
さつまいもをおいしく食べるには、「焼き芋」や「蒸かし芋」などさまざまな調理法がありますが、今回ご紹介するのは「茹で芋」。「焼き芋」や「蒸かし芋」のように調理器具の準備や温度管理を気にする必要がなく、鍋ひとつで手軽に作れるのが「茹で芋」の魅力です。

▲ 教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。

水から茹でるだけ!
究極のねっとり茹で芋
調理時間:約60分〜90分

さつまいもは茹でることで水分が程よく残り、“ホクホク”というより“しっとり”とした食感に仕上がります。じっくりと甘みを引き出せるよう火加減にだけ注意して、あとは鍋におまかせすればしっとり&ねっとりと甘い茹で芋のできあがり。いろいろなさつまいもの品種を一度に茹でて、食べ比べするのも楽しいですよ。
\ ねっとりとした甘さを引き出すポイント /
さつまいもは60℃〜75℃の低温でじっくりと加熱することで、でんぷんが糖に変わる(糖化する)時間が確保され、濃厚な甘さが生まれます。茹で芋を作る場合、ポイントになるのが“水から茹でる”こと。水から茹でると内部の温度がゆっくりと上昇し、でんぷんの糖化が進んでねっとりと甘く仕上がります。


「究極のねっとり茹で芋」の材料
- さつまいも…小鍋に入る本数
- 塩…ひとつかみ
「究極のねっとり茹で芋」に使うさつまいも
茹で芋にはどの品種も適していますが、よりねっとりした茹で芋にしたい場合は、加熱すると甘くしっとりとした食感になる「安納芋」や「紅はるか」、「シルクスイート」などがおすすめ。ただし「安納芋」や「紅はるか」など、太さのあるさつまいもは茹であがるまでに時間がかかってしまいます。早く仕上げたい場合は、小さめで細いサイズを選びましょう。もしくはさつまいもを半分に切ってから茹でると加熱時間を短縮できます。
今回は、紅はるか、シルクスイート、鳴門金時、安納芋を使ってみました。
「究極のねっとり茹で芋」の作り方
1.さつまいもを洗う
さつまいもの表面についた土や泥を手でよく洗う。たわしを使って洗うと皮が剥けやすくなるので、指の腹で優しくこするように洗う。
2.鍋にさつまいもを入れる
鍋にさつまいもと水(分量外)を入れる。水はさつまいも全体が浸るくらいまでたっぷりと入れることが重要。この時、塩を入れるとさつまいもの甘みが引き立つ。

◾さつまいもは完全に水に浸す
さつまいもは全体を水に浸すことで内部まで均一に火が通り、甘みが引き出されます。
3.弱火〜中火にかける
中火でゆっくり火を入れる。鍋の淵からふつふつと泡が出てきたら(ポコポコと沸騰する直前)、弱火に落とす。

4.弱火で加熱する
弱火で常にお湯がポコポコと小さく気泡が出ている状態で、約30分茹でる。竹串でさつまいもの一番太い部分を刺し、スッと中心まで通れば茹であがり。竹串が通らない場合は、5〜10分追加して茹でる。

◾グラグラと沸騰させないよう注意!
お湯を沸騰させると煮崩れしやすくなるため、火力を調整して沸騰させないようにしましょう。
◾水が減ってきたら継ぎ足す
茹でている途中で水が足りなくなってきたら、水を継ぎ足してください(常にさつまいも全体が水に浸かるように)。
5.茹で上がったら鍋の中に約30分置く
竹串が通ることを確認したら、鍋に蓋をしてそのままお湯の中で30分ほど置いておく。
6.さつまいもをザルに上げる
茹で上がったさつまいもをザルに上げ、水気を切って常温で冷ます。

茹であがってもすぐに取り出さず、そのままお湯の中でゆっくり冷ますことで余熱がじっくり入り、より甘く、しっとり&ねっとりとした仕上がりになります。今回はさつまいもM〜Lサイズ2〜3本想定の時間にしているので、4〜5本を同時に茹でる場合は、茹で時間と置いておく時間は表記の1.5倍をみておいてください。さつまいもの品種やサイズによっても茹であがり時間は異なるので、竹串の刺さり具合を見ながら5分ずつ茹で時間を足して調整しましょう。
私もさっそく家で「茹で芋」を作ってみました!水から茹でるだけなので温度計も使わず、とっても簡単。しっとりとなめらかな食感に仕上がり、焼き芋や蒸かし芋とはまた違ったおいしさを堪能できました。トロッと柔らかいのでマッシュしてサラダやコロッケの具材に使ったり、スイーツにアレンジしたりするのも楽しそうです。
(SATETO編集部 山本)
教えてくれたのは

- 料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花 - 大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。
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