンジで簡単!彩り野菜のバターソテー
しっかりとした味わいで、お箸がどんどん進むバターソテー。味付けはバターと塩こしょうのみというシンプルさなので、お弁当おかずの味付けに悩んだ時の救世主になってくれます。レンジでできる、コーンとほうれん草を使ったバターソテーを教えてもらいました。
作り置きにも活躍!塩昆布が効いた無限おかず2種
食べ始めると思わずお箸が止まらなくなってしまうほどやみつきになってしまうのが、ピーマンとキャベツの2種の「無限おかず」。味付けは塩昆布とかつお節のみ。ただ混ぜ合わせるだけで、どんな素材もだしを効かせたような奥深い味わいに仕上がります。
ほどよい酸味が食欲そそる 彩りマリネ
お弁当シーンだけでなく、普段のメニューでも箸休めとして重宝するのが、ほどよい酸味が効いた野菜のマリネ。コープの「べんりな合わせ酢」と和えるだけでちゃちゃっと仕上げます。にんじんや紫キャベツを使えば、お弁当の彩りにも最適!
漬け込むだけ!めんつゆでつくる味玉
お弁当はもちろん、ラーメンのトッピングなどにも重宝する「味玉」。じっくり煮込んで作るイメージですが、めんつゆを使えばゆで玉子を一晩つけておくだけで完成!やさしい色合い&味わいの味玉です。
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材料(4人分)
ゆで卵…2個
めんつゆ(2倍濃縮)…50ml
水…50ml作り方
1.ジップ付き保存袋にゆで卵を入れ、
めんつゆと水を加えて、冷蔵庫で一晩漬け込む
2. 断面が見えるようにカットして盛り付ける
材料(4人分)
ゆで卵…2個
めんつゆ(2倍濃縮)…50ml
水…50ml
作り方
1.ジップ付き保存袋にゆで卵を入れ、めんつゆと水を加えて一晩漬け込む
2. 断面が見えるようにカットして盛り付ける
今回のっけた メインおかずはこちら
焼くだけ、仕上げるだけで完成するのっけ弁当にぴったりなメインおかずをご紹介。さばフィーレは骨取りなので、ご飯と一緒にパクパクと安心して食べられます。ハンバーグは照焼にするとよりご飯が進むこと間違いなし!
メインのおかずは、焼くだけやレンジで加熱するだけの素材を使って手間なし楽ちん。前日にマリネや無限おかずを作り置きしておけば、忙しい朝でもサッと詰めることができて、カラフルで見栄えも抜群です。食べる人にとっても作る人にとってもうれしいお弁当ですね。
( SATETO編集部 寺尾 )