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献立いろいろ 上品な昆布の風味が広がる「小松菜と油揚げの煮びたし」

出汁をとったり、煮込んだり…ちょっと手間がかかるイメージがある煮びたし。今回、料理家の宮崎知花さんに教えていただいたのは、出汁をとらずに昆布を水に30分浸しておくだけで完成する、簡単「昆布出汁」を使ったレシピ。「もう1品ほしい」という時にもぴったりの副菜なので、さっそく今夜のおかずにいかがですか?

▲ 料理家の宮崎知花さんは2児の母。ご自宅で開催されている料理教室では、忙しいお母さんたちの味方「お鍋ひとつ」シリーズや、「子どもと一緒にパン作り」など、ご自身の経験から生み出された楽しいレシピを多数ご紹介されています。


recipe

刻み昆布がアクセント
小松菜と油揚げの煮びたし

今回ご紹介するレシピは、小松菜と油揚げを使った煮びたしの王道ともいえる組み合わせ。昆布は出汁を取るだけではなく、具材として一緒に入れることで、さらに風味豊かな味わいに仕上がります。

\ 宮崎さんからのひとこと /

出汁を取ってやわらかくなった昆布は、千切りにして具材として使います。食材を無駄なくいただけるだけではなく、昆布の食感がアクセントになって食べ応えがアップしますよ。

材料(4人分)

小松菜…1束
油揚げ…2枚
出汁昆布…5g
水…150cc
醤油…30 cc
酒…30cc
みりん…30 cc

下準備

  • ・小松菜は7cmほどのざく切り、油揚げは半分に切って約1cm幅に切る
  • ・昆布はキッチンばさみでたがい違いに切り込みを入れて、150ccの水に30分ほど浸しておく

宮崎さんに教わったポイント:
■ 切り込みで時短
切り込みを入れておくことで、より短時間で出汁が出やすくなります。

作り方

1. 昆布を切る

やわらかくなった昆布を水から取り出し、千切りにする

2. 昆布を煮る

鍋に水、醤油、酒、みりん、昆布を入れ、ひと煮立ちさせる

宮崎さんに教わったポイント:
■ 調味料を入れる順番
難しい手順は一切なし!調味料はどれから入れても構いません。
■ 沸騰させすぎない
鍋底から大きな気泡がブクブクと出るくらいまで沸騰させてしまうと、昆布からアクとぬめりが出てきてしまうので注意しましょう。

3. 小松菜の茎を入れる

小松菜の茎を入れ、ひと煮立ちさせる

宮崎さんに教わったポイント:
■ 小松菜は時間差で入れる
小松菜の葉と茎は火が通る時間が違うので、時間差で入れることでどちらもちょうどいい食感に仕上がります。

4. 小松菜の葉と油揚げを加える

小松菜の葉と油揚げを加える。途中で上下を返しながら、全体的にしんなりとしてきたら火を止める

宮崎さんに教わったポイント:
■ 小松菜はしんなりするまで
小松菜はやわらかくなるまで煮ると、独特の苦味が軽減されますよ。

5. 鍋止めをする

蓋をして約10分おいておく

宮崎さんに教わったポイント:
■ 鍋止めの効果
味を深く含ませるために、煮上がったあともしばらく鍋の中に入れておくことを「鍋止め」といいます。冷めるまでの時間に味がしみ込んでいくので、より美味しくいただくことができますよ。

6. 完成

歯応えの残る昆布が入ることで、食感も楽しい煮びたしが完成しました。これひとつで、小松菜がたっぷりいただけるのもうれしいポイント。ちょっぴり大人味に変えたい時は、仕上げに七味唐辛子をふりかけても良さそうです。
(SATETO編集部 寺尾)

教えてくれたのは

料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花
大手料理教室で全国各地を転勤しながら13年勤務。福岡へ転勤後、第一子出産を機に自宅教室を開始。料理とパンが同時に学べる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを開催中です。
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