
今回は爽やかな甘みとシャキシャキとした食感が魅力のNZ産りんごについて、野菜ソムリエ上級プロの久保ゆりかさんに解説していただきます。特徴をはじめ、基本の剥き方と切り方、食卓を彩る可愛らしいアレンジ切り、おいしい食べ方や保存方法まで、NZ産りんごのすべてをご紹介します。

▲ 教えてくれたのは、野菜ソムリエ上級プロの資格を持つ、フードコーディネーターの久保ゆりかさん。身体の中からキレイになるレシピを得意とされています。
知っておきたい!NZ産りんごの特徴
NZ産りんごってどんなりんご?
気候が穏やかなニュージーランドは、りんごの栽培に適した国。南半球に位置しているため日本と季節が真逆で、りんごの収穫は2月頃から始まり、4月から8月にかけて市場に出回ります。日本のりんごは秋から冬にかけて旬を迎えますが、夏でも旬のりんごが食べられるということで年々人気が高まっています。

NZ産りんごの主な品種には、爽やかな甘みとパリッとした食感が特徴の「ブリーズ」、甘みが強くシャキシャキとした食感のある「ダズル」、甘みと酸味のバランスが絶妙でサクッとした軽い口当たりの「ジャズ」などがあります。日本のりんごに比べると小ぶりなものが多く、皮ごと丸かじりするのにもおすすめです。
りんごにはビタミンやカリウム、食物繊維、ポリフェノールなどの栄養素が含まれていますが、NZ産りんごで注目すべきは体内の酸化を抑える抗酸化作用の高さ。日差しが強く環境の汚染度が低いNZ産の果物は、他の国で育ったものよりも抗酸化作用が多く含まれていると言われています。
基本のりんごの切り方
まずは、基本的なりんごの切り方をおしえていただきました。

\ 皮を剥く際のポイント /
「りんごの丸みに沿ってくるくると皮を剥く方法もありますが、実の部分を大きく削ってしまったり、不安定になって怪我をしてしまったりすることも。くし切りにしてから皮を剥く方が簡単で、食べたい分だけ皮を剥いてあとは保存しておけるというメリットもあります。包丁で上手く剥けない時には、ピーラーを使っても便利です。」

1.くし切りにする
りんごを縦半分に切り、皮を上に向けて再び縦半分に、さらに半分に切って1/8サイズにする。



2.芯を取り除く
芯が上にくるように手に持ち、芯の部分に斜めの切れ込みを入れ、りんごの向きをぐるりと180度変えて同じように反対側にも切れ込みを入れて取り除く。


3.皮を剥く
皮が上にくるように手に持ち、包丁の刃元を皮と実の間に入れて親指で軽く抑えながら、りんごの丸みに沿って皮を剥く。


\ 皮剥きに便利な道具 /

小ぶりなNZ産りんごのカットや皮剥きに便利なのが、ペティナイフ。フランス語で“小さいナイフ”を意味し、小回り効いて使い勝手が良く、飾り切りなどの細かい作業にも重宝します。
アッと驚くアレンジ切り
お弁当やちょっとしたおやつシーンで楽しく食べられる飾り切りや、アレンジ切りをおしえていただきました。
お菓子感覚でつまめる!スティック切り

① りんごを1.5cm幅で縦の輪切りにします

② さらにそれぞれのスライスを1.5cm幅で縦にカットして芯の部分を取り除けば、フライドポテトのようなスティック状りんごのできあがり。手に取りやすく、小さなお子さんでも片手でパクパクと食べられます。

お弁当のアクセントにピッタリ!ストライプの飾り切り

① くし切りしたりんごの皮に、刃先で斜めに1cm間隔の切れ込みを入れます。浅く刃を入れる程度で、深く切らないように注意しましょう。

② 次に模様に沿って皮を剥がしていけば、キレイなストライプ柄が登場。赤色が濃いりんごの方がより鮮やかになります。

栄養をまるごとパクリ!簡単!スターカット

りんごを1.5cm幅で縦の輪切りにする「スターカット」は、断面の真ん中にある芯の部分が星形に見えることからこう呼ばれるようになったそう。りんごの皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているため、皮がついたまま食べることで栄養アップ!さらに、ゴミも少ないのでとってもエコですよ。
① りんごを横向きに置いて、好みの厚さでカットするだけ!

② 芯の部分を型抜きで可愛くアレンジするのもおすすめです。

野菜ソムリエ直伝!NZりんごのおいしい食べ方
せっかくならNZりんごのおいしさをいつまでも楽しみたい!久保さんにおいしい食べ方をおしえてもらいました。
\ 生のまま食べる際のポイント /
「生のりんごは果肉に含まれるポリフェノールが空気に触れることで酸化し、茶色く変色してしまいます。変色しても味や栄養価に影響はありませんが、見た目が気になる場合は変色を防ぐ工夫をしましょう。」

塩水やレモン汁に浸す方法が一般的ですが、久保さんのおすすめは“はちみつ水”。水100ccに対してはちみつ大さじ約1/2(※割合の目安)を入れてよくかき混ぜた“はちみつ水”にりんごを浸せば、変色を防ぐ上にほんのりとした甘みが加わり食べやすくなるそうです。
久保さんおすすめ簡単アレンジ
「ホットサンドメーカーにパイ生地→りんごのコンポート→パイ生地の順番で乗せて挟んで焼けば、簡単にアップルパイが作れちゃいます。お子さんと一緒に調理するのも楽しいですよ」

久保さん直伝! フライパンで焼きりんごレシピ

久保さんにフライパンで作る見た目もかわいい焼きりんごをおしえていただきました。フライパンにバターを溶かしたら、あとはりんごと砂糖でじっくり焼き色をつけるだけ。焼いているそばから甘い香りが漂ってきて、幸せな気分になれます!こちらもぜひ作ってみてくださいね
新鮮さをキープ!基本の保存方法

常温保存の場合
気温が18℃以上になると傷みやすいので、直射日光が当たらない風通しの良い冷暗所で保存するのが理想です。乾燥を防ぐために1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んで保存しましょう。保存期間は1ヶ月程度が目安です。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存する場合も1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。りんごはエチレンガスが発生して他の果物や野菜の熟成を早めるので、密閉できる保存袋に入れることがポイントです。保存期間は2ヶ月程度が目安。
冷凍保存の場合
りんごは冷凍するとシャキシャキ食感は失われますが、お菓子やデザートのアレンジに便利。薄い櫛形にカットしたものを保存してシャーベット状にして味わったり、スムージーの材料にしたり、加熱してジャムや焼きりんごにしたりと幅広い用途に活用できます。保存期間は1ヶ月を目安に。
NZ産りんごは小ぶりで実が詰まっているのでカットやアレンジに便利で、ぶきっちょな私でもスムーズに調理ができました。スティック切りはスナック菓子感覚で食べられるので、ダイエット中のおやつにも良さそうです!
(SATETO編集部 山本)
教えてくれたのは

- 料理家 久保ゆりかさん
- 野菜ソムリエ上級プロの資格を取得し、書籍やWEB等へ掲載する料理撮影、フードコーディネート、各種メディアへの出演のほか、飲食店のメニュー監修、執筆、商品開発など、多方面で活動中。













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