家族の健康を守るために、気をつけておきたい “食中毒”対策。
前回の「ご飯を作る時」編に引き続き、後片付けのポイントを学びます。
でも、後片付けって洗って乾かすだけじゃないの?
でも、後片付けって洗って乾かすだけじゃないの?
食器や鍋だけではなく、衛生を保つためのふきんやスポンジの片付けにもちょっとしたコツがいるんですよ
食器や鍋だけではなく、衛生を保つためのふきんやスポンジの片付けにもちょっとしたコツがいるんですよ
なるほどねー。そこはあんまり意識したことなかったかも。スポンジもふきんも使い終わったあとは、水に濡れているものね。
なるほどねー。そこはあんまり意識したことなかったかも。スポンジもふきんも使い終わったあとは、水に濡れているものね。
そうなんです。水分は細菌の温床にもなります。次使うときのためにも毎回きちんと管理する必要があるんです。
そうなんです。水分は細菌の温床にもなります。次使うときのためにも毎回きちんと管理する必要があるんです。
調理後の台所を思い浮かべてみましょう!
こんな道具、あなたならどう片付けますか?
柄の部分が木製の包丁の場合、刃と柄のつなぎ目に汚れが溜まりがち。刃だけでなく、柄やつなぎ目もしっかり洗いましょう。
サビ防止のため、洗ったあとは十分に乾燥させることも大切。包丁立てもたまに洗いましょうね。
食材のカスが付きやすく水分をたっぷり吸ったスポンジは、雑菌にとって絶好の繁殖場所。食器洗いの後は、スポンジもきれいに洗いましょう。洗った後、熱湯に1分以上さらしてから冷水で冷まし、しっかりと水気を切って乾燥させるとより効果的です。
保管するときは直置きにせず、水捌けの良いホルダーなどに立てて保管しましょう。また、定期的(目安は2〜3週間に1度)に、新しいスポンジと交換することも大切です。痛んだり劣化した時もすぐに交換しましょう。
ふきんはこまめに取り替え、台拭きと食器用ふきんは必ず分けましょう。洗った後は、煮沸や塩素系漂白剤などで消毒を。干す時は、カビないように風通しのいい場所を選びましょう。
まな板には包丁の傷がたくさん付いているので、洗っただけでは汚れを落としきれません。まな板用のブラシを使ってしっかり洗った後は、塩素系漂白剤などで消毒をしましょう。まな板の裏側は忘れがちなので要注意。
調理中の汚れた手で触ることの多い蛇口や、開閉のたびに頻繁に触る冷蔵庫の取っ手は、汚れやすいわりには見落とされがちな場所。アルコールなどでこまめに消毒しましょう。
生ものを扱うことの多い調理台は、見た目はキレイでも菌が付着していることがあります。台拭きの後にアルコールなどで消毒をすると効果的です。
多くの食中毒菌には、熱に弱いという特徴があります。
100℃のお湯で約5分以上煮沸消毒することも有効な手段の一つです。道具や場所の性質に合わせて、漂白剤による漂白殺菌、煮沸、アルコール殺菌などを使い分けましょう。
調理が終わった後にしっかりお手入れしておけば次も清潔に使えるし、道具も長持ちするし。一石二鳥ね!
調理が終わった後にしっかりお手入れしておけば次も清潔に使えるし、道具も長持ちするし。一石二鳥ね!
一人では大変なので、子どもさんやご家族と分担するのもおすすめです。衛生への意識が高まるし、ゲーム感覚で楽しめるのでは?
一人では大変なので、子どもさんやご家族と分担するのもおすすめです。衛生への意識が高まるし、ゲーム感覚で楽しめるのでは?
そうね。「ばい菌がいそうなところはどこでしょうゲーム」なんていいかも♪
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お!それ面白そうですね!早押しかな!?賞品はおやつかな!?
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おじさんが一番張り切っちゃってるわ(笑)
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参考:厚生労働省HP
・食中毒
・家庭でできる食中毒予防の6つのポイント