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たべもののきほん ねっとり派?ホクホク派??さつまいもの品種と選び方、甘さを引き出す調理方法

さんまの選び方から下処理のコツ_画像01

自然な甘みが魅力的な、秋を代表する味覚・さつまいも。ひと口食べればほっこりとした気持ちになる、子どもも大人も大好きな食材です。今回は、さつまいもの品種とおすすめレシピ、おいしいさつまいもの選び方、保存方法、さらにおいしく味わうコツまで徹底的にご紹介します。

宮崎知花さん_画像

▲ 教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。

INDEX

1.さつまいもの種類と特徴、おすすめ料理は?
2.失敗しないさつまいもの「見分け方」
3.調理の基本① さつまいもの甘みを引き出す「低温料理」
4.調理の基本② さつまいもの仕上がりを良くする「アク抜き」
5.鮮度を保つ保存方法の基本
5.毎日のおかずにも大活躍!さつまいもおかずレシピ

さつまいもの種類と特徴、おすすめ料理は?

「さつまいも」と一口に言っても、その種類や特徴は実にさまざま。主要品種は40〜60種類ほどあると言われ、加熱した時の食感や甘さによって「甘さあっさり」「ねっとり系」「ホクホク系」「しっとり系」というタイプに大きく分類されます。そこで、コープ九州で取り扱っている品種の特徴を解説し、チャート図にまとめてみました。

さつまいもの品種と特徴

紅はるか

強い甘みと、しっとりなめらかな食感が特徴的。
加熱すると糖度が高くなり、蜜が出るほど甘く
仕上がる。

▼おすすめの料理方法
焼き芋、スイートポテト、大学いも、天ぷら

強い甘みと、しっとりなめらかな食感が特徴的。加熱すると糖度が高くなり、蜜が出るほど甘く仕上がる。
▼おすすめの料理方法
焼き芋、スイートポテト、大学いも、天ぷら

紅はるか_画像
安納芋

鹿児島県・種子島産のさつまいも。焼くと蜜が
たっぷり出て、クリーミーで濃厚な甘さを持つ。
冷めても甘い。

▼おすすめの料理方法
焼き芋、スイーツ(タルト・プリンなど)、蒸し芋

鹿児島県・種子島産のさつまいも。焼くと蜜がたっぷり出て、クリーミーで濃厚な甘さを持つ。冷めても甘い。
▼おすすめの料理方法
焼き芋、スイーツ(タルト・プリンなど)、蒸し芋

安納芋_画像
シルクスイート

加熱すると口当たりがなめらかで、上品な甘さ。
時間を置くとさらにしっとりと仕上がる。

▼おすすめの料理方法
焼き芋、ポタージュ、マッシュサラダ

加熱すると口当たりがなめらかで、上品な甘さ。時間を置くとさらにしっとりと仕上がる。
▼おすすめの料理方法
焼き芋、ポタージュ、マッシュサラダ

シルクスイート_画像
鳴門金時

徳島県産の代表品種。甘みが上品で、粉質の
しっかりとした食感。鮮やかな紅色の皮で、見た
目も鮮やか。

▼おすすめの料理方法
焼き芋、煮物、天ぷら、さつまいもご飯

徳島県産の代表品種。甘みが上品で、粉質のしっかりとした食感。鮮やかな紅色の皮で、見た目も鮮やか。
▼おすすめの料理方法
焼き芋、煮物、天ぷら、さつまいもご飯

鳴門金時_画像
ハロウィンスイート

鮮やかなオレンジ色の果肉が印象的。熱を通すとさらに色味が増す。甘みは控えめで後味はすっきり。
▼おすすめの料理方法
グラタン、スープ、スイートポテト

紅まさり

紅はるかに似た甘さ。昔ながらの懐かしいホクホク感と優しい甘さも堪能でき、食感はなめらか。
▼おすすめの料理方法
焼き芋、コロッケ、サラダ

栗かぐや

栗のようにホクホクとした粉質感と甘みが特徴的。「かぐや」の名のごとく、輪切りにすると満月のような姿に。
▼おすすめの料理方法
焼き芋、天ぷら、大学芋

マロンゴールド

加熱すると、名前の通り栗(マロン)のような黄金色(ゴールド)に発色する。
▼おすすめの料理方法
焼き芋、天ぷら、スイートポテト


失敗しないさつまいもの「見分け方」

さんまの選び方から下処理のコツ_画像02

おいしいさつまいもを見分ける2つのチェックポイントについてご紹介します。

[1. 色とツヤ ]

