
佐賀県の郷土料理「呉豆腐(ごどうふ)」を、おうちで作ってみませんか。一見作るのは難しそうに思えますが、実は家庭にある「豆乳」と「片栗粉」だけで簡単に作ることができます。
今回は、料理家の金髙さんに教わる呉豆腐の基本レシピをご紹介。ごまだれをかけて食卓のおかずにするのはもちろん、黒蜜ときな粉を添えて上品な和スイーツとしても楽しめます。

佐賀県の郷土料理「呉豆腐」とは?
佐賀県の有田町や嬉野市などで、昔から親しまれてきた郷土料理「呉豆腐」。「呉(ご)」とは、水に浸した大豆をすりつぶしたもののことを指します。
昭和初期、有田町の豆腐店が長崎で中国人から葛を使った豆腐の製法を学んだことが始まりとされ(諸説あり)、今では普段の食卓から法事やお祝いの席まで、地域を代表する味として愛され続けています。

▲教えてくれたのは、料理家の金髙 愛さん。イタリア料理店で腕を振るった経験を生かし、フードコーディネーター、ソムリエ、管理栄養士として幅広く活動しています。

豆乳と片栗粉で!もちもち、ぷるん
「呉豆腐」の作り方
調理時間:約30分
※冷やす時間を含む

豆乳と片栗粉だけで作る、シンプルな呉豆腐は、ぷるんとなめらかで、もちっとした食感が魅力。2〜3時間程度冷やすとほどよく固まり、手作りならではのおいしさが広がります。コクのあるごまだれとの相性もよく、呉豆腐のやさしい味わいを引き立ててくれます。素朴な味わいを、ぜひおうちで楽しんでみてください。
\ 「呉豆腐」を作る際のポイント /
本格的な呉豆腐には葛粉を使いますが、今回は身近な片栗粉で手軽に作ります。材料を合わせて火にかけたら、木べらで絶えず混ぜましょう。とろみがついて重くなってきたら弱火にし、さらに1~2分ほど練り上げることで、「もちぷる」食感に仕上げます。


「呉豆腐」の材料(2人分)
- 豆乳 …200ml
- 片栗粉…大さじ2
- <ごまだれ>
- (A)しょうゆ…小さじ1
- (A)砂糖…小さじ1
- (A)練りごま …大さじ1
- (A)水…少々(のばす用)
- わさび…お好みで
- <甘味アレンジ>
- 黒糖…20g
- 水…40ml
- きな粉…適量
「呉豆腐」の作り方
1.材料を加熱する
小鍋に豆乳と片栗粉を入れ木べらで良く混ぜる。木べらの感触が軽くなり良く混ざったら、中火にかけ木べらで良く混ぜながら加熱する。

2.練る
とろみがついてきたら弱火にし、鍋底に木べらの跡が残るくらいまで、手早く1〜2分ほど練り上げる。




■手早く練る
しばらく混ぜるととろみがつき、生地がだんだんと重たくなってきます。鍋底が見えるようになったら、手早く木べらを動かし、なめらかになるまで練り上げましょう。
3.容器に移して冷やす
ホーローなどの容器に移し、粗熱が取れたらラップをして、冷蔵庫で冷やし固める。





■ラップを密着させる
表面が乾燥しないよう、ラップをぴったりと密着させて冷蔵庫へ。
4.カットする
固まったら容器から取り出し、食べやすい大きさにカットする。




5.ごまだれを作る
水以外の材料(A)を混ぜ合わせる。水を少しずつ加え、なめらかになるまでのばす。


6.完成
器に盛り付け、ごまだれをかけてわさびを添えればできあがりです。


もちっ、ぷるんとしていて、舌触りがなめらか。ちょっとした口休めにぴったりの、やさしい味わいです。
黒蜜ときな粉で和スイーツにも!
呉豆腐は、おかずだけでなく甘味にもぴったり。黒蜜は、小鍋に水と黒糖を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にして、黒糖が溶けるまで煮ます。粗熱を取って冷ましたら、きな粉と一緒にかけていただきましょう。



※片栗粉の性質上、冷蔵庫で長く冷やしすぎると硬くなります。作ったらなるべく早め(当日中)にお召し上がりください
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(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは

- ラ・クチーナ代表
金髙 愛さん - 食と農に関するレシピ・メニュー・商品開発をはじめ、料理教室やケータリング、器・空間のコーディネートなど幅広く手がける。福岡市で料理教室を主宰するほか、佐賀県有田町では大正時代の古民家を改装した「イタリアンバールDOMA(ドマ)」を運営。「食文化・伝統を食卓へ」をテーマに、食を通して人・農・地域をつないでいます。
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