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もしもの時も、ずっと一緒に。愛犬・愛猫・小動物のためのペット防災 もしもの時も、ずっと一緒に。愛犬・愛猫・小動物のためのペット防災

 

地震や大雨などの災害は、いつ起こるか分かりません。ただ、ペットの防災のことは気になりながらも、何から始めればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、犬・猫・うさぎなどの小動物、それぞれの特徴に合わせた備えをペットライターの山本さんにご紹介いただきました。大切な家族と一緒に乗り越えるために、できることから始めてみませんか。

おしえてくれたのは ペットライター 山本佳世さん おしえてくれたのは ペットライター 山本佳世さん

愛玩動物飼養管理士、ペット災害危機管理士、ペット共生住宅管理士の資格を取得し、ペットライターとして活動中。ペット雑誌やペット関連のweb記事の記事執筆や、飼い主さんへの暮らしのアドバイスなどを行っています。

 

共通の心構え共通の心構え

備え_イラスト画像 備え_イラスト画像

ペット防災の基本は
「同行避難」を知り、
「在宅避難」にも備えること

災害時に避難が必要になった場合、飼い主さん自身の安全を確保した上で、ペットと一緒に指定緊急避難場所等に避難する「同行避難」が推奨されています。
ただし、避難所内でペットと一緒に滞在する「同伴避難」は自治体や施設ごとの判断に委ねられ、制限されることも少なくありません。
自宅と周辺の安全が確保されている場合は、自宅で生活を続ける「在宅避難」という選択肢もあります。
そのため、家具の固定など住まいの防災対策や、ペット用品の備蓄を進め、自宅で安全に過ごせる環境を整えておくことも大切になります。

 

 

これだけは備えたい!ペット防災8か条 これだけは備えたい!ペット防災8か条

01_家の安全対策 01_家の安全対策

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キャットタワーにゆるみがないか点検

家具の転倒防止はもちろん、ハウスやキャットタワーなど、ペットが過ごす場所の安全も確認しましょう。地震で倒れたり落下したりする危険がないか、一度見直しておくことが大切です。

 

02_ペットフードをローリングストック 02_ペットフードをローリングストック

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特に療養食やプレミアムフードなど、一般の小売店では手に入りにくいペットフードは1ヶ月分ほど多めにストックしておくのが安心

家具の転倒防止はもちろん、ハウスやキャットタワーなど、ペットが過ごす場所の安全も確認しましょう。地震で倒れたり落下したりする危険がないか、一度見直しておくことが大切です。

 

03_迷子対策 03_迷子対策

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首輪を嫌がる犬や猫には、マイクロチップを(写真はライター山本さん愛猫のマイクロチップ登録証明書)

災害時は思いがけないタイミングや一瞬の隙にペットが逃げ出してしまうことがあります。迷子札やマイクロチップを装着し、万一離ればなれになっても飼い主さんの元へ戻れる備えをしておきましょう。

 

04_健康管理 04_健康管理

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定期的なワクチン接種も忘れずに

感染症予防のワクチン接種やノミ・ダニ予防は、ペット自身を守るだけでなく、避難所など共同生活の場でも大切になります。ペットに持病がある場合は、常備薬も普段から多めに用意しておきましょう。

 

05_キャリー・ケージに慣れる 05_キャリー・ケージに慣れる

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災害時だけペットをキャリーやケージに入れようとしても、嫌がって入らないことがあります。普段からハウスや遊び場として使い、「安心できる場所」と覚えてもらうことも大切です。

 

06_しつけをしておく 06_しつけをしておく

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犬なら「マテ」「オスワリ」、猫や小動物もトイレトレーニングをしておくなど、避難生活で役立つ習慣を身につけておくとスムーズ。特に犬は吠え癖があると周囲の迷惑になるので、無駄吠えのしつけを。

 

