農薬を慣行栽培の３割以下の使用回数に

榎田農園は熊本県の北部、有明海に面した干拓地の玉名市横島町にあります。この一帯は阿蘇外輪山を水源とする菊池川が南北に貫流し、温暖で平坦な水田地帯で園芸が盛んな地域です。榎田さんは、農薬を使用しない栽培で様々な病害虫対策にこれまで取り組んでこられました。現在は化学肥料を使わず、有機質肥料（菜種油粕、綿実油粕、グァノ、米糠等）だけを使用し、農薬を慣行栽培の3割以下の使用回数にとどめて栽培されています。

身が締まった甘いトマトを育てています

自然な受粉のためにマルハナバチを使い、また味を落とさないよう必要以上に水を与えて大きくすることはしていません。熟れるのに日数がかかり皮目は硬めですが、甘くて日持ちします。1月に収穫される一番果は粒が大きく、身が締まって甘さが増してよりおいしくなります。「おいしいものを届けたい。」という気持ちをこめて育てられています。