
素材本来の優しい甘みが引き立つ、さつまいもチップス。パリパリと軽い食感が心地よく、あと1枚、もう1枚と後を引くおいしさ。材料はさつまいもと油、塩だけと、いたってシンプル。さつまいもの品種によって食感や甘さの違いが異なるため、食べ比べをしても楽しいですよ。

▲ 教えてくれるのは、2児の母でもある料理家の宮崎知花さん。子育てと仕事を両立させる中で生み出す時短レシピは、忙しいママの強い味方。
さつまいもチップスを作る時の品種選び
さつまいもチップスに合う品種は好みの食感や甘さによって異なりますが、一般的にはチップスにした時にパリパリとした食感になりやすい品種や、甘さが際立つ品種が人気です。

1.パリパリとした食感と程よい甘さを楽しめる品種
ポテトチップスのようなパリパリ、カリカリとした食感を求める場合におすすめです。
① 鳴門金時(なるときんとき)
特徴:ホクホク系さつまいもの代表格で、甘さが上品で控えめ。水分が少なく、揚げたときにカリッと仕上がりやすいです。
② シルクスイート
特徴:加熱すると口当たりがなめらかで、上品な甘さ。整った紡錘形(ぼうすいけい)で、チップスにする際スライスにしやすいというメリットも。
2.強い甘みと香ばしさを楽しめる品種
① 紅はるか
特徴:ねっとり系の代表格で、非常に糖度が高い“蜜芋”。チップスにすると甘さが際立ち、パリパリとした食感の中に濃厚な風味が感じられます。
② 安納芋(あんのういも)
特徴:非常に甘く、ねっとりとした食感。チップスにすると甘さが凝縮され、砂糖を控え目にしても十分おいしいです。

パリパリ食感がクセになる!
「さつまいもチップス」
調理時間:約40分

スライサーで薄くカットしたさつまいもを油でカラッと揚げるだけ。仕上げに塩を振りかけると、甘さが際立ちます。お好みで砂糖やバター、ブラックペッパー、シナモンシュガーなどを振りかけて、アレンジするのも楽しいですよ。
\ 揚げる時は“少しずつを低温で” /
さつまいもは160℃〜170℃の低温でじっくり揚げることにより、焦げずにパリパリとした軽い食感に仕上がります。一度にたくさんの量を入れてしまうと油の温度が下がってしまうので、少量ずつ揚げることも食感を良くするポイントです。


「さつまいもチップス」の材料
- さつまいも…1本
- 揚げ油…適量(鍋の半分を目安に)
- 塩または砂糖…適量(味付け用)
「さつまいもチップス」の作り方
1.さつまいもをスライスする
さつまいもをよく洗い、皮付きのままスライサーなどでできるだけ薄くスライスする(1〜2mm)。厚さを均一にすると、揚がりムラが少なくなる。

2.アク抜きをする
スライスしたさつまいもをボウルに入れ、10〜20分ほど水にさらしてアク(でんぷん)を抜く。水が濁ってきたら途中で新しいものに変える。

◾アクを抜くことで仕上がりが良くなる
水にさらしてアクが抜けると、仕上がりの色や味が良くなります。また、さつまいもの断面が黒く変色することを防ぎ、えぐみや苦みを軽減する効果も。
3.水気を拭き取る
スライスしたさつまいもをザルに上げて水気を切り、キッチンペーパーで挟んで水気を丁寧に拭き取る。さらに10分ほど広げて置いて、表面を乾燥させる。


◾水気をしっかり取ることでパリパリに
水気が残っていると油ハネの原因となり、パリパリ食感になりにくくなります。
4.鍋を熱する
鍋またはフライパンに油を入れ、160℃〜170℃に熱します。濡らした菜箸を入れた時に、小さな泡が出るのがこの温度の目安。

5.さつまいもを揚げる
スライスしたさつまいもを鍋またはフライパンに入れる。一度にたくさんではなく、重ならないよう少しずつ入れて、菜箸で軽く混ぜながら揚げる。薄く色づき、泡が小さくなってカリッとした感触になるまでじっくり揚げる。(目安は2〜3分)


◾泡ブクブクは水分が残っている合図
揚げている時に油がブクブクと泡立っているようなら、まだ水分がさつまいもに残っている合図。泡が小さくなるまで待ちましょう。
6.油をしっかり切る
揚がったらすぐに油から引き上げ、揚げ網やクッキングシートの上で油をしっかりと切る。

7.味付け
油を切ったさつまいもチップスを熱いうちにボウルに入れて、塩(または砂糖)を振って軽く混ぜ合わせ、器に盛り付ければ完成!


揚げたてのアツアツもおいしいですが、冷めるとパリパリ感がよりアップ!品種による違いを楽しむのもおすすめですが、どの品種でも薄く均等な厚みにスライスし、水気をしっかりと拭き取るというチップス作りの基本工程を守ると、パリパリの極上の食感に仕上がります。
このレシピで使えるコープ関連商品
できあがりのさつまいもチップスを試食してみるとパリパリ&自然な甘みで、まさに手が止まらない!余分な味付けをせず塩だけでおいしいので、罪悪感なく食べられそうです。このままは食べるのはもちろん、アイスクリームのトッピングにしても良さそう。
(SATETO編集部 山本)
教えてくれたのは

- 料理教室「スマイルスマイズ」主宰
宮崎知花 - 大手料理教室で13年間勤めた後、第2子出産をきっかけに自宅で料理教室を開始。料理とパンづくりを同時に学ぶことができる1回完結レッスンや、親子で一緒に料理が楽しめる親子レッスンなどを定期的に開催しています。
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究極のねっとり「茹で芋」

さつまいもは茹でることで水分が程よく残り、“ホクホク”というより“しっとり”とした食感に仕上がります。じっくりと甘みを引き出せるよう火加減にだけ注意して、あとは鍋におまかせすれば、しっとり&ねっとりと甘い茹で芋のできあがりです。



















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