07_避難先を考えておく 07_避難先を考えておく

在宅避難だけでなく、近所にペット受け入れ可の避難所があるか確認を。受け入れ不可の場合、親戚や友人宅、ペットホテルなど、万一の場合に頼れる場所を確認しておくことも大切です。

 

08_地域とのつながりを作る 08_地域とのつながりを作る

周囲にペットの存在を伝えておくと、災害時の救助や一時預かりなど、助け合いにつながることがあります。普段から近所の人に挨拶をする、お散歩仲間とコミュニケーションをとるなど、地域とのつながりを持つことも防災の一つです。

 

 

 

持ち出し品・備蓄リスト

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災害時は必要なものをすぐ持ち出せるよう、一つのバッグにまとめておくのがおすすめです。ペットと同行避難をする際に、最低限そろえておきたいものを見ていきましょう。

・ペットフード・飲み水(1週間分以上)
・食器
・常備薬・療法食
・ケージ・キャリー
・ペットシーツ・マナー袋
・首輪・リード(予備も)
・ブラシやタオルなどのケア用品
・防寒・防暑用品(カイロや瞬間冷却パックなど)
・迷子札・ペット情報カード(飼い主さんの住所や氏名、ペットの年齢や種類、注意事項などを記したもの)
・ガムテープ・ゴミ袋

注意したいのは、「買って終わり」にしないこと。いざという時に「組み立て方が分からない」「入らない」と慌てないためにも、サイズや使い方を確認しておきましょう。

 

 

動物別の注意点

犬_画像 犬_画像

【犬】
お散歩中にできる備えと
日頃からのしつけがポイント

犬は慣れない場所で吠え続けたり、不安から攻撃的になったりすることがあります。
そのため、「オスワリ」「マテ」「ハウス」などの基本指示を覚えさせ、クレート(ケージ)に慣れさせることが、パニックを防ぎ周囲への配慮にもつながります。
また、普段のお散歩コースに避難所までの道を組み込んで歩いてみたり、キャンプで避難のシミュレーションをしたりするのもおすすめ。実際の状況をイメージしておくことで、いざという時も落ち着いて行動できます。
防災バッグには、犬用の靴や靴下、大きめのタオルやシーツなどもあると便利です。がれきから足を守ったり、興奮した時に体を包んで落ち着かせたりと、さまざまな場面で役立ちます。

 

猫_画像 猫_画像

【猫】
隠れる・逃げる!
脱走対策とリラックスの工夫を

猫は大きな音や環境の変化が苦手で、驚くと狭い場所へ隠れたり、急に飛び出したりすることがあります。そのため、日頃から扉や窓に脱走防止対策を行い、完全室内飼育を心がけることが大切です。
防災バッグには、いつも使っている猫砂や、猫や飼い主さんの匂いがついた布などを入れておくと、慣れない環境でも安心しやすくなります。
また、洗濯ネットは猫の防災グッズとしてぜひ準備しておきたいアイテムです。かわいそうに思えるかもしれませんがネットに入れることで落ち着きやすくなり、キャリーへ安全に移動させやすくなります。

 

うさぎ・小動物_画像 うさぎ・小動物_画像

【うさぎ・小動物】
繊細な命を守る、
温度管理とストレス対策

うさぎやハムスターなどの小動物は体が小さく、とても繊細です。強いストレスで体調を崩しやすく、絶食が命に関わることもあります。また暑さや寒さにも弱い種類も多いため、急激な温度変化には注意が必要です。
日頃からケージは倒れないようしっかり固定し、落ち着いて過ごせる環境を整えておきましょう。また、停電でエアコンが止まった場合に備え、保冷剤やカイロなど、電気を使わずに温度調整できるものを準備しておくと安心です。
防災バッグには普段食べている牧草やペレット、給水ボトル、ペットシートなどを準備しておきましょう。キャリーに布を掛けて視界を遮ることで、移動中のストレスを和らげることもできます。

 

 

