ゆっくりと家での食事を楽しみたい休日や友人を招く日は、
いつもよりもちょっとワクワク感のあるテーブルづくりをしてみませんか?
料理を作った人も食べる人も楽しい気分になれる。
そんなテーブルアレンジを知りたくて訪ねたのは、
SATETOの料理スタイリングを担当されている川島リサさんのお宅です。
「盛り付けまでがお料理なんですよ」と、楽しそうに器や布を選ぶリサさんに、
目にも楽しい盛り付けや、身近な小物を使った食卓アイディアを教えてもらいました。
リサさんが今回選んだのは、ハロウィンを意識した大きなかぼちゃ柄のテーブルランナーです。
季節感のある柄や色の布をテーブルの真ん中にかけるだけで、殺風景なテーブルもパッと華やかになります。
テーブルクロスがなくても大丈夫。家に眠っている暖色系の布を細長くたたんだり、紅葉柄の手ぬぐいでも代用できます!
布に使われている色に合わせてお皿の色を選ぶと、全体的にバランスのとれた印象になります。
ビビッドカラーを差し色に
黒と白だけだと無機質な色合いになってしまうので、カップと紙ナプキンを赤にして差し色にしました。
こげ茶や生成りなどの秋らしい配色はどうしても地味にまとまってしまうので、ビビッドカラーを一色ポイントに入れるようにしています。
お皿に盛っても十分ごちそう感のある煮込みハンバーグですが、できたてを調理した鍋ごと出せば豪快さと華やかさもアップします。
いい香りが漂って、食欲もそそりますね。洗い物が少なくなるのもうれしいポイントです。
POINT:冷凍ハンバーグと季節の野菜を、デミグラスソースで煮込んだだけ。簡単なのに存在感抜群です。
盛り付けは食事が始まってから
ソース系のお料理は熱いうちに食べてもらいたいので、初めから食卓には出さず、サラダなどを食べているタイミングで持って行きます。
目の前で生クリームをかけて取り分けると、それだけで盛り上がりますよ。
秋の食卓は、木のトレイや、フェルト素材の敷物やコースターなど、温かさを感じる天然素材の小物をとりいれるのもポイントのひとつ。赤や茶色、オレンジなどの暖色系の小物を加えるだけでも、部屋の温度がほんのり暖かくなったような気分になります。
何かと便利なカッティングボード
木のカッティングボードは、何枚か揃えておくと重宝します。
今回は取り皿として使いましたが、朝食のパンやおやつをのせたり、お酒のつまみをちょこちょこっと置いたり、あり合わせのものを並べただけでも様になるので、わが家ではよく登場しています。
残ったワインでよくサングリアを作るというリサさん。季節のフルーツをたっぷり入れたサングリアは、おいしさはもちろん見た目の華やかさで食卓を盛り上げてくれます。
秋の夜長にゆっくりと食事を楽しみたくなりますね。
季節のフルーツで手軽に楽しんで
作り方は、カットフルーツと砂糖を入れたボトルに、ワインを注ぐだけ。
今回はイチジクとリンゴ、レモンを使いましたが、オレンジやいちごなど、その時に家にあるフルーツを入れています。
砂糖はワインの味や果物に合わせて加減してください。
「え?これ何??」と、当日の撮影スタッフの間で盛り上がったのが、ケーキのような前菜。
ポテトサラダとサーモンを重ねたミルフィーユ風の盛り付けは、セルクルの代わりに牛乳パックで作った型を利用したものです。特別な道具を買わなくても、アイディア次第で身近にあるもので十分に代用できるのですね。
実はすごく簡単!
型は、牛乳パックをお皿の大きさに合わせて丸めて、テープで止めただけです。
この中で、ポテトサラダ→サーモン→ポテトサラダ→サーモンの順に重ねたら、型を外してドレッシングをかければできあがりです。
リサさんが用意してくださった今回のメニューは、私もふだんからよく作っている料理ばかり。
盛り付け方、並べ方にちょっと手をかけるだけで、わが家とはかけ離れた、ワクワク感いっぱいの食卓に変身していて驚きの連続でした。盛り付けにちょっと気を配るだけで、こんなに食卓が変わるんですね!
まずは、使っていなかったペーパーナフキンをひっぱりだすところからはじめてみようと思います。
( SATETO編集部 いはら )
気分が上がる 休日の朝ごはん
休日の朝の食卓に並べられているのは、「ここはカフェ?」と目を疑いたくなるような素敵な朝ごはん。「休日の朝、あれこれ考えながら料理を並べる時間が楽しくて」と、週末の朝ごはんづくりに力を入れているそうです。献立は簡単なものばかり。盛り付け方、並べ方ひとつでここまで素敵になるんですね。
アドバイザー 川島リサ さん
- アドバイザー 川島リサ さん
- SATETOの料理コーディネートを担当。
器好きと食いしん坊が高じて、週末ごとにホテルやカフェのような朝食を並べるのがライフワークに。ご主人がSNSで発信する週末の朝食は、更新を心待ちにしているファンも多い。