食中毒の予防を徹底するには、作る人だけではなく、食べる人も衛生を心がけることが大切です。朝昼晩の食事に気をつけるのはもちろんですが、意外と油断しがちなのがちょっとした飲食のタイミング。子どもまかせになりがちな、おやつ時間のお菓子や飲み物こそ要注意です。
さて太郎!おやつの前に手を洗ってね〜。
さて太郎!おやつの前に手を洗ってね〜。
おやおや。いい匂いですね。今日のおやつはパンケーキですか?
おやおや。いい匂いですね。今日のおやつはパンケーキですか?
えへへ。今日は力作なのよ〜。おじさんもどうぞ。
えへへ。今日は力作なのよ〜。おじさんもどうぞ。
ぜひ、いただきます。おっと、その前に…。おやつタイムを楽しく過ごす衛生ク〜イズ!
ぜひ、いただきます。おっと、その前に…。おやつタイムを楽しく過ごす衛生ク〜イズ!
あら!いきなりね!でも、のぞむところよ!
あら!いきなりね!でも、のぞむところよ!
では、第一問!「食中毒予防の三原則」を述べよ。
では、第一問!「食中毒予防の三原則」を述べよ。
フッフッフ!「食中毒菌を“付けない”“増やさない”“やっつける”でしょ!「食べ物に細菌を付けない」、「細菌を増やさない」、「細菌をやっつける」ってことよね。
フッフッフ!「食中毒菌を“付けない”“増やさない”“やっつける”でしょ!「食べ物に細菌を付けない」、「細菌を増やさない」、「細菌をやっつける」ってことよね。
さすがさて子さん!ご名答!
さすがさて子さん!ご名答!
あれ?ちょっと待ってよ。じゃあ、ジャムの瓶にスプーン入れっぱなしなのはダメってことだよね?
あれ?ちょっと待ってよ。じゃあ、ジャムの瓶にスプーン入れっぱなしなのはダメってことだよね?
う…。そういえば、さっき紅茶に入れてかき混ぜたスプーンをそのまま使っちゃったかも…
う…。そういえば、さっき紅茶に入れてかき混ぜたスプーンをそのまま使っちゃったかも…
さて太郎くん、いいところに気がついたね。実はその通りなんです。
さて太郎くん、いいところに気がついたね。実はその通りなんです。
お昼や晩ご飯の時は、気を付けているんだけど、おやつの時ってつい気が抜けちゃう気がするわ。
お昼や晩ご飯の時は、気を付けているんだけど、おやつの時ってつい気が抜けちゃう気がするわ。
そう、ちょっとした飲食の時も注意しておいた方がいいことがあるんです。今日は日常で意識しておきたいポイントをおさらいしましょう。
そう、ちょっとした飲食の時も注意しておいた方がいいことがあるんです。今日は日常で意識しておきたいポイントをおさらいしましょう。
食中毒は、原因となる細菌が体内に侵入することで発生します。その予防として、食べ物に細菌を“付けない”、細菌を“増やさない”、細菌を“やっつける”ことが大事なのです。
ジャムなど瓶詰めの食品を取り出す時には必ずきれいなスプーンを使いましょう。他の食品を触ったもの、一度口に入れたものには雑菌が付着しています。そのまま使うと、雑菌が繁殖してカビや腐敗の原因にもなるんです。
直接口をつけてしまうと、口内常在菌が飲料の中に入ってしまいます。菌が増殖した飲料を再び口にすると、体調を壊すことも。飲む時はコップに注いで、早めに飲み切るのも大事です。
細菌が入った飲み物を室温で放置すると、2時間後には菌が急増!一晩で1個→10万個に増えてしまうそうです!
細菌が入った飲み物を室温で放置すると、2時間後には菌が急増!一晩で1個→10万個に増えてしまうそうです!
時間を置いて飲むのはやめましょう。飲み残したら、冷蔵庫に入れてなるべく早めに飲みきりましょう。
外では難しいかもしれませんが、家で飲む時は、ボトルから直接飲まずにコップについで飲みましょう。
時間を置いて飲むのはやめましょう。飲み残したら、冷蔵庫に入れてなるべく早めに飲みきりましょう。
外では難しいかもしれませんが、家で飲む時は、ボトルから直接飲まずにコップについで飲みましょう。
牛乳などの紙パックは開封する時に注ぎ口部分に手の汚れが付着したり、雑菌が侵入してしまう可能性もあります。清潔な手で開封しましょう。
注いだ後は口をしっかり閉じてすぐに冷蔵庫に戻し、できるだけ早めに使い切りましょう。
栄養がたくさん含まれている牛乳は、菌にとっても繁殖しやすい環境なのね。気を付けなきゃ!
栄養がたくさん含まれている牛乳は、菌にとっても繁殖しやすい環境なのね。気を付けなきゃ!
飲み物は子どもが一人で飲んでしまうこともあるし、みんなで知っておかなきゃね。
飲み物は子どもが一人で飲んでしまうこともあるし、みんなで知っておかなきゃね。
ママまかせじゃなくて、ボクも食中毒について一緒に勉強するね!
ママまかせじゃなくて、ボクも食中毒について一緒に勉強するね!
そうなんです!家族がお互いに意識しあって、一緒に安全を守っていくのが大事なんです。家族っていいなあ、ホロリ。
そうなんです!家族がお互いに意識しあって、一緒に安全を守っていくのが大事なんです。家族っていいなあ、ホロリ。
やだあ、おじさんも身内みたいなもんじゃない
やだあ、おじさんも身内みたいなもんじゃない
うう、嬉しい!ところで、パンケーキはまだですかね?
うう、嬉しい!ところで、パンケーキはまだですかね?
・・・・・・。
・・・・・・。
参考:厚生労働省HP
・食中毒
・家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
・食品安全委員会HP