コープで揃う!
いつものお買い物で
ローリングストック

山本さんがコープのカタログから、ペットの防災用に備えたいものをピックアップ!どんな使い方ができるか、考えてみました。

ローリングストック_画像 ローリングストック_画像

防災用に活用したグッズの一例。左から、食品用ラップを付けた紙皿、水入れと食器代わりにしたフードパック、アイラップで小分けにしたペットフード

ペットフード_画像 ペットフード_画像

○ ペットフード

普段使いしているドライフードはもちろん、缶詰やパウチなどのウェットフードもあれば、非常時の水分補給の助けにもなり一石二鳥。

ペットシーツ_画像 ペットシーツ_画像

○ ペットシーツ

ペット用はもちろん、いざという時は人用簡易トイレの補助としても活躍。

食品用ラップ_画像 食品用ラップ_画像

○ 食品用ラップ

食器を洗わずに使いまわせるほか、新聞紙などで作った紙皿の防水カバーにも。

○ 生理用品

生理ナプキンやおりものシートは、犬用のマナーバンドやおむつの代用品に。

フードパック_画像 フードパック_画像

○ フードパック

蓋と本体を切り離せば、一度に2つの食器(フード用と水用)に代用できます。

牛乳パック_画像 牛乳パック_画像

○ 牛乳パック

ドライフードを入れるスコップや、水飲み用食器に。洗って繰り返し使えるので便利。

アイラップ_画像 アイラップ_画像

○ アイラップ

食器に被せる、排泄物を密閉して臭いを防ぐ、フードを小分けにして保存するなど。

チャック付き保存袋_画像 チャック付き保存袋_画像

○ チャック付き保存袋

ペットフードの小分けや、排泄物の密閉、水を入れて凍らせ保冷剤代わりに。

○ ペーパータオル

新聞紙やポリ袋と組み合わせて使うことで、ペットシーツ代わりになります。

 

 

マネしてほしい!
山本さんのペット防災対策

ペットライターの山本さんに、愛猫の防災のために備えていることを紹介してもらいました。ぜひみなさんもマネしてみてくださいね。

\ キャリーは常にリビングへ /

キャリーは常にリビングへ_画像 キャリーは常にリビングへ_画像

リビングの頑丈なダイニングテーブルの下にキャリーを置いて、ハウス代わりにしています。何かあった時すぐに猫を入れられるのはもちろん、普段から動物病院に行くときに警戒されないようにする目的も。キャリーのポケットには洗濯ネットとペットシーツも入れています。

\ ペットフードは小分けしておく /

ペットフードは小分けしておく_画像 ペットフードは小分けしておく_画像

100円ショップなどで販売しているアルミの小分け袋にキャットフードを小分けしています。酸化を抑える目的と、災害時に必要な分を持ち出すのに便利です。

\ ペットステッカーを貼る /

ペットステッカーを貼る_画像 ペットステッカーを貼る_画像

日中は猫だけ留守番させることが多いので、玄関に家に猫がいる旨のステッカーを貼り、万が一の時に助けてもらえるよう、近所の人に周知しています。

 

 

日頃からの
“ゆるい”備えを


“ゆるい”備え_画像 “ゆるい”備え_画像

ペット防災は、特別な準備ばかりではありません。「いつものフードを少し多めに買っておく」「キャリーに慣れてもらう」「家具の配置を見直す」。そんな毎日の積み重ねが、もしもの時に大切な命を守ることにつながります。
また、記憶に新しい今年7月の熊本地震は“真夏の被災”となり、熱中症が懸念されました。暑い時期の車中避難では熱中症を防ぐため、ガソリン切れに備えた燃料の確保、エアコンによる温度管理、こまめな水分補給、保冷グッズの活用が大切です。
うちの子に合った備えは、それぞれ違います。まずは今日できることを一つから。大切な家族がいつもの毎日を少しでも安心して過ごせるよう、今から準備を始めてみませんか。

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