さつまいもは全体的にツヤがあり、しっとりと張りのあるものほど新鮮です。表面がカサついている、黒ずみやシワが出ているものは乾燥や劣化が進んでいるサイン。色味は品種ごとに異なりますが、均一でムラのない色合いが良品です。黒いヤニのような“にじみ”の正体は蜜で、糖分が多く甘みが強い証拠でもあります。

[ 2. サイズと重み ]

持った時にずっしりと重みを感じるものは水分とでんぷん質がしっかりと詰まっており、加熱した後に甘みが引き立ちます。ただし大きくなりすぎると表面に筋のような皮膜ができ、中身がスカスカになって甘みが落ちることも。大きさの割に軽く感じられるものは避けましょう。サイズに関してはどんな料理に使うかによってベストなタイプは異なります。早く熱を通したい場合には、小さめのものを。


調理の基本①
さつまいもの甘みを引き出す「低温料理」

さんまの選び方から下処理のコツ_画像02

さつまいもの甘さの秘密は、芋に含まれる「アミラーゼ」という酵素。この酵素には、でんぷんを糖に変える働きがあります。アミラーゼは60℃〜75℃の温度帯で最も活発に働くと言われているため、低温でじっくり加熱することが、ねっとりとした極上の甘さを生み出すカギとなります。(※60℃〜75℃は芋の中心温度のことで、調理器具の設定温度ではありません)

低温調理の加熱時間とコツ

◎ ねっとり仕上げ(品種や大きさによる)

オーブン 約90~120分 約160~180℃の低温で焼くことで、デンプンが糖に分解されやすく、ねっとりと甘く仕上がります。
炊飯器 約60分+保温時間 さつまいもと水を入れ、炊飯モードで加熱。保温機能を活用すると、さらに甘みが増します。
約60分〜90分 鍋にたっぷりの水とさつまいもを入れ、中火〜弱火でじっくりと加熱。火を止めてから予熱で熱を通すことでさらに甘みが増します。
蒸し器 約30分~ 沸騰した蒸し器で蒸します。丸ごと1本では30分程度が目安ですが、ねっとりさせるにはより長く蒸してもOK。

◎ ホクホク仕上げ(品種や大きさによる)

オーブン 約60~120分 160℃程度の低温でじっくり長時間加熱して仕上げます。
蒸し器 約20~40分 蒸気が上がってから中火で蒸します。竹串がスッと通ればOK。
約30分 ねっとりと同じく、水から茹でるのがポイント。沸騰後は中火で加熱します。
電子レンジ 約5~10分 短時間で仕上がりますが、甘みはオーブンなどに劣る場合があります。
焚き火/直火 約15~20分 新聞紙とアルミホイルで包み、熾火(おきび)で焼いていきます。

低温調理でじっくり甘さを引き出した、
究極のねっとり「茹で芋」レシピ

究極のねっとり「茹で芋」レシピ_画像

低温調理の基本を簡単に実践できる、「茹で芋」の作り方をご紹介します。鍋でじっくりと煮るだけで甘さを最大限に引き出し、ねっとりとした食感も楽しめます。お芋の種類別に仕上がりも比較!あなた好みの一本をみつけてください。

調理の基本②
さつまいもの仕上がりを良くする「アク抜き」

さんまの選び方から下処理のコツ_画像04

さつまいもを切った後、すぐに水にさらすのはアクを抜くためです。さつまいものアクには害虫から守る役割があり、口にしても体に悪影響はありませんが、苦みや渋みを感じる原因となってしまいます。さらにアクを抜くことで仕上がりの色味が良くなり、変色を防ぐこともできます。 アク抜きをする時間は、およそ10分〜30分ほど。千切りや薄切りの場合は1分程度でOKです。


鮮度を保つ保存方法の基本

熱帯性の野菜であるさつまいもは、常温保存が基本です。低温と乾燥が苦手なので、冷蔵庫に入れると低温障害を超して甘みが落ちてしまいます。以下のような方法で保存しましょう。

