「1日1個のりんごで医者しらず」といわれるほど、とっても栄養価が高いりんご。甘酸っぱい味わいと、シャキシャキとした食感が魅力です。りんごを食べる時、剥いた皮は捨ててしまう人が多いと思いますが、実は皮にもしっかりと栄養が詰まっています。今回はそんな捨ててしまってはもったいない皮を甘く煮て、りんごの風味豊かな甘煮を作ります。作っているそばから甘い香りに包まれて、幸せな気持ちになりますよ。そして、りんごの皮の甘煮と一緒にぜひ作ってほしいのが、パウンドケーキ。今回は、ホットケーキミックスで簡単につくれるレシピもご紹介します。
▲教えてくれたのは、料理家の松竹智子さん。 旬の野菜を中心に、日々の食卓に取り入れやすいレシピを提案されています。
そのまま食べても、お菓子づくりのフィリングにも
「りんごの皮の甘煮」
捨てるはずだったりんごの皮が、立派な一品に変身!りんごの皮を煮詰めると、時間がたつほど透明感が増して、キレイなピンク色に染まります。シャキッとした食感で、りんごの風味もしっかり残っていることに驚きです。
\ 調理のポイント /
グラニュー糖をまぶして皮に含まれる水分をしっかりと出すことで、味わいがアップし、しゃきしゃきとした食感が残ります。リンゴの品種はどれでもいいのですが、オススメはふじ。一段と皮のシャッキリ感が楽しめます。皮は気持ち厚めに剥いておくと、よりりんごらしさがアップしますよ。
材料(作りやすい量)
- りんごの皮…2個分
- グラニュー糖…大さじ4
- レモン汁(レモン果汁100%)…大さじ1
下準備
- ・りんごは洗って、皮を少し厚めに剥く
作り方
1.グラニュー糖をまぶす
りんごの皮を好みの大きさに刻み、バッドに広げる。全体にグラニュー糖をかけて約5分~10分置き、水分を出す。
■水分をしっかりと出す
グラニュー糖をかけたら、水分が出るまでそのまま置きます。これがしゃきしゃきの食感を引き出すポイント。りんごの皮から出た水分は使うので捨てないで!
2.煮詰める
1の皮を水分ごとそのまま鍋にうつし、弱火で混ぜながら柔らかくなるまで煮詰める。
■焦げないように気をつける
焦げないようにゆっくり混ぜながら、皮が柔らかくなるまでじっくり煮詰めます。焦げそうになったら、少し水を足しましょう。
3.レモン汁を加える
水分が飛んで、りんごの皮が柔らかくなったら火を止めてレモン汁を加える。
4.完成
バットに広げて冷ましたら完成。アルコールなどで消毒した密封容器に入れ、冷蔵庫で2週間くらい保存できます。
しっとりとした口当たりながらもシャキッとした皮の食感を感じる、まるでアップルパイのフィリングのような「りんごの皮の甘煮」が完成。そのままパクパクつまんであっという間に無くなりそうです。
このレシピで使えるコープ関連商品
りんごの皮の甘煮でおやつタイム&アレンジレシピ
そのままつまんでももちろんおいしいですが、飲み物やおやつにプラスすればもっとおいしい!りんごの皮の甘煮のおすすめアレンジをご紹介します。ぜひお試しあれ。
● 紅茶に入れて
いつものティータイムを、ちょっと優雅に変身させましょう。紅茶を入れたら、お好みの量の「りんごの皮の甘煮」を入れてアップルティーに。紅茶の香りにりんごの甘酸っぱい風味がプラスされて、相性抜群の組み合わせです。
● ヨーグルトにトッピング
りんごの優しい甘さとシャキッとした食感は、プレーンヨーグルトにもピッタリ。毎朝飽きることなくいただけそうです。もちろん、朝食のパンにのせていただくのもおすすめです。
● お菓子づくりのフィリングに
手作りケーキの生地に入れ込むのもおすすめです。パウンドケーキにたっぷりとトッピングして焼けば、まるでお店のような高級感漂うケーキに。パウンドケーキはホットケーキミックスで簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ホットケーキミックスで作る
「りんごの皮の甘煮のパウンドケーキ」
材料(18㎝パウンド型×1本分)
- ホットケーキミックス…200g
- バター…100g
- きび砂糖…100g
- 卵…3個
- りんごの皮の甘煮…りんご1個分
作り方
- 室温に戻したバターをボウルに入れる。きび砂糖を2~3回に分けながら加え、その都度すり混ぜる。
- 別のボウルに卵を割り入れて、混ぜておく。
- ①に②を数回に分けて入れ、その都度よく混ぜる。
- ③にホットケーキミックスを加えて、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- クッキングシートを敷いた型に流し入れ、180度のオーブンで10〜15分焼く。※オーブンによって焼き上がりが変わります。前後5〜10分焼き時間を調整してください。うっすらと表面に膜がはったようになればOKです。
- 一度オーブンから取り出して表面の真ん中にナイフで軽く切れ目を入れ、りんごの皮の甘煮をトッピングして、再度180度で30分~35分ほど焼く。
このレシピで使えるコープ関連商品
まるでアップルパイのフィリングのような予想以上のおいしさで、取材班もみんなで大絶賛!ジャムとはひと味違い、シャキッとした食感を楽しめるのもうれしい♪これからリンゴを食べる時の必須レシピになりそうです。栄養満点のりんご、皮まで丸ごといただきます!
(SATETO編集部 佐藤)
教えてくれたのは
- 松竹智子
- 料理家。福岡市内で料理教室や食のイベントをおこなう「深草」を主宰。フードスタイリストとして、食品関係企業のレシピ提案やスタイリングなども数多くおこなっています。
りんごを皮ごと使った 簡単華やかスイーツ
バラのアップルパイ
お皿にパッとバラの花が咲いたような、見た目も美しいバラのアップルパイは特別な日のおやつにもぴったり。見た目の豪華さとは裏腹に、作り方はいたって簡単!皮ごとスライスしたリンゴをパイ生地にのせ、くるくるまるめていくだけの手軽さです。作り方動画を参考にぜひ挑戦してくださいね。
> レシピはこちら
この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。
※こちらはご覧いただきました記事に関するご感想をお聞かせいただくことを目的としております。商品等個別のお問い合わせにつきましては、正確に調査・回答させていただくために、こちらのフォームをご利用ください。