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お買い物のちょっと前 土づくりから害虫駆除まで、食べる人にも育てる人にもやさしい フレンドリーバナナ

「子どもに安心して食べさせたい」というお母さんたちの思いから生まれたフレンドリーバナナ。遠い国で育てられているからこその不安や疑問をひとつひとつ解消しながら、現在も生産者が手間ひまかけて育てています。害虫への対処や土づくり、環境にも配慮したフレンドリーバナナの栽培風景をお届けします。

お買い物のちょっと前「フレンドリーバナナ」INDEX
「子どもに安心して食べさせたい」から始まったバナナ
土づくりから害虫駆除まで、食べる人にも育てる人にもやさしいバナナ←今回はここ
知っているようで知らない?バナナの上手な食べ方と保存方法

農薬・防虫剤は極力使わずに育てる

フレンドリーバナナが育てられているのは、フィリピン・ミンダナオ島のダバオ市にあるビスカイヤ農園です。フレンドリーバナナの指定農園で栽培するバナナは、全てコープ向け。農園があるのは標高5~10mの低地ですが、豊かな土壌とその熱帯性の気候は、バナナの栽培に最適です。

△ バナナの味や価格は、標高で差が出るとされています。フレンドリーバナナが栽培されているのは、標高5〜10メートルの「低地(ローランド)」と呼ばれるところです

フィリピンのような高温多湿の地域では、生育中のバナナが雨で濡れると虫が発生してしまいます。それを防ぐために、防虫剤を染み込ませた雨よけの袋をかけるのが一般的ですが、フレンドリーバナナの栽培では、防虫剤は使わず早めに袋をかけることで、虫がつくのを防いでいます。除草は手作業。農園内に、害虫が苦手な植物を植えるなどの工夫もしています。

△ 虫がつくのを防ぐために、ひとつひとつ手でバナナに袋をかけていきます。

肥沃な土を作るために、ミミズも飼育!?

フレンドリーバナナのおいしさを支えるのは、有機質の肥料。肥料の86%は、鶏糞、泥炭(植物などが炭化した泥状の炭)、サトウキビの絞りカス、もみ殻を燃やした灰などの有機質です。さらにミミズを放ち、堆肥の分解を手助けしてもらっているのも大きな特徴。このミミズは土壌づくりに欠かせない大切な存在のため、なんと自社で飼育するという徹底ぶりなんです。

△ 農園の土には飼育したミミズがわんさか! このミミズを利用して、有機肥料ブレンドの分解を行っています。

“フレンドリー”なのはバナナだけじゃない
広がる現地のコミュニティ

フレンドリーバナナの園地の敷地面積は115ヘクタール。これは福岡ヤフオク!ドーム約16個分の広さに相当するほど、とにかく広いんです!
フレンドリーバナナの園地では、他のバナナ農園から害虫や農薬が入ってくるのを防ぐため、周りを水路や公道で囲むことで園地をしっかりと守っています。ちなみにビスカイヤ農園で働く従業員の数は約700名。農園内の集落に家族とともに住み、子どもたちは園内の学校に通っています。フレンドリーバナナは、たくさんの人たちの関わり合いのなかで育てられているのですね。

△ 濃い黄色部分がフレンドリーバナナの園地、薄い黄色部分は、水路や公道を設けた“緩衝地帯”です。他の農園から、害虫や農薬が入ってくるのを防いでくれる役目を果たしています。

△ ビスカイヤ農園の学校の様子


消費者と生産者が協力しあい育てられているバナナは、実は環境にも気を配られていることがわかり、その名のとおり“フレンドリー”なバナナだと納得です。普段は気に留めずに口にしているバナナですが、目に見えない生産地の風景をこうして知ることで、今後のお買い物にちょっとずつ役立てていけたらいいなと思います。
( SATETO編集部 堀尾 )

フレンドリーバナナの栽培についてもっと詳しく知りたい方はこちら▽
>「COOP WEB LABO」フィリピンミンダナオ島訪問記

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