・理想的な温度は13〜15℃前後。風通しのよい、直射日光の当たらない場所で保存します。寒すぎるとしおれて柔らかくなるので気をつけましょう。

・1本ずつ新聞紙に包み、段ボール箱やかごに入れて常温保存しましょう。
(冬場は暖房で乾燥した部屋は避け、玄関や廊下など冷えすぎない場所に置くのがおすすめ)

・カットした場合は早めに食べるようにしてください。


\ 冷凍する際のポイント /

さつまいもを生のまま冷凍すると、水分が抜けて解凍した時にパサパサになってしまうため、冷凍するなら「加熱してから」がおすすめです。もし生のままで冷凍保存したい場合は、皮を剥いて棒状やくし方などに小さめにカットして、水分をキッチンペーパーなどで拭き取ってからチャック付きの保存袋に入れて保存しましょう。

宮崎さんの顔_画像

ほっとする甘さ!
ほっこりさつまいもおやつレシピ

おせち料理にも!
甘みとねっとり食感が後を引く芋きんとん

「芋きんとん」_画像

さつまいもの優しい甘さとねっとりとした食感が引き立つ、芋きんとん。黄金色の見た目は縁起が良いとされ、おせち料理の一品にも重宝されます。

パリパリ食感がクセになる!
さつまいもチップ

「さつまいもチップ」_画像

スライサーで薄く切ったさつまいもを、低温でじっくり、高温でカラッと揚げたチップはパリパリの食感でクセになるおいしさ。

[ Comming soon… ]

なめらか&ホクホク
材料5つで作る、シンプルな「芋ようかん」

「芋ようかん」_画像

さつまいも・砂糖・塩・水・粉寒天の5つの材料だけで作るシンプルな芋ようかん。優しい甘さなので小さなお子さんのおやつにもぴったり。

まん丸ひとくちサイズが食べやすい
和菓子のような「スイートポテト」

「スイートポテト」_画像

スイートポテトで粒あんやジャムを包んで丸める、おやつレシピ。お団子のような佇まいは、まるで和菓子のようです。中に入れるのは、粒あんやりんごジャム、栗の甘露煮など、さつまいもに合いそうな食材ならなんでもOK。もちろん具ナシでも、小さく丸めるだけで可愛らしくなりますよ。


これまでさつまいもを買う時、特に品種を意識していなかったことを猛烈に後悔…。品種の違いで、こんなに食感や甘みの種類が異なるとは!今回の取材で試食してみて、私はしっとりと甘い「安納芋」と「シルクスイート」がお気に入りになりました。
(SATETO編集部 山本)

教えてくれたのは

宮崎知花さん_顔画像
料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花
大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。

\ 毎日のおかずにも大活躍!さつまいもおかずレシピ /

さつまいもはおやつだけではなく、秋冬の食卓でも大活躍!ホクホクの食感と甘味がほっとする、さつまいものおかずレシピをご紹介します

豆乳ホワイトソースが決め手
「さつまいもと玉ねぎのグラタン」

「さつまいもと玉ねぎのグラタン」_画像

秋の味覚「さつまいも」を主役にした、豆乳仕立てのやさしいグラタン。とろりとなめらかな豆乳ホワイトソースがさつまいもにやさしく絡み、ひとくちごとに心がほっとほどけるような味わいが広がります。軽やかな豆乳ホワイトソースは、さつまいもの甘さを引き立てながら、後味もすっきり。子どもから年配の方まで世代を問わず楽しむことができるグラタンです。

ヘルシーで食べ応えあり!
「さつまいもと豆腐のキッシュ風」

「さつまいもと豆腐のキッシュ風」_画像

パイ生地を使わず、ボウルで材料を混ぜてオーブンで焼くだけ。そんな手軽さなのに、焼き上がりはまるで本格キッシュ。今回は、秋の定番食材「さつまいも」を使った、ふんわりやさしい豆腐のキッシュ風レシピをご紹介します。卵・チーズ・野菜の栄養も一緒にとれるので、朝食や休日のブランチにもぴったりです。

ハニーマスタードチキンのさつまいも添え

「ハニーマスタードチキンのさつまいも添え」_画像

鶏むね肉がちょっぴり豪華に変身! はちみつと粒マスタード、ポン酢を合わせて作ったバル風の洋風ソースがクセになる味わいです。さつまいもを一緒に炒め合わせることで、彩りが良くなるだけでなくマスタードとさつまいもの甘辛い味わいが絶妙な一品に。ボリュームたっぷりに仕上がります。

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