病原菌を持たない豚を健康に育てる

大西海ファームは長崎県西海市郊外に豚舎を構えています。肥育されている豚はおよそ1万7,000頭あまり。大規模な農場なので肥育管理にコンピュータなどを取り入れるなど合理化を図りながらも、細部にまで心配りをしながら大切に育てています。
中でも特に力を入れているのが、厳しい防疫対策。大西海SPF豚の商品名についている“SPF”というのは、Specific（特定の）Pathogen（病原菌）Free（いない）の頭文字をとって略したもので、豚がかかりやすい5つの特定疾患の病原菌を持っていない豚のことをこう呼びます。病原菌を持たない豚を健康に育てることにより、抗生物質の投与を最小限でおさえられることができるのです。

育て方だけではなく餌にもこだわりがあります

飼料の中身は豚の日齢や体重ごとに決められていて、出荷100日前からは抗生剤が入っていないものを与えています。餌の管理にはコンピュータを使っていますが、ちゃんと豚が飼料を食べているかを確認するのは生産者の仕事。いくら合理化されても人の手は欠かせません。

組合員とともにこれからも

ララコープとは設立当初からのおつきあいで、組合員さんとの勉強会やイベントにも参加させていただき、一緒に試食しながら直接意見を聞かせてもらい、日々勉強しています。“おいしい”という組合員さんの声が、私たちの何よりの励みです。これからも、もっと、味がよくて体にもいい、安全、安心なお肉を提供していきたいと思っています。